ごっとさんのブログ

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上海オープンテニス経緯

2018-10-14 10:10:36 | テニス
今週から中国の上海で上海マスターズ(ATP1000)が開催されています。

この大会にはトップ選手は故障のナダル以外ほとんど出場しており、錦織も第8シードとして参戦しました。錦織は7日に楽天オープンの決勝に出場し、その日からこの大会が始まりますのでかなり厳しいスケジュールとなりましたが、第8シードまでは1回戦免除ということで若干休む時間もできたようです。

錦織の2回戦は地元中国のウー(呉)との対戦となりました。彼はまだ18歳でランキングは低いのですが、昨年全米ジュニアで優勝したという中国期待の星で招待枠での出場でした。

1セットは錦織の調子が出ないうちにビシビシと強打を決め、あっというまに3-6で取られてしまいました。それでも2セットになり錦織も落ち付いてくると、粗さが目立つようになり6-0で簡単に錦織が取りました。この流れで3セットも6-3でとり逆転勝利しましたが、このウーも次世代選手として期待できそうです。

3回戦は31歳のビッグサーバーのクエリーとの対戦となりました。200キロ以上のサーブを持っていても、今のテニスはそれを何とか返す技術が出ていますので、やはりしっかりしたストロークがないと上位には勝てないようです。

錦織もタイブレークまで行ってしまいましたが7-6でとり、次は6-4とストレートで勝ち上がりました。

さて準々決勝は第1シードのフェデラーとの対戦となりました。これまで2勝5敗と分の悪い相手ですが、今大会はフルセットの試合もあり勝てないことはないと期待していました。

試合が始まると錦織らしさがあまり見られず、本来ないようなミスが出てしまいました。解説によるとフォアのタイミングが合っていないとのことでしたが、それだけフェデラーが多彩なショットを放っているのかもしれません。

1セットは先にリードを許し、何とか挽回しそうになるのですがあと1本が取れず4-6で取られてしまいました。観戦していると、本来エースとなりそうな鋭い錦織のショットも何とか拾ってしまいます。やはりフェデラーは動きが良いというより読みが鋭く、次のショットの予測がうまいというべきなのかもしれません。

それでも長いストローク戦になると錦織が有利となっていますので、逆転を期待していました。ところがフェデラーは早い段階でネットに出たり、ドロップショットを入れるなど早いポイントで決めてきました。

2セットも先にリードされましたが、すぐに追いつき互いに譲らずタイブレークまでもつれこみました。ここで錦織のミスショットが出てしまいフェデラーに取られてしまいました。錦織はサーブの調子もあまり良くなく、最後までフォアで苦しんだ割には良く戦ったような気もします。

これで準決勝はフェデラーに21歳のコリッチ、ジョコビッチに21歳のズベレフと、レジェンド対若手対決となりましたが、そろそろ若手に勝ってほしいものです。