ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

健康診断をサボり気味の人の方が長生きできる

2024-10-05 10:34:09 | 健康・医療
私は75歳になったら完全に医療からは卒業しようと思っていました。ただ喫煙が原因と思われる肺気腫になっており、この治療のための吸入薬は使った方が良い気がしています。

この吸入薬の効果を実感しているわけではありませんが、今後も喫煙を続けるには良さそうな気がしています。健康診断も年1回やっていましたが、この医師の顔を立てるという意味で断り難くなり続けているのが現状です。

ここではこの健康診断の「正常値」を維持することのメリットがあると判断できるエビデンスがないという医師の意見を紹介します。

従業員に健康診断を受けさせることが義務化されたのが1972年なので、今の高齢男性のかなりの部分は若いころから毎年健康診断を受けています。一方同じ高齢者でも女性の場合は、専業主婦やパート勤めだった人が多いので、あまり健康診断を受けていません。

しかし健康診断が義務化される前より、寿命を延ばしているのは女性の方なのです。また夕張市では大きな市民病院が廃院になり、高齢者にとって健康診断の代わりとなる病院通いができなくなった結果、脳卒中による死亡者が減り、老衰で亡くなる人が増えたという現象が起き、これは「夕張パラドックス」として有名です。

このように健康診断をせっせと受けることが必ずしもメリットになるとは限らないどころか、むしろ逆効果にある可能性さえあると言えそうです。

この医師は血圧やコレステロール値などが、世の中で言われている正常値からは多少外れていたとしても、その値の時が一番体調がいいと感じているなら、それがその人にとっての正常値と言えるとしています。

健康法というのはあくまでも確率論なので、大部分の人にメリットがあることでも、ある人にはかえってデメリットなることもあり得るでしょう。年齢を考えると、日々の体調などこんなもんだろうと、低め安定の体調に慣れきっているかもしれません。

毎日の過ごし方を少し変えてみるだけで、もっと元気に過ごせる可能性は高いと言えそうです。最後にかかりつけ医の問題です。しっかり患者の話に耳を傾け、生活の質を落とさないように苦痛を取り除くことを第一に考える医師は少ないようです。

こういった良い医師に巡り合うことがかなり重要な部分ですが、実際はなかなか難しそうな気がします。私が行っているクリニックでも、単に薬を処方しているだけのような気がします。

この辺りは私の友人の奥さんが医師ですので、昔はいろいろ議論したこともありましたが、結局医師もコスパ重視にならざるを得ないようです。結局自分の健康は自分で管理するしかないのかもしれません。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿