友人のブログに、散歩途中に撮影したというダイサギの写真が掲載された。
そのダイサギは目の周りが青みがかって、繁殖期の終わりを思わせる色になっていた。
それで思いついたのだが(ブログネタが無いので)、昔書いた「繁殖期には目の色変えて」というエッセイを掲載する。
********************************
「繁殖期には目の色変えて」
ダイサギとチュウサギは良く似ていて、見分けるのが難しい。
両者は入り混じって行動していることが多いから、奴ら自身にも紛らわしいのかもしれない。
サギ達は繁殖の時期になると「眼の色を変えて」嫁さん婿さん探しを始める。
ダイサギは眼先が青くなり、
両者は入り混じって行動していることが多いから、奴ら自身にも紛らわしいのかもしれない。
サギ達は繁殖の時期になると「眼の色を変えて」嫁さん婿さん探しを始める。
ダイサギは眼先が青くなり、
チュウサギは眼が赤くなって目先が黄緑色になる。
この婚姻色の違いは、両者の交雑を防ぐ仕掛けではないかと思う。
DNAに色の好みが書き込んであれば、異種の色香に惑わされることはないだろう。
ひとつの種(しゅ)が存続するには「他種と交雑しない」ことが必須条件だ。
アフリカのライオンとアジアにトラは、その生息域が離れているから、自然のままで交雑することは無いのだが、動物園では一代雑種「ライガー」が生まれる。
両者を隔てている障害(距離など)を、人為的に取り除いてやれば、交雑しうるのである。
トンボとりの話だが、ヤンマのオスをおびき寄せるために、異種のトンボの腹部に白い絵の具を塗り、竿の先に繋いで振り回す方法がある。オスは白い腹をみると、メスだと思って飛びかかってくるのだ。
こんな事例から悪趣味な空想をするのだが・・・繁殖時期のサギ達を捕まえて、片っぱしから別色のアイシャドウを塗って野に放したら、どうなるだろう。
試してみたいと思っている。
.