ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

国内のコロナ死者数はコロナが原因か

2022-02-13 10:26:54 | 時事
国内のコロナ感染者数は10万人を下回っているものの、9万人台と高止まりしている感があります。

それでも東京都の1万8000人などと先週の同じ曜日より下回っていますので、少なくとも感染拡大は止まったような気もします。今後の推移を見る必要はありますが、感染のピークは越えたのかもしれません。

ただし重症者は10日時点で1340人と増加が続いているようです。また死者数も150人以上出ており、累計が2万人を超えたと報道されています。

新型コロナが流行してから2年が経過していますので、この死者数はそれほど多い感じはしませんが、それでも私はこの死者数に違和感を持っています。

例えばインフルエンザは去年今年と流行していませんが、それ以前の流行期の死者数は数千人と発表があり、関連死は1万人を超えています。つまりインフルエンザの場合は、インフルエンザに感染して死んだ人のうちインフルエンザが原因と思われる人のみを集計しています。

基礎疾患などがあり、持病が悪化して死亡した人は関連死として除いているわけです。新型コロナの場合は、この辺りはどう集計しているのでしょうか。

少し前ですが、山梨県での奇妙な事実が話題になりました。山梨県では新型コロナの死者数が1月30日時点で6人確認されましたが、県内の重症者はゼロが続いています。重症者がいないのに死者が出るという奇妙な現象が起こるのは、死者の集計方法のルールに原因があるようです。

コロナの死者数の数え方は、感染者が療養・入院中に亡くなった場合が基準で、明らかに死因がコロナでない人を死者として計上するかどうか自治体ごとに対応が異なっていたようです。

これを厚生労働省が統一して、仮に死因が老衰や他の病気であったとしても、事前の検査で感染が明らかになっていた場合は、「コロナ死者」として数えることになっています。

最近鹿児島県から今年コロナで死亡が確認された20人の詳細が発表になりました。この20人全員が腎臓病や脳梗塞などの基礎疾患を持っており、ワクチンは2回接種者が7人、3回が2人で11人は接種歴がありませんでした。

死因が新型コロナ感染症が9人で11人はそれ以外としています。このように死因が明らかにコロナ感染症以外であっても、コロナ死者として集計することはおかしいと感じています。

この例にみられるように、明らかにコロナ感染症が死因ではないという死者数を除くと、大幅に減るのではないでしょうか。国民はこの死者数の内訳など分かりませんので、発表数がコロナ死者と受け止めているはずです。

どういう意図をもって国はこのような集計をしているのか分かりませんが、新型コロナを正しく理解する上での妨げになっているような気がします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿