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衆議院議員選挙 またもや与党圧勝

2017-10-24 10:45:28 | 時事
衆議院選挙の開票が行われ、自民党が単独で安定化半数以上の283議席を取り、公明の29議席で3分の2を超えるという圧勝でした。

安倍首相がなぜこの時期に解散したのかあまりスッキリしませんが、野党のごたごたが解散前以上にひどくなり、結局自民党に落ち着いたための大勝であり、いわば野党の自滅で安倍首相もこんなに勝つことは予想していなかったとされています。

投票日が台風と重なった割には投票率の53%は良い方で、国民はそれなりに関心があったと思われます。

それにしても野党の混迷ぶりはひどいものでした。小池知事が希望の党を立ち上げたのは、今までの流れからいって当然だと思います。民進党は嫌だけど自民を批判したいと思うような票の受け皿になりそうでした。

しかし私はそれほど大きな勢力になるとは思っていませんでした。やはり都議選で圧勝しすぎたと感じていましたし、その後の都政がよくなったかの情報もまるで入って来ませんでした。多分都民も小池さんの会が、あれほど多くの議席を取るとは思っていなかったのではないでしょうか。

多分都民も含めて国民の多くが、あまり偏るのは良くないと感じていたと思います。さらに前原民進党が合流してしまうのでは、ますます希望の党離れが進んだのだと思います。それに加えて希望の党も民進党を全員受け入れるのではなく、選別すると言ったら、必然的に排除されそうな人がまとまることは大いに考えられるわけです。

結局立憲民主党ができ、民進党の大物たちは無所属で立候補という形になりました。しかも当然ですが希望の党と立憲民主は選挙協力をするわけではなく、マスコミで言われているように3極での争いとなってしまいました。

こうなると立憲民主は、自民批判票の受け皿としてある程度健闘しましたが、54議席の野党第1党では非常に弱い気がします。あまり話題にもなっていませんが、このために共産党がかなり減ってしまったのではないかと思っています。

今後野党としては、参議院に残っている民進党や、選挙に受かるために入った希望の党、無所属で当選した元民進党議員がどう動いてどんな再編が行われるのか興味はありますが、小党乱立だけは避けてほしいものです。

私は安倍政権を否定するわけではありませんが、あまりにも長く政権にいるといろいろ問題が出てきそうですし、安倍首相にやや飽きたというのも確かなところです。残念ながらこの結果では安倍政権は当分続きそうです。

基本的には二大政党を期待しているのですが、寄せ集めだった民進党が少しは整理されてきたとはいえ、自民に代わる勢力になるには当分かかりそうです。

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