酒は少しなら健康に良いという事は昔からいわれていますが、最近は少量の飲酒でも健康に悪影響があるという報告が増えているようです。
大量の飲酒が身体に悪い事は確かなようで、肝臓を傷めたり各臓器のガン、膵炎、脳血管障害、認知症までリスクを高めるとされています。
世界保健機構(WHO)によると、酒が原因となる病気や障害は200以上もあり、全世界で年間に330万人が酒が原因で亡くなっているとしています。一方で「酒は百薬の長」ともいわれ、少量ならかえって体に良いという話もあります。
「Jカーブ効果」といって、横軸に酒の量と縦軸に死亡率をプロットすると、大量飲酒では死亡率が高く飲酒量が減るにつれて死亡率が下がりますが、飲酒量がゼロに近づくと死亡率が上がるという報告もあります。
少量飲酒が身体によいという理屈はいくつかあって、アルコールは善玉コレステロールを増やし、血小板機能を抑制するために動脈硬化や血栓形成を予防する働きがあるとされています。
しかし最近は少量の飲酒でも健康には悪影響があるという報告が多くなってきました。195の国・地域を対象にした2018年のメタ解析では、健康上の害を最小にするアルコールの消費量はゼロという結果が出ています。
つまりJカーブ効果は確認できず、アルコールによる各種疾患のリスクをまとめたグラフでは、少量飲酒でリスクが下がることは示されません。虚血性心疾患のリスクだけに注目すれば、Jカーブ効果は観察されたのですが、その他の疾患、特にガンに対するリスクと相殺されました。
アルコール自体とその代謝物はDNAを傷つけるため、少量の飲酒からリスクが単純に増加します。休肝日つまり週に酒を飲まない日を入れるという意見もあります。
日本人を対象に飲酒パターンと総死亡の関係を調べたコホート研究では、大量飲酒者においては、同じ飲酒量であれば休肝日の少ない人の死亡率が高いことが示されました。
これは酒をたくさん飲むのであれば、休肝日を設けた方が良いという事で、少量ならばよいという事にはつながりそうにありません。水を飲みながら酒を飲むと良いという説もあります。
一般的にアルコールには利尿作用があるため、飲酒時には脱水に陥りやすいため、水分を摂取するのはいいことのようです。ただ水分を摂取したからといって、酒の害が無くなるわけではありません。
その他酒によってはアミノ酸やポリフェノールを含んでいて健康に良いという話もありますが、効果があるほど飲むとアルコールの害の方が大きくなるようです。
私は酒を健康のために飲むわけではなく、楽しく飲んでいますので、少々のリスクは無視することにしています。
大量の飲酒が身体に悪い事は確かなようで、肝臓を傷めたり各臓器のガン、膵炎、脳血管障害、認知症までリスクを高めるとされています。
世界保健機構(WHO)によると、酒が原因となる病気や障害は200以上もあり、全世界で年間に330万人が酒が原因で亡くなっているとしています。一方で「酒は百薬の長」ともいわれ、少量ならかえって体に良いという話もあります。
「Jカーブ効果」といって、横軸に酒の量と縦軸に死亡率をプロットすると、大量飲酒では死亡率が高く飲酒量が減るにつれて死亡率が下がりますが、飲酒量がゼロに近づくと死亡率が上がるという報告もあります。
少量飲酒が身体によいという理屈はいくつかあって、アルコールは善玉コレステロールを増やし、血小板機能を抑制するために動脈硬化や血栓形成を予防する働きがあるとされています。
しかし最近は少量の飲酒でも健康には悪影響があるという報告が多くなってきました。195の国・地域を対象にした2018年のメタ解析では、健康上の害を最小にするアルコールの消費量はゼロという結果が出ています。
つまりJカーブ効果は確認できず、アルコールによる各種疾患のリスクをまとめたグラフでは、少量飲酒でリスクが下がることは示されません。虚血性心疾患のリスクだけに注目すれば、Jカーブ効果は観察されたのですが、その他の疾患、特にガンに対するリスクと相殺されました。
アルコール自体とその代謝物はDNAを傷つけるため、少量の飲酒からリスクが単純に増加します。休肝日つまり週に酒を飲まない日を入れるという意見もあります。
日本人を対象に飲酒パターンと総死亡の関係を調べたコホート研究では、大量飲酒者においては、同じ飲酒量であれば休肝日の少ない人の死亡率が高いことが示されました。
これは酒をたくさん飲むのであれば、休肝日を設けた方が良いという事で、少量ならばよいという事にはつながりそうにありません。水を飲みながら酒を飲むと良いという説もあります。
一般的にアルコールには利尿作用があるため、飲酒時には脱水に陥りやすいため、水分を摂取するのはいいことのようです。ただ水分を摂取したからといって、酒の害が無くなるわけではありません。
その他酒によってはアミノ酸やポリフェノールを含んでいて健康に良いという話もありますが、効果があるほど飲むとアルコールの害の方が大きくなるようです。
私は酒を健康のために飲むわけではなく、楽しく飲んでいますので、少々のリスクは無視することにしています。