SIDEWALK TALK

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地獄に仏

2006-12-20 08:34:06 | 悩み
Wallet東京で、財布を紛失しちゃった。
現金、クレジットカード、キャッシュカード、運転免許証、ETC カードなどの生活必需品、
とりわけお金に直結するものばかりを同時に紛失し、途方に暮れて、I'm in blue 。
どうせでてこないと半ばあきらめつつ、
警察に紛失届をだしたり、タクシーの忘れ物センターに登録したり、宿泊してたホテルに連絡したり…
と、思いつくかぎりの措置を講じた。
もちろん、カード会社や金融関係にも届け出をした。
 
かなりショックだったけど、
自分の不注意だから、自らの不明を恥じて、授業料だと思ってあきらめることに。
それよりも切実な問題というか、困った状況に陥った。
  
東京に独り。
そして、所持金は70円也。
帰りのチケットも未購入。
 
いま冷静に考えると、親戚もいるし、取引先もあるし、友人・知人も多い。
だから、なんとかなる状況ではあった。
サスガにテンパってたのか、そのとき思いついたのは友だちに連絡することだけ。
  
品川駅にほど近い場所にいたので、近場に住んでる大学時代の先輩に連絡するも不発。
その後、数人に連絡したけど、土曜日ということもあってか、ヒットせず。
ケータイのバッテリーもやばくなってきて、だんだん焦燥感が募る僕。
四苦八苦の結果、学習院大学の後輩クロダくん(クロダといっても紀宮様の旦那様の黒田さんじゃありません)にビンゴ!
彼は休みだったらしく、すぐさま(といっても小平在住のため、2時間ほど後に)駆けつけてくれて、
お金をお借りすることができました。
 
彼に謝意をつたえると、
「mf 先輩が大学時代から僕にしてくれたことを思えば当然です」
と、なんともしおらしい謙虚でやさしいコメントが返ってきた。

地獄に仏
持つべきものは友達
情けは他人(ひと)のためならず
捨てる神あれば拾う神あり


そんな諺たちが、走馬燈のように僕の脳裏を駆け巡った。
クロダくん、アリガトウ!
命拾いしたよ。
  


私だけの十字架

2006-12-19 08:38:45 | まち歩き
Sunきのう、晩ゴハンがなかったんで、ひょろんと焼き鳥を食べに出かけた。
昨夜は JC の卒業生送別会(追い出し)だったようで、後輩たちとバッタリ遭遇。
で、そのまま雪崩にのみ込まれるように痛飲。
飲みすぎちゃいました。
 
けさ歩いて出社中にみた太陽が、二日酔いのためにみょうに眩しく、
やたら黄色く目に突き刺さりました。
その太陽をみて、ふと頭に浮かんだのが刑事ドラマ『特捜最前線』のエンディング曲「私だけの十字架」。
歌ってるのは、クロード・チアリだとよく勘違いされてますが、
じつはイタリア出身のナポリターナ歌手のチリアーノ。


   星の揺れる港を
   二人見てたあの日よ
   肩に受けた口づけ
   愛を語り消せない
   あの人は あの人は
   私だけの十字架
  


東京散歩

2006-12-18 09:36:29 | まちづくり
Tokyo_stationブログでもお知らせしたように、
仕事と JC を兼ねて、東京へいってきました。
今回の旅は波瀾万丈で予想外の結末を迎えるんだけど、
きょうはそのことは置いといて、楽しかったことについて。

まずは、ビジネス。
お相手は、カナダ人の JS さん。
渋谷のセルリアンタワーの15階にオフィスがある。
男の僕がいうのもなんですが、すごいイケメン。
ブラピ似です。
  
彼独特のアイデアと僕が説明する桐箱の伝統的なスタイルを融合して、
新しい商品をつくろうという試み。
とりあえずサンプル100個ほどを作製することに。
順調なビジネス・トークができました。
 
夜は、「鬼林会」へ。
ここから、中津 JC の H 理事長と合流。
H 理事長は、僕が理事長時代の専務理事。
当時は、ふたりであっちこっちに出かけたもんです。
  
鬼林会の会場は、東京駅前の日本工業倶楽部。
ここは、1949年に日本にはじめて青年会議所運動の灯がともった JC の聖地。
自然と身が引きしまります。
リンタツ先輩は、あいかわらずのリンタツ節。
ことしペースメーカーを交換したとはきいてたけど、
その古いペースメーカーをみんなに見せびらかしてました。
そんなもん見せられても、リアクションむずかしいですよね (^^;)
 
さらに楽しかったのは鬼林会後、H 理事長と食事にいったこと。
銀座でしゃぶしゃぶ。
和牛という表示だけでどこの肉かはわからないんですが、とにかく美味しかった。
お鍋も一人用で、自分のタイミングで食べたいものを食べたいだけ入れる、
というスタイルもグッド。
お酒もすすみます。
  
で、いつの間にか、話題は JC について。
JC は卒業してるんで門外漢なんですが、
お酒の勢いも手伝って、H 理事長とアツイ JC 論を闘わせてしまいました。
 
鬼林会でたくさんの JC 臭い先輩たちにお会いして、
その夜、後輩の H 理事長と JC 論。
なんか充実感があったな。
やっぱり僕は JC が好きなんですね。
  


鬼林会、そして浜松へ

2006-12-15 08:43:00 | 旅行記
Rintatsu_senpai2きょう、「鬼林会」参加のために東京へいく。
もったいないことに、中津 JC の H 川理事長が、忙しい中、同行してくれる。
リンタツ先輩にお会いするのは、3年ぶりかな。
そのときも、H 川理事長(当時専務理事)といっしょに出席した。


「ペースメーカーのバッテリーを交換した。絶好調!」
なんていうリンタツ節全開のお手紙を、先日ちょうだいした。
ひさしぶりに生で聴くリンタツ節が、今から楽しみだ。


そして明日、浜松へ。
2001年度日本 JC 委員会での同期の副委員長 M 田くんの卒業を祝う会。
この委員会には前述の H 川理事長もいっしょに出向したのだが、
彼は次年度ブロック会長ということで、浜松にはいかず、福岡で開催されるフォーラムにトンボ返りする。
昨年末、僕の JC 卒業祝いを福岡(中洲)でやっていただき、そのとき M 田くんが浜松から参加してくれた。
今回は、そのお礼参り。


再会楽、JC の友情に乾杯!


ベンチャースカウト

2006-12-14 09:46:13 | まちづくり
Jamboree紆余曲折あって、十数年ぶりにボーイスカウトに復帰。
僕がかつて所属してた団が、来年 創立30周年を迎えるってことで
恩返ししなさいってことなんでしょう。

で、いきなりベンチャー隊の隊長に就任。
ベンチャー隊っていうのは、高校生の隊。
ボーイスカウトは9月が年度替わりだから、今は受験をひかえた中3も所属してる。
僕は優秀なスカウトじゃなかったし、スカウト活動から10年以上もはなれてたから、
彼らに指導する能力も資格もない。
でも、どうせやるなら楽しくやっていこうかと。
 
きのう、初めての隊集会をおこなった。
まずは、スカウトたちの顔と名前をおぼえることからスタート。
そして、以下の行動計画が決定した。

  1.隊集会の月1回開催
  2.ベンチャー隊オフィシャル・ブログの開設
  3.ボーイ隊への上級班長派遣
  4.BP 祭の企画・運営へのコミット
  5.創立30周年事業の企画立案
  6.コミュニティ FM への出演
  7.「なかつ100km 徒歩の旅」への参画
 
高校生ということで勉強への影響も配慮してやらなきゃいけないが、
彼らがスカウト活動を通じて一生の友だちになれたらいいと思う。
僕にも、そういう友だちが数人いるから。
  


買おうかどうか考え中

2006-12-13 14:08:42 | アニメ・コミック・ゲーム
けっこう衝動買いするタイプだと自覚してるんですが、
興味がありめっちゃほしいのに、めずらしく買うことにためらいおぼえてるモノたち。
 



  
MOSTLY MOTOHARU MOSTLY MOTOHARU

 価格:¥ 5,775(税込)
 発売日:2007-06


佐野元春デビュー25周年オフィシャル・ブックと銘打たれてる本で、価格は5,775円也。
デビューから現在までの佐野元春を、
最新インタビューに加え、5期に分けて記述したヒストリーと、ディスコグラフィーやライヴ、
さらにこれまでに佐野元春の四半世紀の活動を俯瞰する唯一の書籍。
若いころのようになにかに憑かれたような気持ちになれないんで、
けっきょく買っても細部まで読み込まないような気がするし…。
うぅむ、でもほしい。
 



  
PLAYSTATION 3(60GB) PLAYSTATION 3 (60GB)

 価格:¥ 54,980(税込)
 発売日:2006-11-11


先月発売された次世代コンピュータエンタテインメントシステム「プレイステーション 3」。
これは説明いらないですよね。
僕のゲーム機ヒストリーは、プレステがメインストリーム。
だから、ふつうにほしい。
店頭価格は5~6万円といったところか。
でも、じっさいの作製費用は8万円前後らしい。
だからソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)は、売れば売るほど損するとのこと。
最近、ゲームから遠ざかってるしなぁ。
もっとも、買おうと思っても売ってないか…。
 



  
デビルマン (1) (講談社漫画文庫) デビルマン (1) (講談社漫画文庫)

 価格:¥ 525(税込)
 発売日:1997-04

永井豪氏による原作マンガは、TV 版とは一線を画すストーリー。
小学生のころ読んだけど、怖くて途中でやめた記憶がある。
全5巻なので、金額は@525円×5=2,625円也。
買えるけどなぁ…。
でも1回読んだら、それっきりになっちゃうだろうし。
 



  
LOVE Love

 価格:¥ 2,943(税込)
 発売日:2006-11-21


1970年発売のアルバム『 LET IT BE 』以来、ビートルズの36年ぶりの新譜『 LOVE 』。
クレジットが「 THE BEATLES 」になってるってことは、過去の作品のリミックスじゃなくて、
完全なオリジナル新譜って解釈なんでしょうね。
でも、なんか釈然としないなー。
いくら5人目のビートルと呼ばれるジョージ・マーチンのプロデュースといっても…。
ビートルズにたいする冒涜っていう評価があると思えば、
存命してるポール、リンゴ、そしてヨーコが絶賛してるって情報もあるし。
ジョンが生きてたら、何ていうかな?
金額は4,200円也。
悩むくらいなら買ったら、とも思う。
しょーもないアルバム買って、けっこう後悔してるんで…。
  


007: カジノ・ロワイヤル

2006-12-12 09:42:59 | 映画
Casino_royale『カジノ・ロワイヤル』は、今までの007シリーズとは一線を画す、
まったく新しい007。
マンネリ化してたシリーズを生き返らせた秀作だ。


6代目ボンドの本命はユアン・マクレガーだった、
ボンドガールのオファーをだすもことごとく断られる、
撮影所で火災が発生しセットが焼失した...etc
ケチばかりついてた印象の今作だが、
シリーズ最高傑作の呼び声どおりのデキだった。


6代目ボンド就任時には不評だったダニエル・クレイグ。
僕もクレイグはボンド役に向いていないと思ってたけど、とんでもない。
ワイルドな新しいボンドを好演してる。


アクションは、かつての重厚なオジさんアクションから脱皮、
ワイヤースタントや CG にたよらないリアルなもの。
ボンドカーは、空を飛んだり海に潜ったりといったあり得ない機能や、
透明になったりやたらスゴイ武器を搭載してたりといった SF チックな要素を排除し、
新型アストンマーチンをスタイリッシュに乗りこなす。
常連のミス・マネーペニーと Q も登場せず、
恒例のドラえもん的ガジェットもない。


ダニエル・クレイグ起用が大成功。
007シリーズは惰性でなんとなく観てたような気がするが、認識が一変。
今からクレイグによる次回作が楽しみ。
観てぜったい損しない作品になっている。

PIANO MAN

2006-12-11 09:21:16 | 日記・エッセイ・コラム
Billy_joelビリー・ジョエルのライヴは、サスガの内容。
ビリーというスーパースターのライヴでありながら、
あくまでもロックバンドの演奏というスタイルを前面にだしていた。
バンドのメンバーは誰一人知らなかったけど、
どのミュージシャンも一流のそれとわかる演奏力。
ビリーもノリノリで、お尻でピアノを弾いたりと、茶目っ気もみせてくれた。


アンコールで、ビリーがハモニカホルダーを装着。
ファンなら、デビュー曲「ピアノマン」だとすぐわかる。
しかし、ビリーが弾いたイントロは、ジョン・レノンの「イマジン」。
ジョンの命日(日本時間では12月9日)ということでのアドリブだった。
「イマジン」をワンコーラスだけ歌い、そのまま「ピアノマン」へ。


「イマジン」を「ピアノマン」の導入部に使用したのは、
「ピアノマン」のリリックにジョンとポールという人物がでてくるからだろう。
「ピアノマン」は、ビリーが不遇時代、
失意の中でロスのピアノバーでピアノの弾き語りをしているときの経験を元にしてできた曲である。
ジョンはバーテンダーで、ポールは不動産屋とされている。


   Now John at the bar is a friend of mine
   He gets me my drinks for free
   And he's quick with a joke or to light up your smoke
   バーテンダーのジョンは俺の友達
   いつもタダで酒を飲ませてくれる
   気の利いたジョークや 煙草の火までつけてくれる


   Now Paul is a real estate novelist
   Who never had time for a wife
   ポールは小説を書いている不動産屋
   恋人を見つける暇もないくらい忙しい


もうひとつのサプライズは、ベースボール・キャップ。
「ガラスのニューヨーク ― You May Be Right ―」のときに、
キャップを被るお決まりのパフォーマンスがある。
この日のキャップは、いつものヤンキース「 NY 」マークじゃなく、「 sh 」マーク。
福岡ということで、ソフトバンクホークス・ヴァージョンだった。


MC では、自身の頭について自虐ギャグをとばしてたビリー。
ちょいハゲで小太り、でもカッコイイ。
こんなオッサンに僕もなりたい。


52nd Street

2006-12-09 09:47:40 | まち歩き
『ニューヨーク52番街』(52nd Street)
初めて買った洋楽のアルバム。
  
52nd Street 52nd Street

 Billy Joel
 価格:¥ 1,359(税込)
 発売日:1998-10-22


いまも輝きを放ちつづている、けっして色褪せることのない楽曲たち。
ビリー・ジョエルのこともろくに知らず、たまたま購入したんだと思うけど、
いきなり名作にめぐり逢えた幸運にミューズに感謝せずにはいられない。
このアルバム購入の数年のちに、52番街の安モーテルに滞在したこともあった。
それも今は想い出だけど…。

今夜、ビリー・ジョエルのライヴにいく。
彼のライヴにいくのは、今夜がおそらく最後だと思う。
今から楽しみ、朝からゴキゲン!
  
夜が待ち遠しい-Until The Night
  


ニイヤタカヤマ

2006-12-08 13:35:16 | うんちく・小ネタ
Niitakayamaきょう12月8日は、「 Lennon's Day 」。
いうまでもなく、ジョン・レノンの命日だ。
日本時間では、時差の関係で、
ジョンの死亡時刻は12月9日のお昼過ぎ?だったと思う。
  
当時、僕はまだ中学生で、ちょうどビートルズを聴きはじめたころだった。
まだ幼すぎたせいか、ことの重大さをそれほど認識してなかったように思う。
というより、当時の中学生にとってビートルズはすでに伝説になっていて、
生身のジョンをリアルな存在として実感できてなかった。
 
12月8日(アメリカ東部時間では7日)は、僕たち日本人にとって、
レノンズ・デイよりも忘れてはいけない重要な日でもある。
大東亜戦争対米英戦(太平洋戦争)勃発の日、
いわゆる真珠湾攻撃がおこなわれた日だ。
  
1941年(昭和16)12月2日、「12月8日午前0時を期して戦闘行動を開始せよ」という意味の暗号電報「ニイタカヤマノボレ一二〇八」が、船橋海軍無線電信所から送信された。
そして運命の12月8日、米戦艦アリゾナ等戦艦11隻を撃沈、400機近くの航空機を破壊して、攻撃の成功を告げる「トラトラトラ」という暗号文が打電された。
 
ところで、ニイタカヤマ。
ニイタカヤマとは、台湾の玉山(ユイサン)のことで、
日本統治時代に「新高山」と呼ばれていた。
新高山という名称は明治天皇によって名づけられた
となにかで読んだ記憶があるが、ちょっと自信がない。
玉山(新高山)は、台湾の最高峰で、台湾山脈のほぼ中央部にある。
標高は3997m と日本の富士山よりも高い。
 
新高山は開戦当時の日本最高峰だったことから、対米英戦争を高い山への登山に比喩して「ニイタカヤマノボレ」という暗号が創作された
というのは単純すぎる解釈のような気がするが、その真偽はわからない。
一説には、当時の日本海軍の通信符号表には「ニイタカヤマ」は登載されていないらしく、
この暗号は大本営の後付けだったともいわれている。

「レノンズ・デイ」と「太平洋戦争開戦記念日」が同じ日だということは(時差のため正確にはちがう)、
なにか考えさせられるものがある。
ジョンと英霊たちの魂に、哀悼の意を表したい。