ごっとさんのブログ

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全豪オープンテニス3,4回戦 錦織編

2019-01-23 09:53:52 | テニス
全豪オープンのようなグランドスラムは2週間にわたって開催されますが、この2週目まで勝ち残るというのがテニス選手の一つの夢になっているようです。

昨日大坂なおみが見事4回戦に勝利し、ベスト8進出を書きましたが、ここではもう一人の日本人錦織圭の経緯です。

錦織の3回戦はポルトガルのソウザとの対戦となりました。ランキング44位で29歳の選手ですが、錦織の力をもってすれば問題なさそうな感じでした。

しかし予想以上に安定した良いストロークで1セットはほぼ互角の戦いとなり、6-6のタイブレークまで行ってしまいました。それでもこれを錦織が取りまずまず安心できました。

ここでソウザが脚の付け根の不調でトレーナーの治療を受け、やはり2セットになるとやや動きが悪くなりました。この後は錦織の楽勝のパターンで2セット6-1、3セット6-2でとり、3回戦にしてやっと安心して見ていられる試合展開で4回戦進出を決めました。

4回戦はスペインのカレノブスタと対戦しました。この選手はランキング23位で27歳ですが、錦織とは初対戦で安定したショットで勝ち上がってきたようです。

1セットは錦織がリードしたもののすぐに追いつかれ、毎ゲームのようにジュースまでもつれこむ長い試合となりました。ショットが安定しているだけでなくフットワークもよく、錦織の強打をよく拾うところで錦織も苦戦していました。

結局1セットはタイブレークとなりましたが、ここでも粘り強さが出て取られてしまいました。この1時間15分もかかったセットを取られたことが、錦織にも微妙に作用したのか、2セットも4-6で取られ錦織は後がなくなってしまいました。

3セットもほぼ互角の戦いでこれは勝てそうにないと感じていました。それでも錦織はよく自分のサービスゲームをキープしまたもタイブレークとなりました。これは錦織が7-4でとり、何とか踏みとどまりました。

4セットは中盤錦織がリードし、これを何とか保ち6-4でとり、勝負はファイナルセットにもつれ込みました。この時点ですでに4時間闘っており、体力が持つかが大きな課題でしたが、錦織もあまり疲れた感じはありませんでした。

このセットは中盤錦織がリードしたのですが、5-4となった最後のサービスゲームを破られ、またもや10ポイント先取のタイブレークにもつれ込みました。ここまで二人とも全く疲れを感じさせないプレーをしているというのはすごいものです。

これも中盤5-8とリードされほぼあきらめかけたのですが何と錦織がここから5ポイント連取という驚異の粘りを見せ、見事逆転勝利しました。この5時間5分という長い試合で見せた体力と精神力は本当にすごいものでした。

テレビでも奇跡の勝利と言っていましたが、錦織の底力を見た気がします。これで大坂に続いて錦織もベスト8入りを果たしましたが、男女ともにここまで勝ち残るというのは本当に素晴らし快挙と言えます。