kenharuの日記

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大火の記憶

2016-12-23 | その他
糸魚川の大火の映像を見て、子供時代の体験を思い出した。

ボクが育った能代市は、かつては異常なほどに火事が多かった。
100戸以上焼失した大火だけでも、江戸時代に8回あって、それ以降は昭和20年までに19回も発生している。
ボクが生まれてからは2度の大火があり、昭和24年に2238戸、昭和31年に1575戸が焼けている。


2度目の大火ははっきりと記憶に残っている。
火がこちらに向かっているからと、小学生のボクはランドセルを背負って、手には柱時計を持たされ、近くの親戚へ避難した。
逃げる人々の流れに混じって、ゆるやかな坂道を上りながら、足を止めて自宅方向を振り返ると、空は一面に真っ赤。大規模な火災だから、火事とは反対側の空までが赤く染まっていた。
火災現場までは距離があって、炎や火の粉は見えなかったが、遠くの空を「火鳥」が飛ぶのが見えた。
能代では、細かな火の粉を「火ぼこり」と言い、もっと大きな、板切れなどが燃えながら飛ぶのを「火鳥」と呼んでいて、大人たちから「火鳥が飛べば大火になる」と聞かされていた。
幸いに、火はボクの家を避けて通った。

大火の数日後から、広々とした焼け野原がボクらの遊び場になった。
屑鉄を拾い集めたり、銭湯のきれいなタイルを剥がしたり、駄菓子屋の店先を発掘してラムネビンのガラス玉を探した。大火の焼け跡は整然としてきれいなもので、ラムネが並んでいた場所をかき回せば、細かなひび割れの入ったビー玉がすぐに見つかったことを覚えている。

小さな町なのに、毎年冬の季節風が吹きはじめると、頻繁に火事が起きた。
火事見物が大好きという人が多かった。
地元の小新聞に「筒先をとらないでください」という見出しが出たことがある。
火事場で消防士が放水していると、「お前は下手だから」と、筒先を横取りする野次馬が居るのだと言う。
今ではちょっと信じられない、本当の話である。
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探鳥会

2016-12-18 | 野鳥
今日は今年最後の探鳥会。
近場の公園をお仲間と歩いてきた。

空飛ぶ宝石カワセミ君や


クリクリおめめのオジョウさん。


風のない暖かな一日だった。
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鮭トバ完成

2016-12-17 | 食べ物
朝、燻製小屋から冷燻した鮭を取り出した。

いい色になっている。
試食してみると大成功で、期待以上に美味しい。
ソフトトバ状態である。

昨夜は暗闇で作業したため、1本だけ燻製し忘れたのがあった。
そのおかげで、燻製していないものと食べ比べが出来た。
やはり、燻製した方が美味しい。
燻煙効果で日持ちするとは思うが、さらに数時間干して完成とした。

これは、鮭一匹から2本しかとれない、ハラスの燻製。

脂があって一番美味しい部分だが、脂焼けするから保存性が悪い。
さっそく二人で食べてしまった。
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鮭トバづくり

2016-12-16 | 食べ物
鮭トバ用の漬け汁を作った。

醤油ベースにミリンと酒、庭のローズマリーとオホーツク昆布、月桂樹と手持ちスパイス各種、いろいろ入れてある。

3枚におろした鮭を、半日風乾して身をしめてから、細長く切って、


漬け汁に一晩漬け置いた。


今日は、天気予報通りに冷たい空っ風が吹き、絶好のトバ作り日和となった。
食べやすいように、包丁目を入れてから風乾。


一日干したら燻製小屋に入れて、


今夜はスモークウッドで冷燻がけ。


あと半日も干せば、燻製トバの完成。
正月用の酒の肴である。
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鮭をさばく

2016-12-15 | 食べ物
今日からは、冬型の気圧配置になって、からっ風が吹くという。
よしそれならと、昨夜、冷凍保存していたサケを解凍しておいた。
この秋にオホーツクで釣ったサケである。

鮭をさばくのは久しぶりなので、なんだか楽しい。

胴体だけの鮭。
尾と頭は北海道に置いてきた。

三枚おろし。

さばき終わって残るアラは、中骨とカマ。

で、昼のオカズは中骨とカマだけの三平汁。

炊き込みご飯の具は、ヤマメの燻製。
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夏を快適に過ごす方法

2016-12-10 | その他
ボクは夏の暑さに弱いだけでなく、エアコンの冷風も苦手である。
だから、わが越谷市の猛暑をどう避けるかについて、頭を悩ませている。
これまで考えていた対策は、①夏を涼しい土地で過ごす、②涼しい土地に転居する、という二つである。

①案については、既に過去10年間、夏の北海道暮らしを続けた。
しかし、そろそろ、遠くに移動する元気が無くなることを考えなければならないので、②の引越し案も検討し始めている。

そしてさらに、夏を快適に過ごす第3案を思いついた。
断熱性能の高い、魔法瓶のような住宅なら、温度ムラの少ない、快適な生活が出来るのではないか。
そう考えて高断熱高気密住宅に注目。
こんなデータがあった。


次世代省エネ基準として設定された、住宅のQ値(熱損失係数)である。
一条工務店の「Q値 0.76」がダントツのトップになっている。
これは、5位のミサワホームに比べて、およそ半分なので、冷暖房のコストが半分で済むのだそうだ。
国が関東エリアの住宅の基準値として設定したQ値は2.7だから、これに比べた場合は、3分の1以下で済むことになる。当然、室内の温度ムラも少なくなるだろう。

物好きなボクは、早速、一条工務店のモデルハウスを見学に行った。
見てびっくり、断熱の仕方がすごかった。
断熱性能がグラスウールの1.5倍という、厚さ120ミリの発泡プラスチック(EPS)が、壁、床下、天井裏に、完全にスキマ無く入れてある。
床下を見ると、床板と断熱材の間を空気が流れないようにと、周囲に気密パッキンを挟んでいた。

在来工法の住宅では、天井裏にグラスウールを敷き詰めても、隙間が出来るから、天井の熱はどんどん屋根裏に逃げてしまう。
構造が吊り天井になっている場合は、断熱材を隙間無く並べるのは、実際のところ不可能である。

モデルハウスの窓は、樹脂製サッシに3層ガラス。
換気装置は90%の熱を回収するという、熱交換システム。
断熱性能へのこだわりと徹底ぶりに驚かされた。
「Q値 0.76」のおかげで、24時間全館床暖房仕様なのに、「一般住宅と光熱費が同等」になるという。
にわかに信じがたいほどの、高性能住宅である。

これなら夏を快適に過ごせるだろうが、その価格を見ると、涼しさを通り越してフトコロが寒くなりそうな気がした。
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スモークサーモン

2016-12-07 | 食べ物
北海道で釣ったサケで作ったスモークサーモン。

うす塩して冷凍しておいたサケに、昨夜から今朝まで、燻煙をかけた。
15度ぐらいでの冷燻である。

一応生食ではあるが、冷凍期間が長かったから、アニサキスの心配はないだろう。
最後に真空パックして完了。


うす塩保存で水分が抜けている物を使ったから、食感が硬めである。
それなりに美味しいのだが、水浸しみたいな市販品を食べ慣れている人には、違和感があるかもしれない。
いろいろ楽しみたいので、次回は生のまま保存してあるもので作る。



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犯人は捕らえたが

2016-12-05 | その他
柿食い犯人は捕らえたものの、干し柿はまだ製造途中である。
鳥害ばかりを考えて、ネズミの出る作業場に柿を移したのは失敗だった。

ネズミが綱を伝って接近できないように、「ネズミ返し」をつけようかとも思ったが、奴らの運動能力を考えると、簡単に突破されそうな気がする。
ネズミではなくてリスの例だが、ネズミ返しを見事に突破する愉快な動画を見た。

冬場は暖かなサンルームで過ごすことが多いので、日中だけ、サンルーム前に柿をぶら下げることにした。
ルーム内で人影が動き回るから、野鳥は近寄らない場所である。
洗濯物のように、朝外に出して、夕方には屋内に取り入れれば良い。
柿の数が少なくなったので、一度に動かせるようにした。

今日は日向の気温が上がり過ぎて、ハエが飛び回ったので、扇風機の強風を当てた。
なお、念のために、全部の柿を熱湯消毒した。

鳥に突かれ、ネズミにかじられ、ハエに舐められる・・・
今年は苦労の多い干し柿づくりになった。
戦いはまだ続くのかもしれない。
「なーに、リタイヤ者の恰好な暇つぶしさ」と言えば負け惜しみか。
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ネズミの一家

2016-12-04 | その他
ハツカネズミを1匹捕らえたが、まだ他にも居る筈だ。
かじられた柿を餌にして、今度はネズミを想定して、ワナを仕掛けなおした。

今朝、起き抜けに見に行くと・・・・

今度は2匹を捕獲。

粘着剤で動けなくなっただけなのに、2匹とも息が無い。
ストレスだけで死ぬのかな。

ネズミの一家が居るようだ。
干し柿対策としてではなく、本格的なネズミ駆除が必要かもしれない。
ワナを置いた場所は、屋外の作業場だが、家の中に入り込んでいる可能性もある。
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犯人逮捕

2016-12-03 | その他
柿を食べる犯人を捕らえるための仕掛け。

ネズミ捕獲用の粘着剤つきの板を添えた。

すると・・・
想定していた夜間ではなく、今日の日中に犯人逮捕。
予想通り、ネズミだった。
ポリ袋に入れて、ゴミ焼却場行きである。

鳥なら逃がしてやるのだが、ネズミだという理由だけで、哀れなもの。
ハツカネズミだろうか、つぶらな瞳が心に残った。
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