ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

中国オープンテニス 大坂優勝

2019-10-09 10:47:57 | テニス
先週は有明まで出かけた楽天ジャパンオープンと、北京での中国オープンが同時開催されており、楽天はWOWOWで終日放映、中国はDAZNで中継とテニス漬けの1週間でした。

楽天オープンは初出場の王者ジョコビッチが圧倒的な強さを見せ、1セットも落とすことなく完全優勝で決着しました。それでも準々決勝を生で見たジョコビッチの強さとうまさを、その後テレビで見るというのも面白いものでした。

中国オープンは中程度の大会の割には選手に人気があるようで、女子はランキング上位の選手がほとんど参加していました。大坂なおみはランキング4位ですが、シードもそのまま第4シードでの参戦でしたので、難しい試合が予想されました。

大坂はどうもエンジンがかかるのが遅いようで、1回戦、2回戦が毎回苦戦し、そこをうまく切り抜ければ徐々に調子が上がり、優勝を狙えるというパターンが多くなっています。

1回戦は2セット目がタイブレークまでもつれましたが何とかこれを取り、2回戦は少し調子が良くなり6-2、6-0と危なげなく勝ち上がりました。3回戦は強打の選手で、1セットはやや苦戦しましたが相手のミスにつけ込み6-4でとり、2セットは大坂の強さが出てきて6-0と圧勝しました。

準々決勝は今年のグランドスラムの全米オープンに優勝し、19歳で5位までランキングを上げてきたカナダのアンドリースクとの対戦となりました。テニスのタイプも似ている若手対決ですが、アンドリースクはネットプレーなどもうまく落ち着いたプレーをしていました。

1セットから激しい打ち合いの接戦となり、ちょっとした大坂のミスで5-7と取られてしまいました。それでも2セットは大坂の鋭いリターンが決まるようになり6-3で取り返しました。

ここまではどちらが勝つか全くわからない展開でしたが、ファイナルセットはアンドリースクがやや疲れたかミスが出て、6-4で大坂がこの試合を取ることができました。

終了後二人がネットを挟んで何か話し合っていましたが、互いの健闘をたたえていたのかもしれません。このアンドリースクは次世代を担う大坂の良いライバルになりそうです。

準決勝は元女王ウォズニアッキとの対戦となりました。これも難しい戦いになるかと思っていましたが、大坂の強打が勝り、1セットは6-4とやや接戦となりましたが、2セットは大坂が主導権を握り6-2と危なげなく決勝進出となりました。

決勝の相手は現女王オーストラリアのバーティとの対戦ですが、この二人は全く異なったタイプのテニスです。いわば攻めの大坂と守りのバーティの対決となりました。

1セットは大坂の鋭いショットをことごとく良い位置に返してくるバーティの守り勝ちで3-6で取られてしまいました。2セットは逆に大坂の攻めが上回り6-3で取り返しました。

ファイナルセットは大坂のミスがほとんどなくなり、攻めのテニスが功を奏して6-2でとり見事優勝を果たしました。これで大坂は2大会連続優勝の快挙を達成しました。

大坂はネットプレーが下手とかスライスで逃げることをしない(できない?)等、まだまだ伸び代がありますので、今月末のツアーファイナルに期待できそうです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿