ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

全豪オープンテニス 3、4回戦大坂編

2019-01-22 10:28:59 | テニス
全豪オープンテニスも3,4回戦といよいよ佳境に入ってきました。

このブログでは2試合分をまとめて書くことにしていますが、今大会は大坂なおみと錦織圭が勝ち上がっていますので、4試合分となってしまいます。

テニスの試合には毎回面白いドラマがあり、書ききれそうにありませんので、今回は大坂なおみの結果を報告し、明日錦織圭の試合を書くことにしました。テニスブログのようになってしまいますが、もう少しお付き合いください。

大坂なおみの3回戦は台湾のシュウエイと対戦しました。世界ランク27位で33歳のベテラン選手ですが、試合が始まると不思議なテニスをしました。

珍しいフォアバック共に両手打ちなのですが、強く振りきるということがほとんどありません。大坂の強く速いボールにうまくラケット面を作って当てるだけですが、これが非常に際どいコースに入るのです。

大坂もより厳しいショットを繰り出すのですが、良いフットワークで追いつき返されてしまいます。当然大坂のミスが増え1セットは5-7で取られてしまいました。昨年までの大坂ですとこのままあっけなく負けてしまうのですが、今年は違っていました。

相手の珍しいショットを分析し、緩い球を混ぜるようになりました。これだとシュウエイも打たざるを得ずミスが出たり、早い球の時にタイミングが狂うようになりました。こうした相手に合わせたうまい対処法で2セットを6-4で取り返すことができました。

シュウエイはこうした相手のボールの力を利用するという戦法で、トップ選手を破ってきたようですが、大坂を見事にこれを覆すショットを使い3セットは6-1と逆転勝利しました。この試合は大坂のメンタル面の進歩が見られた一戦となりました。

いよいよセカンドウイークに突入し、4回戦はラトビアのセバストワと対戦しました。この選手は大坂と同じような鋭いショットと良いフットワークでランキング12位まで上がってきた28歳です。

試合が始まると強打しているにもかかわらずほとんどミスなく打ち込んできました。激しいストロークの応酬となりましたが、時々ミスが出る大坂は1セット4-6で取られてしまいました。

そこで大坂はあまり得意ではないドロップショットやネットに出る戦法を使い始めました。大坂はボレーやスマッシュは決してうまくありませんので、ひやひやして見ていましたが、これがうまく決まり、2セットは6-3で取り返しました。

ファイナルセットは得意のサーブも入るようになり、6-4でまたもや逆転勝利しました。これでベスト8ですが、本当に大坂の成長を実感できる2試合でした。この調子でどこまで勝ち上がれるか次戦が楽しみです。