ごっとさんのブログ

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風邪の治りを早くする薬は本当にないのか

2023-02-04 10:38:12 | 
私は喉に違和感が生じたりちょっと体がだるくなったりして風邪の初期かなと感じた時、最も体に合っているとして常備している風邪薬を飲みます。

これで大体よくなり、風邪らしい症状が出ないで元気になるという事をやっています。しかし専門家によると、風邪はありふれた病気ですが、治癒を導く薬も治りが早くなるクスリも全く証明されていないようです。

風邪は実はとても厄介な病気で、大人が普通に生活をしていると1年で平均2回ほど風邪をひくと報告されています。こうした身近な病気である風邪にかかった時「風邪薬」を飲むことがありますが、実際のところ風邪薬に効果があるのかを検証しています。

ここでは風邪はありふれた病気にもかかわらず、根本的な治療薬は残念ながら見つかっていないとしています。またビタミン類やエネジードリンクなどのサプリメントが有効とする根拠もないようです。

つまり風邪薬は風邪を治すためのではなく、風邪の症状を軽くするためのものでしかありません。医師や薬剤師、あるいは周りの人が「この風邪薬はよく効く」とか「クスリは風邪の引き始めに飲むと良い」と言っていても、残念ながらそのセリフには根拠がありません。

またここでは副作用の問題を取り上げています。どんな薬にもアレルギー反応が起こるリスクがあり、多くの風邪薬で用いられるイブプロフェンならば、飲みすぎると胃や腎臓に障害を受ける可能性があります。

また「総合感冒薬」にふくまれる抗ヒスタミン薬は、眠気やだるさという副作用があります。また風邪に対する抗菌薬の処方はさらに深刻な問題です。

ウイルス感染症である風邪に全く有効でない抗菌薬は、アレルギーだけでなく下痢や吐き気といった新たな問題を生み出す危険性もあります。さらに「耐性菌」を生み出す恐れもあり、世界中で急速に増加している大きな問題です。

薬は適材適所で、利益と副作用のバランスを考え、利益が副作用のリスクを上回るときに使うのが基本としています。結局この専門家は風邪薬を使用するメリットはないことを強調していますが、風邪の症状を和らげることは大きなメリットといえるような気がします。

確かにウイルス疾患である風邪に対して抗ウイルス薬は入っていませんので治す効果はないといえますが、つらい症状を和らげることによってゆっくり休める効果は大きい気がします。

ドラックストアにいくと、広い風邪薬コーナーに多くの薬が並んでいるのはやややり過ぎの感もしますが、それをすべて否定するのは実情に合っていないといえそうです。

病院に行っても市販薬とほぼ同じ風邪薬を処方されるというのが、その必要性と有効性を表しているような気がします。


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