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17世紀のオランダ美術に大きな足跡を残した、ヨハネス・フェルメール。
生涯、故郷デルフトから出ること無く、43年間に残した絵画は30数点のみ。
数少ない遺作の殆どが、静かな故郷の風景画と光の中の女性たち。
2003年にフェルメールをモデルにした映画『真珠の耳飾りの少女』が作られ、
少女に扮したスウェーデン女優が、実に絵画そっくりで話題になった。
まぁ映画のような画家と少女のロマンスは、どうやら無かったらしいとか…。
さすがフェルメール作品人気No1のこの絵画は、不思議な魅力に満ちている。
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故郷デルフトを描いた『デルフト眺望』。絵の上半分を占める空と雲、
整然とした街並み、それらを写す水面。左下には数人の人影が配され
絶妙のバランスを保っている。
中央に描かれた教会から、鐘の音が聞こえてきそうな静謐な一枚。
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『牛乳を注ぐ女』は、先の2点より早い1660年の製作とされている。
フェルメールブルーと称される青い顔料が画面を引き締めて、kimitsuku
一押しの一枚。滴り落ちる白い牛乳の美しさと、そのボリューム感に驚く。
残念ながらフェルメール絵画の実物は鑑賞したことが無いが、いつの日か
アムステルダムやハーグの美術館を訪ねたいと、願っている。
1675年12月15日、ヨハネス・フェルメールは43年の短い生涯を終えた。
リュートを調弦する女”1663-1665年頃の作品
の女性の視線と窓からの光が私には印象的でした。15日が忌日だったのですね。kimitsukuさんのおかげで、久しぶりに図録に手をのばして楽しんでいます
そうですか、kanaさんもフェルメールはお好きでしたか。
そして2年前に実物をご覧になったのですね。素晴らしい
私も確か『モネ展』を見に行った時だったかなぁ
そんな時、東京在住の人が羨ましい~と思いますよね。
札幌は集客が見込めないのか、なかなか実物は拝めませんものね。残念です。
でもフェルメール絵画の雰囲気って、矢張りオランダで味わうのが一番でしょうよね。
来年はオランダ