このところ新型コロナの話題が多くなっていますが、東京都でもついに感染者数が3万人を超え身近なところにも感染者が出始めました。
このブログでも触れましたが、私は昔の職場の仲間と飲み会をしたのちそのうち2人がコロナ陽性となり、かみさんは水泳教室に行ったところそこのコーチがやはり陽性となったのです。
2人とも濃厚接触者となったのですが、私は2週間たちかみさんは10日間症状出ていませんので、幸い感染はしなかったようです。
もう少しでピークを迎える第7波が収束すれば、第8波はないと思っています。これは感染拡大がなくなるということではなく、インフルエンザのように「今シーズンの感染者は」という感じで、毎日の感染者数を発表することがなくなるような扱いを期待しているからです。
さて大阪公立大学の研究グループが、唾液の中に含まれる特定のタンパク質に新型コロナの感染を妨げる働きがあることが分かったと発表しました。
新型コロナウイルスは表面のスパイクタンパク質がヒト細胞の細胞膜にある「アンジオテンシン変換酵素2(ACE2)」受容体と結合して人体内に入ります。
研究グループは、20〜70代の健康な7人の唾液の検体を使って、唾液の有無や濃度がスパイクタンパク質とACE2の結合にどのように影響するかを調べました。実験は新型コロナと感染の仕組みが同じ別のウイルスの実験系(S1-ACE2結合アッセイ系)を使用しました。
すると唾液の濃度が高くなるほどスパイクタンパク質とACE2が結合しにくくなることを確認できました。この唾液からACE2と結合する好中球エラスターゼ、ディフェンシン-1、リゾチームC、ヒストンH2Aという4種類のタンパク質を特定しました。
中でも好中球エラスターゼとヒストンH2Aの2つがACE2と結合し、ウイルスのスパイクタンパク質がACE2と結合するのを妨げる働きが特に強いことが分かりました。
研究グループの別な実験で、塩基性が強く細菌の発酵産物であるポリリジンなどは、スパイクタンパク質とACE2の結合を強力に防ぐ働きがあることを見出しました。こういった化合物が新型コロナの侵入を防ぐ薬の開発につながる可能性があるとしています。
この発見はイメージとして、ウイルの侵入する入り口をブロックするというものです。これが効果があるかというとやや疑問で、侵入してくるウイルス量は当然少ないのですが、その入り口はすべての細胞にあり、非常に大量に存在しています。
この入り口をすべてふさぐということは、ACE2の作用を止めてしまうことでもあり、実質的に難しいような気がします。
面白い発見ではあるのですが、やはりウイルスに対する薬はウイルス自身に働きかける物でないと、効果が少ないような気がします。
このブログでも触れましたが、私は昔の職場の仲間と飲み会をしたのちそのうち2人がコロナ陽性となり、かみさんは水泳教室に行ったところそこのコーチがやはり陽性となったのです。
2人とも濃厚接触者となったのですが、私は2週間たちかみさんは10日間症状出ていませんので、幸い感染はしなかったようです。
もう少しでピークを迎える第7波が収束すれば、第8波はないと思っています。これは感染拡大がなくなるということではなく、インフルエンザのように「今シーズンの感染者は」という感じで、毎日の感染者数を発表することがなくなるような扱いを期待しているからです。
さて大阪公立大学の研究グループが、唾液の中に含まれる特定のタンパク質に新型コロナの感染を妨げる働きがあることが分かったと発表しました。
新型コロナウイルスは表面のスパイクタンパク質がヒト細胞の細胞膜にある「アンジオテンシン変換酵素2(ACE2)」受容体と結合して人体内に入ります。
研究グループは、20〜70代の健康な7人の唾液の検体を使って、唾液の有無や濃度がスパイクタンパク質とACE2の結合にどのように影響するかを調べました。実験は新型コロナと感染の仕組みが同じ別のウイルスの実験系(S1-ACE2結合アッセイ系)を使用しました。
すると唾液の濃度が高くなるほどスパイクタンパク質とACE2が結合しにくくなることを確認できました。この唾液からACE2と結合する好中球エラスターゼ、ディフェンシン-1、リゾチームC、ヒストンH2Aという4種類のタンパク質を特定しました。
中でも好中球エラスターゼとヒストンH2Aの2つがACE2と結合し、ウイルスのスパイクタンパク質がACE2と結合するのを妨げる働きが特に強いことが分かりました。
研究グループの別な実験で、塩基性が強く細菌の発酵産物であるポリリジンなどは、スパイクタンパク質とACE2の結合を強力に防ぐ働きがあることを見出しました。こういった化合物が新型コロナの侵入を防ぐ薬の開発につながる可能性があるとしています。
この発見はイメージとして、ウイルの侵入する入り口をブロックするというものです。これが効果があるかというとやや疑問で、侵入してくるウイルス量は当然少ないのですが、その入り口はすべての細胞にあり、非常に大量に存在しています。
この入り口をすべてふさぐということは、ACE2の作用を止めてしまうことでもあり、実質的に難しいような気がします。
面白い発見ではあるのですが、やはりウイルスに対する薬はウイルス自身に働きかける物でないと、効果が少ないような気がします。
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