菅生沼の白鳥見物ついでに、茨城県自然博物館に初めて立ち寄った。
長いこと前を素通りしてきた博物館である。
しかし、「白鳥見物ついでに」というボクらの見学態度は大間違いだった。
こんな面白い博物館があるのかと大いに感心させられた。
館内に入ると、まずは中国で発掘されたマンモスの骨格レプリカが登場する。
小さな模型や写真で見るのとは違って、大迫力に圧倒される。
マンモスに続いて、恐竜などの骨格化石が現物サイズで次々に登場。
これはヌオエロサウルスだが、大きすぎるため二階をぶち抜いた展示になっている。
骨格の化石だけでなく、リアルに動いて咆哮するロボット恐竜も居た。
この博物館は、映像やミニチュアではなく、実物大の化石などを見せることにこだわっているようだ。
古代のサメの歯。
口の中にボクの姿。
ガラスケース内のマンモスの臼歯が興味深かった。
シーラカンス
これも実物大。
巨大な古代の虫?
展示品は宇宙天体から始まって、動物、植物、鉱物など、自然科学の各分野にわたっているが、際限ないので、大量展示されていた鉱物のごく一部を紹介。
珍しい鉱物が多種類並んでいた。
鉱石がどこで生成されたかを説明する展示もある。
白鳥見物のついでに立ち寄った博物館だが、中身が濃すぎて、ついでではとても見きれない。
丁寧に工夫された展示のおかげで、興味がそそられ、心が動かされた。
科学に興味を持たないカミさんが、宇宙の展示コーナーを見て感動していたのには驚いた。
あらためて出直すことにして、半分ほどを見学したところで引き上げた。
入館料は、館内見学と野外散策路(菅生沼)の両方で、70歳以上は270円。
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