喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

合宿のねうち

2010-03-30 | ブログ
「合宿で強くなるのではない。大切なのは、合宿後の練習である。」

 これは、尊敬する八幡浜高校陸上部監督「倉田茂」先生の言葉です。
全く同じ気持ちがします。

 昨日から今日にかけて、1泊2日の三崎中学校ソフトテニス部春合宿。
昨日午前10時開始。
昼食後1時30分から夕方6時まで、瀬戸中学校と宇和島城北中学校との練習試合。
夕食後は夜7時から9時まで、基本練習。
 本日は、8時30分から練習開始。
9時から昼1時まで、肱南中学校と土居中学校との練習試合。
昼食後2時から4時30分まで再び練習試合。

 自信ないプレーをしていた者が、生き生きとボールを打つようになりました。
逆に、思ったようなプレーができず、悩みもがいている子もいました。
これでいいのです。

 大切なのは、自分がどちらであろうとも、
それをこれから成長に変えていく力です。
 
 自信を成長につなげる者。
 くやしさをバネに成長していく者。

 自分と本気で向き合った合宿は、成長へのきっかけであり、
すべては、これからどんな気持ちで練習するかにかかっています。

 子どもたちは、部活動をとおして、自分がどんな生き方をするか学んでいるのです。
そして指導者である私は、そんな子どもたちにどんな関わりをするか学ばなくてはいけません。
 学ぶという字は、「子」と書きますが、子どもだけではなく大人も同じなのです。
 
 明日からの練習が勝負です。

                          岬人

四国最西端のすてきな少女たち

2010-03-30 | ブログ
 「本当、気持ちの良い子どもたちですね」

 この春合宿で、他校の先生から何度も言っていただいた言葉です。
その言葉でまた彼女たちが輝きを増していきます。
 
 今回の春合宿の目的は、
「集団生活をとおして、自分の生活態度や考え方を見なおし、自立心を養う」
でした。

 生活の一つ一つを見なおし、行動していった彼女たちがたのもしく見えました。
 
 食事の時。
 バイキング料理を栄養バランスよくとっていく。
全員がそろって、「いただきます」の合掌で食べ始め。
全員がそろって、「ごちそうさまでした」の合掌で食べ終わり。
食堂を出る時は、調理していただいた方々へ「ありがとうございました」の感謝の声。

 お風呂へ入る時。
 声の響くみんなの場では、大声をあげず静かに。
体を洗って、静かに湯船に入る。
使い終わった洗面器や椅子は、きちんとそろえて置く。
他にみだれているものがあれば、それらもそろえる。
脱衣所は濡らさないよう、きちんと体をふいて。
忘れ物のないよう、出て行く。

 迎えのバスでは、
運転手さんの顔を見て、「お願いします」とさわやかに言って乗車。
車内は、狭い空間なので迷惑にならないよう大声で話さない。
降りるときは、運転手さんの顔を見て、「ありがとうございました」とさわやかに言う。
一番最後の者は、忘れ物がないかを確認しながら、降りてくる。
全員降りたら、整列しバスが動き始めるのを全員で礼をして見送る。

 こんなことを彼女たちは、自分たちで考え行動していったのです。
見ていて、本当感激しました。
大人に近づくということは、自分以外のまわりをどれだけ見て、考えて行動できるかということだと思います。

 彼女たちは、やがて母になりそして我が子にしっかりと教えていくのです。
そんな未来は、すてきですね。

 写真は、先日できあがった「ふるさと看板」です。
子どもたちから募集した標語の中に、この地域のすばらしさがこめられています。

                             岬人