喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

告白 ~平礒へ~

2010-03-16 | 喜久家の情報
 告 白 ~平礒へ

 ここに伝えたいことがある
 胸にかかえたこの想いを
 うまく言葉にできないけど
 どうか聞いてほしい
 いつの間にか ここで2週間 時を過ごしていた
 笑いながら この平礒で働いて 時を過ごしてきた
 今までをふり返れば 想い出がつまっていて
 でもそれを伝えるのは難しく
 それでも 伝えたくて
 いざこの前に立つと 勇気が臆病風に吹かれ
 さんざん予習したフレーズ 胸からあふれ出して忘れる
 熱くなる鼓動が 痛いくらい 本当に自分らしくない
 もうカッコ悪くてもいいや
 とにかくみんなに聞いてほしいんだ
 大好きだ 大好きなんだ
 それ以上の言葉をもっと上手に届けたいけど
 どうしようもなくあふれ出す想いを伝えると
 やっぱ大好きしか出てこない
 ただそれだけで でもそれがすべて

         ありがとう by workcamp member


 これは、フェアウェルパーティーで、ワークキャンプメンバーが
平礒喜久家での生活をふり返って、
替え歌として歌ってくれたものです。

 写真は、娘たちがとってもしたっていた侑子ちゃんとのショットです。
侑子ちゃん。また、会いましょう 

                        岬人

もうひとつの物語(喜久家フェアウェルパーティー)

2010-03-16 | ブログ
 大好きなYGP(八幡浜元気プロジェクト)との交流について語ります。

 先日9日、NHKの「いよかんワイド」にも大きくとりあげられました。
今や八幡浜の町にとって、なくてはならない若者グループ。
 のっくん、いっちー、ガチャピン、RYOさん、まさみちゃん、道岡さんなど、多くの人と出会い、そのつながりを深めてきました。
 そんな中で最近、急接近したのが、野本さん。
お年寄りにかかわる仕事をしている心やさしい、たのもしい青年です。

 14日、喜久家国際ワークキャンプフェアウェルパーティーがあった日。
日中、YGPでも「さくらプロジェクト」というすばらしい事業がありました。
喜久家プロジェクトも友好の証として、山桜の苗を植樹させてもらいました。
そんなお疲れの中、夜のパーティーに代表して参加してくれたのが、野本さん。
戸を開けて入ってきた、その姿を見たとき、本当にうれしかったです。
 
 さらにうれしいことがありました。
その時の様子や自分が感じたことを、ブログで語ってくれていたのです。
感動の一部始終を以下にお伝えします。
 
 喜久家プロジェクトさんの送別会へ参加してきました。
道に迷いながらも着いたのは21時前。
入り口前に行くと、笑い声が聞こえ、すごいにぎやかな会場。
中に入ってみると、子供たちも走りまわり、
地域の人たちも笑いながらお話をしておりました。
 わたくしも参加させていただき、浅野先生や、きょうへい君たちと色々話をしてまして。
しばらくして、今YGPでひそかに大人気の浅野ひろみさんが登場!
それから1時間ばかりしてからでしょうか、旅立つ喜久家メンバーの歌。
そして挨拶。
歌もすごく心がこもっていて、じ~んとくるものがありましたが、
その後の一人一人の挨拶。
メンバー、一人、一人の気持ち、そして言葉は浅野先生をはじめ、ひろみさんや、地域の人の心を熱くさせた!そんな言葉でした。
短い期間のメンバーもいたのですが、泣いていたメンバーもいましてね。
 わたくしもなんとも言えない・・・・
熱い気持ちでした。
こんな気持ちになるのは久々でしたね。
当たり前の言葉かもしれないけど、
その言葉に想い、そして感謝がすごくこもっていたのが今でも印象に残っています。
そう思ったのは、わたくしだけではなく、
浅野先生、ひろみさん、地域の人たち、あの場所にいた全員感じたと思います。
 そしてひろみさんの挨拶。
ひろみさんが、言葉を詰まらせながら、そして涙流しながらの挨拶。
きっと、色々な出来事があり、
そして成長したメンバーが旅立つ寂しさやうれしさがあったと思うのです。
それを受け止めてる喜久家のメンバー。
 わたくしは最近喜久家さんに参加させてもらっているのですが、
「昨日という日は参加できてよかった」
そう思った日でした。
 
 そして0時頃かたづけ。
そして別れの時。
 最後、藤井君ときっとまた会おう!
そう約束をして握手。
わたくしも、藤井君も握り締めた手をしばらくは離すことができなかったのです。
同じ日本にいるのに、すごく寂しくて
3月いっぱいまでは喜久家にいると言ってたけど
たぶん会うことはできないだろう。
でもいつかまた会える日が来る。
それまで、YGPも自分も成長して、また笑顔で会える日を今から楽しみにしてます。 
 藤井君をはじめ、喜久家のメンバーのみなさん、ありがとう。
また喜久家に戻った時は、YGPと交流会しましょ!
さよならじゃなくて、
またね!

 野本さんの想いがわかるだけに、こみ上げてくるものがあります。
 私たちは、忘れてはいけません。
挑戦する心と
感動する心。
 
 青春とは、そんな心をもっていることをいうのですから。

 野本さん、ありがとうございました。

                           岬人