喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

桜 ☆

2010-03-23 | ブログ
 山桜が、佐田岬半島に咲き始めました。

 知り合いの柴崎あいさんからすてきな和歌を教えてもらいました。
 柴崎さんは、ボランティアのすばらしさを深く勉強されていて、
知的で行動力とやさしさのあるとてもすてきな方です。

 「敷島の 大和心を 人問はば 朝日に匂ふ 山桜花」
 「しきしまの やまとごごろを ひととわば あさひににおう やまざくらばな」

 作者は、18世紀後半の国学者本居宣長(もとおりのりなが)。
「大和心(魂)」とは、いうならば「朝日に匂ふ山桜花」のようなものと言っています。
つまり、日本人の心とは、山桜のようなやさしく、やわらいだ心のこと。

 「敷島の」とは、和歌で特定の言葉の前に付ける決まり文句である枕詞(まくらことば)で、これといった意味はなく、「大和心」をよりすてきに言いあらわす枕詞です。


 佐田岬に咲き誇る山桜は、私たち日本人の心をあらわしているようです。 


                            岬人(はなんちゅう)