今年もカミさんの故郷から温州みかんが送られてきた。
「勘寿みかん」という農園ブランド品である。
みかんの肌に残っている白い粉末はカルシウムだという。
説明書によれば、甘さを増すためにカルシウム粉末を使っているのだそうで、栽培時に噴霧したのか収穫後にまぶしたのかは書いていない。
粉末をブラシで落としてから出荷しているというが、よく見れば僅かに残っている。
そのカルシウム効果かどうかわからないが、勘寿みかんは毎年美味しい。
農産物は地域ブランドの品質基準だけに従うと、どうしても外観偏重に流れる。
糖度検査などが出来る農産物はごく一部に限られ、たいていは大きさ、形状、色などの外観でランク分けされるからだ。
例えば日本中のトマトが「桃太郎」になってしまったのは、美味しいからではなく供給者側の都合だった。
農家が美味しさにこだわって独自ブランドを立ち上げられる時代になったのは良いことだと思う。
「勘寿みかん」という農園ブランド品である。
みかんの肌に残っている白い粉末はカルシウムだという。
説明書によれば、甘さを増すためにカルシウム粉末を使っているのだそうで、栽培時に噴霧したのか収穫後にまぶしたのかは書いていない。
粉末をブラシで落としてから出荷しているというが、よく見れば僅かに残っている。
そのカルシウム効果かどうかわからないが、勘寿みかんは毎年美味しい。
農産物は地域ブランドの品質基準だけに従うと、どうしても外観偏重に流れる。
糖度検査などが出来る農産物はごく一部に限られ、たいていは大きさ、形状、色などの外観でランク分けされるからだ。
例えば日本中のトマトが「桃太郎」になってしまったのは、美味しいからではなく供給者側の都合だった。
農家が美味しさにこだわって独自ブランドを立ち上げられる時代になったのは良いことだと思う。