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糖尿病」大切な血糖値の自己管理

2022-12-25 11:28:25 | 健康・医療
糖尿病やそれが疑われる予備軍は全国で2000万人ともいわれています。

インスリンがもともと分泌不良の1型糖尿病は、病気として治療する必要があると思いますが、生活習慣病としての2型糖尿病が病気といえるのかは若干疑っています。

もちろん血糖値が高い人が食事を気を付けたり運動したりすることは良いことですが、薬によって対処するというのは高齢者には必要が無いと思っています。

高血糖を放置すると、将来心筋梗塞などになる可能性が何倍にもなるというデータはあるようですが、あくまでも若い人の場合であり高齢になればあまり意識する必要はないと思っています。

血糖値を下げる薬を飲むことによって得られるメリットはありますが、それより薬害(副作用や効きすぎ)によるデメリットが大きいと感じています。ここでは糖尿病に対処するための専門家の意見を紹介しますが、あくまでの若い人にとってはという方法です。

糖尿病患者の平均死亡年齢と平均寿命を比較すると、1991〜2000年では男性で9.6歳、女性では13.0歳短くなっており、2001年〜2010年では男性8.2歳、女性11.2歳の差があるとしています。

糖尿病が怖いのはその合併症で、網膜症では視力低下を招き悪くすると失明します。腎臓の病気(腎症)は浮腫に加え人工透析を余儀なくされることも多く、患者にとって大きな負担となります。2020年に新たに透析を始めた38,549人のうち、糖尿病性腎症が40.7%を占めています。

神経障害では感覚の低下や脚の壊疽を招く恐れがあり、足の壊疽で下肢を切断するケースも少なくないようです。さらに糖尿病になると冠動脈疾患が増加し、そのリスクは4.37倍、予備軍でも1.74倍になります。

特に31〜40歳では、糖尿病のある人の冠動脈疾患リスクは17.3倍にも高まるとしています。糖尿病の診断に用いられ、血糖管理状態の指標ともなるのがHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)ですが、血液検査で調べ健康診断の項目にも入っていることがあります。

ただし採血時から過去1,2か月の平均血糖値を反映しているため、食後高血糖や低血糖を確認することはできません。「持続グルコース測定」はセンサーで細胞の間にある液中のグルコースを測り、血糖値に換算するものです。

この方法で「点」だったものを「線」でとらえられるようになる測定法として評価されているようです。ここではいわば糖尿病の恐ろしさと、早期発見について述べてきましたが、糖尿病患者数と合併症発症者数を考えれば、それほど気にするような病気ではないと考えています。

特に高齢者では血糖値が少々高くなったとしても、食事や運動に気を付ける程度で十分ではないでしょうか。


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