喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

夢をつかむ

2010-03-27 | ブログ
 伊方中学校で女子バレー部を担当していた時、
田中義則先生率いる、川之石高校女子バレー部に多くのことを学ばせていただきました。
 実に明るく・さわやかでねばり強いチーム。
彼女たちが練習の終わりに、大きな声でイメージトレーニングしていた言葉があります。
それは、みごとにゆれ動く心をあらわしたものでした。
 少しアレンジしましたが、
それ以降、関わった子どもたちにずっと伝え続けている言霊です。


私はできる!
負けそうだなと思うと 私は負ける
もうダメかなと思うと そこからダメになる
できると思う心のどこかに 無理かもしれないという心がある
そして次から次へ 無理かもしれないという心が出てくる
失敗しそうだなと思うと 私は失敗する
不安が不安を生み 焦りが自信を失わせる

夢をつかんだ人をみてみよう
最後まで夢を追い続けた人だけが 最後まで自分を信じ続けた人だけが
夢をつかんでいるではないか
すべては 私の「心」が決めるのだ
もし私が願い続けるなら 私はそのとおりの人になる

さあやろう 強い人が夢をつかめるとは限らない
頭のいい人が夢をつかめるとも限らない
「私はできる!」
そう信じ続ける私だけが 夢をつかめるのだ

 
 オバマ大統領も演説でよく言っていましたね。
Yes,Ican. 
Yes,We can.

 夢をかなえるカギは、私の中にあるのです。

                        岬人
 

四国最西端の小さな学校ドラマ

2010-03-27 | ブログ
 私は、四国最西端の佐田岬半島にある伊方町立三崎中学校で教師をしています。

 写真は、先日三崎港から撮った夕日の写真です。
オレンジ色に染まる空と海。
尾根には、風車が悠々と回っています。
九州大分県佐賀関には、手が届きそうです。

 自然も感動的ですが、三崎中学校の78人の子どもたちも輝いています。

 今日は、担当している女子ソフトテニス部の大会がありました。
八幡浜・西宇和地域の大会で、その歴史は何と50回。
親子2代でこの大会に参加する人もいるのです。

 結果は、2チームとも予選リーグは通過しましたが、
決勝トーナメント初戦で負けてしまいました。
 部活動を指導していて最も難しいのは、技術指導もさることながら、
心を強く育てることです。
 
 この心ひとつで、プレーが全くちがってきます。
そのため、生活指導とは両輪の関係。
良い結果でも戒めなければならないときもあるし、
思わぬ結果でも大いにほめたいこともあります。
試合結果だけで、一喜一憂しません。
 今日の試合は、心の弱さが顔をのぞかせました。

 純粋なソフトテニス部の子どもたちも
そのことはよくわかっていて、月曜日からの春合宿を一生懸命がんばろうとしています。
もちろん指導者は、それ以上にがんばらなくてはいけません。

 一番の敵は、コートの向こうにいるのではなく、
自分の中にいるのです。

                        岬人