SIDEWALK TALK

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常在戦場

2011-03-02 13:34:23 | ブログ
Office2弊社の決算月は2月。
決算書は経営者にとって通知表みたいもので、
楽しみでもあるんだけど、空恐ろしくもある。
学期末の小学生のような気分だ。


きのうは出張で不在だったから、
きょう朝から速報値をチェックして一喜一憂してるところ。
賽は投げられたんだから、ジタバタしてもしょうがないッス。


とにかく新年度がスタートした。
創業80周年の年度を終え、新たなるディケイドがはじまった。
ここ数年は、景況の悪さをにらんで、
経費削減的な後ろ向きなマネジメントが中心だったような気がする。
90周年に向かうこのディケイドは、もっとアグレッシヴにいきたい。


年初に、このブログの2011年テーマを「 No Retreat No Surrender 」と決めた。
2011年度の経営方針(じゃなくて僕の心持ちですね)はこれに倣いたい。
ことさらに意訳すると、「常在戦場」というマインドだ!


No Retreat No Surrender

2011-01-01 10:13:27 | ブログ
Rabbit謹賀新年
雪のニュー・イヤーズ・デイ
いい年になるといいですね。


「345234」

この数字は、このブログの解析開始時からの通算アクセス数。
オッサンの愚痴のようなこんな稚拙なブログに、これほどの人が訪ねてくれている。
感謝です。


ツイートしはじめてから、ブログの更新が明らかに疎かになってる。
Twitter の方が手軽だから、ついそっちで済ませちゃう。
今年は、ブログの方もガンバっていきます。
ブログを書くにあたって僕なりに毎年、コンセプトというか、テーマみたいなものを設けてきた。

  2005年 「 なくしたものに別れを告げ、奪われたものを取り返す 」
  2006年 「 序・破・急 」
  2007年 「 Steppin' out 」
  2008年 「 遊戯自在 」
  2009年 「 Sweet Sweet New Age 」
  2010年 「 Home Sweet Home 」


始めた当初はアグレッシヴなテーマだったんだけど、
ここ3年、タオイズムというか老成ぶったそれになってることに気づいた。
で、2011年テーマはポジティヴなものにしたい。

  2011年 「 No Retreat No Surrender 」


プライベイトもそうだけど、仕事の方は簡単な時代じゃなくなっていくだろう。
国家(政府)をたよらず、自分自身の足で立って歩いていかなきゃいけない。


ブログも、「方丈記」みたいにシニシズムを気取るんじゃなくて、
兼好法師の「徒然草」のように、多方面にウィットとユーモアのあるリアクションをしていきたい。
今年も、ご愛顧のほどお願いします。


We made a promise we swore we'd always remember.
No retreat no surrender.
Like soldiers in the winter's night with a vow to defend.
No retreat no surrender.


驢馬料理

2010-11-01 11:21:34 | ブログ
Donkey2010年10月24日。
中国出張、2日目。
あさ河南省鄭州市を発って、安徽省亳州市へ車で向かった。
400キロほどの道程だから、亳州市到着はお昼過ぎだった。


それで工場視察&商談の前に、昼食をとることになった。
連れていかれたのが、驢馬(ロバ)料理のお店。
ロバ肉はこの辺の名物で、この店は全国チェーンの本店だという。
そのわりには、ショボかったな。


20年ほど前、初めて中国を訪れたとき、
物資の運搬にしきりとロバが使われていた。
コンクリート製のいかにも重そうな建築材を、健気に引いていたのが印象的だった。
カラダは小さいが、力持ちなんだろう。


さすがに街角で見ることは少なくなったが、今でも中国では身近な動物なんだろう。
現に、僕の目の前に料理となって並んでいる。
ロバ肉の効用を長々と説明されたけど、よく覚えてない。
要するに、「健康にいい」ということだと思う。
じゃなきゃ、食べる意味なんてないもんな。


日本でも、ロバ肉を食べますか?
と、質問を受けた。
ちょっと考えたんだけど、そもそも日本に(野生の)ロバはいないんじゃないかな?


味の方は、存外あっさりしていて、イヤなクセはなかった。
けど、食べてて気持ちのいいもんじゃなかったな。
いろんな部位があったようで、書くのもはばかられる部位もあったかと思う。


僕と彼女と週末に

2010-02-06 16:24:00 | ブログ
数日前、サリンジャーの訃報を受けて、僕の存念をブログにエントリーした。
シニシズムを気取って、とくに感慨はない、などと嘯いた。
けど、ここ数日、ある瞬間瞬間に、
サリンジャーの幻影みたいなものが僕の脳裏に明滅している。


僕がサリンジャーの存在を知ったのは、高校生のころだった。
まだ青くて、なぜか切なくて、どうしようもなく気まぐれで、少し背伸びをしてて、中途半端に反社会的で、
その実、何一つ自己完結できていなかった。


PROMISED LAND~約束の地 PROMISED LAND ~ 約束の地

 浜田 省吾
 価格:¥ 3,059(税込)
 発売日:1999-09-08


そんなハンパな高校生が、1枚の LP レコードを手に入れた。
浜田省吾の『 PROMISED LAND ~ 約束の地 』というアルバムだった。
このアルバムのエンディングに、「僕と彼女と週末に」という楽曲がセットされている。
この曲の間奏で、浜省が以下の文章を朗読している。


   週末に 僕は彼女とドライブに出かけた
   遠く街を逃れて 浜辺に寝転んで
   彼女の作ったサンドイッチを食べ ビールを飲み
   水平線や夜空を眺めて 僕らはいろんな話をした
   
   彼女は 彼女の勤めてる会社の嫌な上役のことや
   先週読んだサリンジャーの短編小説のことを話し
   僕は 今度買おうと思ってる新車のことや
   二人の将来のことを話した
   そして誰もいない静かな海を二人で泳いだ
   
   あくる日 僕は吐き気がして目が覚めた
   彼女も気分が悪いと言い始めた
   それで僕らは朝食を取らず 浜辺を歩くことにした
   そして そこでとても奇妙な情景に出会った
   数え切れないほどの魚が 波打ち際に打ち上げられていたのだ


『 Promised Land 』は、浜省が自らピークのひとつと認めているアルバムで、
影のあるプロテストソングとゴキゲンなアメリカン・ポップロック、切ないラヴバラードが
絶妙のバランスで散りばめられている。
当時 ティーンの僕にとっては、臓腑を鷲づかみされる思いがした。
ともかく、浜省のこの朗読でサリンジャーを知り、
野崎孝氏訳の『ライ麦畑でつかまえて』を夢中になって、何度も読んだ。


『 Promised Land 』も、『ライ麦畑でつかまえて』も、
当時の僕にとっては精神の許容範囲を超えていて、青白い炎のみを Soul に残しただけだったけど、
その炎は、か細いながら、今でも僕の中で燃え続けているような気がする。


Home Sweet Home

2010-01-01 10:01:00 | ブログ
Tiger謹賀新年

こんな時代だから
Get back to where you once belonged
Home Sweet Home


早いもので、このブログをスタートして早5年が過ぎ、2010年で6年目に突入する。
ブログの記事を書くにあたって僕なりに毎年、コンセプトというか、テーマみたいなものを設けてきた。


2005年テーマ 「 なくしたものに別れを告げ、奪われたものを取り返す 」
2006年テーマ 「 序・破・急 」
2007年テーマ 「 Steppin' out 」
2008年テーマ 「 遊戯自在 」
2009年テーマ 「 Sweet Sweet New Age 」


さて、2010年の庚寅年。
「 Home 」というキーワードが脳裏をよぎった。


ことさらに説明すれば、この Home とは、
家族であり、
会社(社員やお取引先)であり、
友人であり、
地域(My Hometown)であり、
国家であり、
このブログに関わっていただいているブロガーさんたちである。
この愛しい人たちの存在にあらためて感謝し、記事をエントリーしていきたい。


2010年は「 Home Sweet Home 」というテーマで、このブログを楽しく運営していこうと思います。
本年もよろしくお願いします。


She's Leaving Home

2009-10-31 07:42:00 | ブログ
Parisフランス在住のブロガー、
うさたろうさんがパリを引き払って帰国するという。
赤の他人の僕が彼女の決断に意見をいう資格はないけど、
なぜか一抹の寂しさを覚える。


僕はフランスについてまったくの無知だけど、
彼女のブログを通じて、
ボリス・ヴィアンとか、パリのカフェに集うボヘミアンの息吹のようなものを常々感じていた。


以下は散文は、感謝の意をうさたろうさんに捧げたいと思いアップした。
仏語じゃなくてスミマセン。


   Friday morning at five o'clock as the day begins
   Silently closing her bedroom door
   Leaving the note that she hoped would say more
   She goes downstairs to the kitchen clutching her handkerchief
   Quietly turning the backdoor key
   Stepping outside she is free
   She's leaving home bye bye


東京で一杯やりましょう!
Get back to where you once belonged

Diane Birch

2009-09-03 15:28:00 | ブログ
「政治ネタは、僕ごときの手には負えないから、ブログにはできるだけ書かないようにしている」
なんてこと言っときながら、
ここんとこ、選挙がらみのエントリーが多かった。
反省… <(_ _)>


Bible Belt Bible Belt

 Diane Birch
 価格:¥ 1,021(税込)
 発売日:2009-04-27


さて、ダイアン・バーチ。
最近、カーラジオから、
「 Fools 」という小気味いいソウル・ナンバーがよく流れていた。
スタンダードじゃないかと思わせるほど完成度が高く、
久しぶりに聴く王道のソウル・ミュージックに気分がよくなった。
調べてみると、なんと!新人アーティストだった。


アレサ・フランクリンを彷彿とさせるヴォーカル・パフォーマンスもさることながら、
ソングライティングのクオリティの高さには息をのむ思いがした。
最近のニュー・ソウルは、エイミー・ワインハウスに代表されるように、UK 発が目立っていたけど、
本家アメリカからの逆襲といったところだろうか。


アルバム『 Bible Belt 』は、まだ聞きかじりだけど、
ソウルにくわえてカントリーやゴスペルなど、いわゆるアメリカン・ルーツ・ミュージックのマナーを踏襲している。
かといって決して古臭くなく、エモーシャルなサウンド・プロダクションに仕上げられている。


今後が楽しみなアーティストだ。


アポロ

2009-06-22 11:24:28 | ブログ
Apollo僕がチョコ好きなことは、何度かこのブログでも触れた。
基本はロッテのガーナなんですが、アポロチョコレートもよく買う。


アポロチョコは、僕の子ども時分からあったから、
発売何十年という歴史があると思う。
名前といい、円錐型の形状といい、
アポロが月面着陸を果たした時代に誕生したことはまぎれもない。


今の子はアポロ計画なんて知らないだろうから、
この円錐形のチョコがどうしてアポロなんだろうって思うんだろうな。
小学生時代、アポロについての児童向け書籍を、一心不乱に読み漁ったのが懐かしいです。
「宇宙旅行」とか「宇宙開発」なんて聞くと子どもたちの心がときめくのは、
今も昔も変わらない。


ベビースターラーメンもそうだけど、
オッサンになっても嬉々として食べてるなんて、子どもの僕は想像だにしてなかったな。
この分だと、ボケがきても食べてるかもしれません。


食わず嫌い

2009-03-17 14:28:34 | ブログ
このブログに時たまコメントをくれるブロガーさんで、
音楽 -Pop Music- に通暁されていて、しかもオールジャンルを網羅されている人がいる。
仮に、「SO さん」としておこう。


SO さんは、音楽に関して、偏食をしない。
さらに豊富な知識がありながら、まったく先入観を介入せずに音楽を聴かれてるように感じる。
これって、何気にスゴイことなんだよな。


僕の音楽に対するビヘイビアは、SO さんの対極、いわば真逆だと思う。
特に若いころ、
単なるアクを芸術の核心的なものからでている
というふうに、勘違いしていた節がある。


「サーフ・ミュージックなんてブルジョアの BGM だ」
「AOR は軟弱で、ロックとは似て非なるものだ」
「ボサ・ノヴァはパンチが効いてなくて眠くなる」
などと、ろくに聴きもしないで毛嫌いしていた。


反省 <(_ _)>
ポップ・ミュージックをジャンル分けすることほど、無意味なことはない。
そもそも明確な境界線などなく、いい意味でカオスなんだから。
聴いてて心地よければ、それでいいんだよな。


Calm holiday Calm Holiday

 Noccola Folk
 価格:¥ 2,310(税込)
 発売日:2009-02-25



年齢を重ねて食べ物の好き嫌いが減ったように、
最近はいろんなジャンル -それでもまだ偏ってるけど- を聴くようになった。
先日は AOR のコンピ・アルバムを買ったし、
今回はニコラ・フォークのアルバムを買ってみた。


このアルバム『 Calm Holiday 』は、70's や 80's の名曲たちをボサ・ノヴァやラテンでカバーしている。
ニコラ・フォークは、Sade を彷彿とさせる、優しい落ち着いたヴォーカルが魅力的なシンガー。
ちなみに、収録曲とオリジナルのシンガーは以下のとおり。

   Don't Get Me Wrong 【 The Pretenders 】
   Mercy Mer (The Ecology) 【 Marvin Gaye 】
   Everytime You Go Away 【 Daryl Hall and John Oates 】
   Just The Way You Are 【 Billy Joel 】
   Close To You 【 The Carpenters 】
   Manic Monday 【 The Bangles 】
   Misty Blue 【 Dorothy Moore 】
   Everybody Wants To Rule The World 【 Tears for Fear 】
   Can't Take My Eyes Off You 【 Boys Town Gang 】
   This Masguerade 【 George Benson 】
   Hard Time (original) / Niccola Folk


こんな名曲たちに変に手を加えるとかえって歪なものになりがちだけど、
誰の力量なのだろう?うまく仕上がっている。
僕は特に、
ホール&オーツの「 Everytime You Go Away 」のこのアルバムでの解釈は秀逸だと思う。


英作文

2009-03-08 16:55:19 | ブログ
Dictionary2きのう、ブログ記事をはじめて英文でエントリーした。
内容は、ブルース・スプリングスティーンの The E Street Band の
オルガン&アコーディオン奏者 ダン・フェデリーシへの追悼文だった。
英文のほうがダニーに伝わるんじゃないかと思って、そうした。


僕は、桐箱屋だから、ふだん英語を使うことはない。
しかも勉強しなくなってだいぶ時間が経ってるから、難渋を極めた。


ひさしぶりに辞書を取りだし、何度も加筆訂正した。
それでも、文法的に正しいかどうか(もちろん間違ってるにちがいない)、
実際の英語圏の人たちに正確に伝わるかどうかはわかんない。
時間も死ぬほどかかった。


僕は、ダニーのハモンドオルガンを30年ちかく楽しませてもらった。
僕からのせめてものはなむけだ。
Phantom Dan 、永遠なれ!