ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

フリーセル8000ゲームクリア

2019-10-21 10:16:37 | 文化
ここに来てやっとフリーセルを8000ゲームのクリアができました。

前回7000ゲームクリアを2月末に書いていますので、8か月もかかってしまいました。フリーセルをどの程度やるのかは、実は特許の翻訳の仕事と関わっています。

翻訳していてなかなか良い文章にならず一休みするときにフリーセルをやったり、かなり苦労して終わったりすると気分展開にやるという感じで、特許の仕事が多いとフリーセルも多くやるようです。

もちろんPCの前に座っているときちょっとやってみようなどと言うときもありますが、このところ特許の仕事が少し減ってきたためあまりやっていないのかもしれません。

今回の8000ゲームは表示された画面はかかった時間2:45分、ベストタイム1:09分、プレイしたゲーム8002、クリアしたゲーム8000、勝率100%となっています。毎回書いていますが、普通は1ゲームに3分前後が多いのですが、難しかったものはメモしています。

大体20分以上かかったようなゲームをメモするのですが、今回は非常に難しいゲームがありました。それは6月24日から26日まで3日間かかってやっと解けたというもので、何と2時間25分40秒もかかってしまいました。

かなり前ですのでどこが難しかったのかはあまり覚えていませんが、どういう方向から解いていっても、同じようなパターンで詰まってしまうというものでした。どこから手を付けていいかわからないという難しさではなく、色々な攻め方がある割にはすぐに壁にぶつかる感じでした。

ですからあまりこれは駄目だからあきらめようという感じにはならず、毎日挑戦しては壁にぶつかるというのを繰り返したようです。多分これだけ時間がかかるゲームはそうないような気がします。なお番号は1425537という問題で、7509番目でした。

今回の7000から8000までは早く解けたゲームもメモしてみました。私のベストタイムの1:09というのはいつ記録したか記憶にないのですが、あまりにも早い気がします。通常3分前後が多いので、1分台で解けたゲームをメモしていきました。

その結果この1000問では、21回2分かからずに解けたゲームがありました。フリーセルはあまり時間を気にしてやるものではなく、じっくり考えてやるゲームですが、2分もかからないというのはほとんど考えなくても解けたという事です。

この中で最も早かったのは7780番目の1分30秒でした。これは動かせるカードを移していったら解けてしまったというような問題でしたが、やはりベスタイムの1分9秒というのは驚異的な速さであることが確認できました。

このようにフリーセルは色々な楽しみ方がありますので、目標の1万ゲームクリアを目指して楽しんでいきます。

終身雇用制度は合理的

2019-10-20 10:37:39 | 時事
現在の終身雇用制度は崩壊の時期に来ているといった論調の意見が多く出ています。

このブログでも正社員といった制度が日本固有のものであり、これからは変革すべきだというような意見を紹介しましたが、私自身は良い制度だと思っています。この終身雇用制度が日本人にとっては非常に合理的であるという、私の意見に近い記事を見ました。

日本のように災害の多い国で生き残るには、不安を感じて身を守ろうという意識が大切で、そのため日本人は不安を感じる遺伝子が多いらしいという、日本人の感性を基にした意見です。

特徴として生涯所得の期待値は低くてもかまわないから、雇用の安定が欲しいというのが基本的な考え方としています。これは企業にとっても好都合であり、終身雇用を保証すれば、生涯所得を抑えても良いという事になります。

終身雇用制が外国で採用されない理由は、くびにならないと分かっていたら、誰もまじめに働かないからというような意見さえあります。それほど勤務態度が違うとは思いませんが、日本人は実にまじめに働きます。

仕事だから一生懸命やるのは当然だという文化と、給料の分だけしか働かないのは当然だという文化の違いはありそうです。前にも触れたのですが、終身雇用の企業は従業員の教育にコストをかけられます。

私の勤務していたところでも、海外留学まで会社の費用で行っていましたが、社員が30年間勤めるとわかっていれば、時間をかけて費用をゆっくり回収すれば良いわけです。そのためには社員の退職を防ぐ工夫が必要で、その一つが年功序列賃金となります。

若い時は会社への貢献より少ない給料で我慢させ、中高年社員には会社への貢献より多い給料を払うことで、生涯所得は会社への貢献に見合ったものにする制度といえます。

これで転職すると損になるから退職しないといえるかどうかわかりませんが、一つの面白い見方です。また皆が定年まで同じ会社に勤めることが前提となっていると、社員は仲間だから皆で会社を大きくしようという連帯感が生まれ、長期的視野での経営も可能となってきました。

労働組合も無理な賃上げなど要求せず、会社ももうかったら優先的に社員に還元するという事が可能な企業別労働組合となっています。このように日本ではかなり合理的な終身雇用制度ですが、高齢化社会となり定年が延長されるとある程度変質するのは避けられないでしょう。

高齢になってからの転職という、今までにない行動が必須になってくるのかもしれません。私も終身雇用制度は残ると思っていますが、いろいろ無理が出ている部分が非正規雇用の増加などかもしれません。

一日に必要な睡眠時間は

2019-10-19 10:33:24 | 自然
睡眠不足が身体によくないことは、さまざまな研究から実証されています。

たとえば短期的には、ほんの数日でインスリンに対する感受性が低下して、同じ食事をしても血糖値が上昇しやすくなります。また自律神経の働きでいえば、交感神経が過緊張になったり、ストレス時に増えるコルチゾールなどのホルモンが過剰に分泌されて、抑うつ状態になりやすくなります。

睡眠不足は長期間続くとより深刻になり、うつ病や糖尿病、高血圧、高脂血症などの確率が高まることが分かっています。

私は夜眠るのが好きで、ベッドに入ってネコを触ったり指をなめられたりしながら寝付くのが楽しみの一つです。通常7時間弱ぐらい眠ると自然に目が覚めるのですが、ゴロゴロいう猫をなぜながら1時間ぐらいうとうとするのが至福の時間となっており、睡眠不足とは縁がないようです。

さて平日は睡眠不足でも週末にたっぷり寝て補っているという人は、なおのこと注意が必要です。寝だめをすれば、一時的に眠気は取れます。しかし自律神経への悪影響は週末の寝だめ程度では解消されません。

眠気が取れて睡眠不足を自覚しづらくなるため、むしろ睡眠不足が長期化する恐れがあるようです。また長時間睡眠にも問題があり、抑うつのの状態になるようですが、これは高齢者以外はなさそうな気がします。

ただし長時間眠れるのは何らかの不調のサインであることが多く注意は必要かもしれません。何時間の睡眠が良いかは8時間とよく言われますが、これは単なる都市伝説のようです。

自然に回復するための睡眠時間は、人によって大きく異なります。自分の必要睡眠時間を知るには、7~10日間程度特殊な実験室に入る必要があるようですが、こんな実験は非現実的といえます。

週末や3連休を利用して、睡眠不足かどうかをチェックすることは可能なようです。まず平日の正味の睡眠時間を一定期間記録して、平均時間を割り出します。

週末は遮光カーテンで部屋を暗くして、アラームをかけず好きなだけ寝ます。目が覚めて眠気を感じたら、二度寝、三度寝ををしてもよく、もう眠れないと思ったところですべての睡眠時間を合計して記録し、2日間かできれば3日間の平均を計算します。

その時間が平日より3時間以上の人は、普段の睡眠時間では不十分で、心身機能に負担がかかった状態といえるようです。

私の現役時代はまさにこのくらいの睡眠不足で、休みの日に寝だめして過ごしてきました。それでもこの歳まで特に問題なく来ましたので、どこかで十分眠ればよいような気がします。

生物を危険から守る「闘争・逃走反応」

2019-10-18 10:25:35 | 化学
ヒトを含む脊椎動物は、突然の恐怖や差し迫る危険に直面すると、身体に「急性ストレス反応」が起きます。

瞳孔は拡大し周囲の音は聞こえなくなり、鼓動は一気に速まり、血圧が上がって呼吸が激しくなるようです。すべては筋肉にエネルギーを送って危機的状況に対応できるようにするためです。

恐怖や危険の生理学的反応として、生存のために戦うか逃げるかの準備を整える「闘争・逃走反応」は、これまでアドレナリンの作用によって引き起こされると考えられてきました。

ところが新たな研究によると、闘争・逃走反応を促すのは骨から放出される「オステオカルシン」と呼ばれるタンパク質であることが分かりました。

コロンビア大学の研究チームは、10年ほど前の研究で、骨格から放出されるオステオカルシンが血流にのって膵臓、脳、筋肉などの生物学的機能に影響することを明らかにしています。

オステオカルシンは非コラーゲン性タンパク質の25%を占めるもので、一見すると骨とは無関係と思われる身体の部位に、さまざまな作用を引き起こします。例えば、細胞のグルコース摂取能力を高めて代謝を調節したり、持久力を高めてより速く走れるようにしたりしています。

また生殖能力を高めたり、記憶力を改善したりする作用もあるようです。そこで研究チームは興味深い仮説を立てました。

これらの生理学的変化のほとんどは、野生で捕食動物に狙われている状況下など、予測不能で危険環境での生存を助けるものではないかという仮説で、「骨」は突然の危険から身を守るために進化したのではないかというものです。

研究チームはマウスを使ってこれを実験しました。マウスが本能的に恐れる捕食動物(キツネ)の尿や、電気ショックなどのストレスを与えて、生理学的変化及び血液を分析しました。すると数分以内に、血中オステオカルシン濃度が急上昇することが明らかになりました。

マウスの天敵ではない動物(ウサギ)の尿では、オステオカルシン濃度に変化はありませんでした。実験ではオステオカルシン濃度が上昇すると、マウスの心拍数、体温、および血糖値が上昇し急性ストレス反応である闘争・逃走反応が起こりました。

アドレナリンを生成する副腎を切除したマウスや副腎不全マウスでも、急性ストレス反応は正常に機能しました。研究チームは最終的に、恐怖にさらされていないマウスに大量のオステオカルシンを注射することで、急性ストレス反応を促すことに成功しています。

こういった急性ストレス反応を引き起こす物質が骨から出ているというのは興味深いのですが、多分生物ではほかの臓器に関しても臓器間シグナルがあることは確かなようです。 

酒は少しなら体に良いという俗説

2019-10-17 10:33:40 | 健康・医療
酒は少しなら健康に良いという事は昔からいわれていますが、最近は少量の飲酒でも健康に悪影響があるという報告が増えているようです。

大量の飲酒が身体に悪い事は確かなようで、肝臓を傷めたり各臓器のガン、膵炎、脳血管障害、認知症までリスクを高めるとされています。

世界保健機構(WHO)によると、酒が原因となる病気や障害は200以上もあり、全世界で年間に330万人が酒が原因で亡くなっているとしています。一方で「酒は百薬の長」ともいわれ、少量ならかえって体に良いという話もあります。

「Jカーブ効果」といって、横軸に酒の量と縦軸に死亡率をプロットすると、大量飲酒では死亡率が高く飲酒量が減るにつれて死亡率が下がりますが、飲酒量がゼロに近づくと死亡率が上がるという報告もあります。

少量飲酒が身体によいという理屈はいくつかあって、アルコールは善玉コレステロールを増やし、血小板機能を抑制するために動脈硬化や血栓形成を予防する働きがあるとされています。

しかし最近は少量の飲酒でも健康には悪影響があるという報告が多くなってきました。195の国・地域を対象にした2018年のメタ解析では、健康上の害を最小にするアルコールの消費量はゼロという結果が出ています。

つまりJカーブ効果は確認できず、アルコールによる各種疾患のリスクをまとめたグラフでは、少量飲酒でリスクが下がることは示されません。虚血性心疾患のリスクだけに注目すれば、Jカーブ効果は観察されたのですが、その他の疾患、特にガンに対するリスクと相殺されました。

アルコール自体とその代謝物はDNAを傷つけるため、少量の飲酒からリスクが単純に増加します。休肝日つまり週に酒を飲まない日を入れるという意見もあります。

日本人を対象に飲酒パターンと総死亡の関係を調べたコホート研究では、大量飲酒者においては、同じ飲酒量であれば休肝日の少ない人の死亡率が高いことが示されました。

これは酒をたくさん飲むのであれば、休肝日を設けた方が良いという事で、少量ならばよいという事にはつながりそうにありません。水を飲みながら酒を飲むと良いという説もあります。

一般的にアルコールには利尿作用があるため、飲酒時には脱水に陥りやすいため、水分を摂取するのはいいことのようです。ただ水分を摂取したからといって、酒の害が無くなるわけではありません。

その他酒によってはアミノ酸やポリフェノールを含んでいて健康に良いという話もありますが、効果があるほど飲むとアルコールの害の方が大きくなるようです。

私は酒を健康のために飲むわけではなく、楽しく飲んでいますので、少々のリスクは無視することにしています。