ごっとさんのブログ

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全豪オープンテニス女子決勝

2019-01-28 09:46:51 | テニス
全豪オープンテニスもいよいよ大詰めとなり、決勝を残すだけとなりました。

女子は大坂なおみが見事決勝進出を果たし、対戦相手は第6シードのチェコのクビトバとなりました。この試合には、グランドスラム優勝という栄冠と共に、勝った方が世界ランキング1位つまり女王の座を獲得するという大一番となりました。

クビトバは左利きで鋭いサーブとショットを武器にここまでセットを落とすことなく勝ち上がってきた強敵です。試合が始まると決勝戦にふさわしい良い戦いとなりました。本来ゲームが決着するまで観客は声を出さないのが観戦マナーですが、あまりにも良いストローク戦で、観客から「おおー」というどよめきが何度も出たほどです。

大坂は強烈なサーブと早いショットを武器に、クビトバも安定したストロークとドロップショットなどの技を巧みに使い、互いに一歩も引かず6-6のタイブレークにもつれ込みました。ここでクビトバに珍しいミスが出て大阪がリードし、見事大阪がこのセットを取りました。

これで一安心ですが、セットを取ったことによる大坂の油断を心配していました。2セットは大坂の2ゲーム目のサービスゲームが再三ブレークポイントを握られたのですが、何とかこれをしのぎ、逆に3ゲーム目をブレークし大坂が一歩リードしました。

5-4となり大坂はサービスゲームをキープすれば優勝となったゲームから、クビトバの猛攻が始まりました。大坂のミスが出たというわけではないのですが、ここ一番のクビトバの集中力はすさまじく、何と3ゲームを連取され5-7で取られてしまいました。

ファイナルセットはこの2セットの嫌な流れを断ち切れるかどうかでしたが、大坂が最初のサービスゲームを本当に苦労して長いジュースの末守ったところから流れが変わったようです。2時間を超える長い戦いで、クビトバに疲れが出てきたようで、大坂がリードすることができました。

またもや5-4で大坂がサービスゲームをキープすれば勝つという場面が出来上がりました。このゲームは40-15となった次の大坂の強烈なサーブをリターンしたクビトバのボールが外れ、大坂は見事勝利しました。

勝った瞬間の大坂はうずくまりしばらく動きませんでした。この瞬間大坂の全米からのグランドスラム2大会連続優勝と日本人初の世界女王が誕生したのです。

この後行われた表彰式ではあまり良い優勝スピーチとはなりませんでしたが、21歳でこの偉業を達成した大坂を心から祝福したいです。

なお男子はジョコビッチ-ナダル戦と接戦が予想されましたが、ジョコビッチがストレートで優勝しました。本当に楽しい2週間でした。