前回大坂なおみが2回戦を貫録で勝利し、3回戦出場を決めたことを書きました。このブログでは大体2試合終わったところで結果を書くのですが、今大会は日本人選手がいろいろ活躍していましたので長くなってしまいました。
さて問題の錦織の2回戦です。相手は長身のビッグサーバーですが、このカルロビッチはサーブの質が違いました。通常ファーストサーブが210キロ程度で、セカンドサーブでも190キロ程度と錦織のファーストより速いサーブを打ってきました。
ただストローク戦になると動きも悪く、それほど厳しいショットを打つわけではありませんので、かなり不利になります。そのためサーブでもリターンでもすぐネットに出てきてボレーで対抗するという戦法を取っていました。
1セットはカルロビッチのダブルフォルトなどのミスに乗じて中盤リードし、6-3で錦織が取りました。2セットになるとカルロビッチのサーブが良くなり、リターンのうまいはずの錦織が触ることすらできなくなってきました。
結果的には試合を通して59本のサービスエースを決められるという記録を作ってしまいました。それでもこのセットは錦織も自分のサービスゲームを頑張り、6-6のタイブレークまでもつれましたが、これを錦織のうまさで取り2セット先取しました。
これで順調に勝てるだろうと一安心しましたが、それほど甘いものではありませんでした。3セットになってもカルロビッチのサーブとネットプレーは冴えわたり、錦織が付け入るスキが全く出てきませんでした。
5-5となった錦織のサービスゲームで、特に錦織がミスをしたというわけではありませんが、うまいネットプレーの連続でこのゲームを取られ、結局このセットは5-7で取られてしまいました。
4セットになっても全く同じ展開で、やはり5-7で失い、2:2の対となりファイナルセットに突入しました。
実はこの時点で錦織の今大会は終わりとあきらめました。グランドスラムはファイナルセットはタイブレークがなく、6-6となった場合もどちらかが2ゲーム差をつけるまで続けるというルールでした。
これをロングゲームと言いますが、過去3日かかって71-69となるまで戦ったという記録があります。結局何時間かかるかわからず、勝った選手も体力的に限界で、次に簡単に負けるというパターンが多かったのです。錦織の試合も互いに譲らず、6-6まで行ってしまいました。
ところが今年からルールが変わり、ロングゲームにはせず10ポイント先取のスーパータイブレークという制度が導入されていたのです。これなら錦織にも勝つチャンスはあると期待しましたが、やはり錦織のここぞというときの強さが出て、10-8でこれを制し、3時間半にわたる試合に勝つことができました。
これだけ苦労して3回戦進出となりましたので、ゆっくり休んで次戦に臨んでほしいものです。
さて問題の錦織の2回戦です。相手は長身のビッグサーバーですが、このカルロビッチはサーブの質が違いました。通常ファーストサーブが210キロ程度で、セカンドサーブでも190キロ程度と錦織のファーストより速いサーブを打ってきました。
ただストローク戦になると動きも悪く、それほど厳しいショットを打つわけではありませんので、かなり不利になります。そのためサーブでもリターンでもすぐネットに出てきてボレーで対抗するという戦法を取っていました。
1セットはカルロビッチのダブルフォルトなどのミスに乗じて中盤リードし、6-3で錦織が取りました。2セットになるとカルロビッチのサーブが良くなり、リターンのうまいはずの錦織が触ることすらできなくなってきました。
結果的には試合を通して59本のサービスエースを決められるという記録を作ってしまいました。それでもこのセットは錦織も自分のサービスゲームを頑張り、6-6のタイブレークまでもつれましたが、これを錦織のうまさで取り2セット先取しました。
これで順調に勝てるだろうと一安心しましたが、それほど甘いものではありませんでした。3セットになってもカルロビッチのサーブとネットプレーは冴えわたり、錦織が付け入るスキが全く出てきませんでした。
5-5となった錦織のサービスゲームで、特に錦織がミスをしたというわけではありませんが、うまいネットプレーの連続でこのゲームを取られ、結局このセットは5-7で取られてしまいました。
4セットになっても全く同じ展開で、やはり5-7で失い、2:2の対となりファイナルセットに突入しました。
実はこの時点で錦織の今大会は終わりとあきらめました。グランドスラムはファイナルセットはタイブレークがなく、6-6となった場合もどちらかが2ゲーム差をつけるまで続けるというルールでした。
これをロングゲームと言いますが、過去3日かかって71-69となるまで戦ったという記録があります。結局何時間かかるかわからず、勝った選手も体力的に限界で、次に簡単に負けるというパターンが多かったのです。錦織の試合も互いに譲らず、6-6まで行ってしまいました。
ところが今年からルールが変わり、ロングゲームにはせず10ポイント先取のスーパータイブレークという制度が導入されていたのです。これなら錦織にも勝つチャンスはあると期待しましたが、やはり錦織のここぞというときの強さが出て、10-8でこれを制し、3時間半にわたる試合に勝つことができました。
これだけ苦労して3回戦進出となりましたので、ゆっくり休んで次戦に臨んでほしいものです。