喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

I have a dream. 私には夢がある!

2010-03-13 | ブログ
 アメリカ黒人解放運動家「マーティン・ルーサー・キング・ジュニア」が
1963年に演説した有名な言葉です。
 
 この言葉を借りるとすると、私の夢は、
「ふるさとをまもること!」です。
先人たちから脈々と受け継がれてきたふるさとのすばらしい自然・伝統・文化・考え方などをまもっていくこと。
みんながいつでも帰れるようなふるさとでありたい。
そして、後の世の人たちにつないでいくことです。

 愛媛銀行の大学生アンケートに、
「日本の将来に夢ない 65%」とありました。
その理由として、
「財政赤字が深刻化し、若年世代に過重な負担」
「雇用不安が続く」
など財政悪化や不景気が大きく影響しているようです。

 仕送り・小遣い過去最低。
仕送り額平均、9万9000円。
自宅生への小遣い、1万5000円。

 今春大卒予定者、就職内定率最低の80%。
8万人がまだ内定なし。

 アンケートの数字やコメントを見て、大きな疑問を感じます。
 その理由は、この不景気な時代でありながら、
親は、年間、学費と生活費を合わせて、そうとうなお金を仕送りしているのです。
 
 実は、喜久家に来てくれる外国の若者たちのほとんどは、渡航費など
すべて自分でためたお金で来てくれています。

 アメリカに3ヶ月間の研修をしたとき、ホームステイ先の母親はこう言っていました。
「親として、ハイスクールまではお金の援助をします。でもそれ以降は、子どもの人生だから子ども自身でやっていくべきです」と。
 実際、知りあった大学生たちは、本当によく勉強し、よく働いていました。
そして楽しんでいました。

 「夢は与えられるものではなく、自らつかむものですよね。」

 外国の若者たちとの交流をとおして、
たくさんの気づきをいただいています。

 写真は、喜久家の居間でみんなでミーティングをしているところです。

 明日は、早くもお別れパーティの日です。

 
                          岬人