内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

文科省奨学生選考結果

2025-03-01 23:59:59 | 雑感

 先月8日の記事で話題にした文科省奨学金の面接試験の結果を今日学科長から知らされた。弊学科からは8人が面接に臨み、うち5人が奨学金(一年間日本の大学に留学するために支給される。往復の航空運賃も含まれている)を獲得した。うち一人は一身上の理由で辞退したとのことだが、奨学生に選ばれたことにはかわりない。獲得数としては全国トップであり、弊学科の候補者たちが高く評価されたことを意味している。その点では満足してよい結果である。
 ただ、8人の候補者のなかで昨年11月にいち早く私とコンタクトを取り、私が推薦状を書いた学生が不採用だったのはちょっと可哀想だった。健気に準備を続けていたのだが、いかんせん日本語の実力で他の学生たちに比べて劣るのは否めなかった。だから、結果を知らされて、「やっぱりだめだったか」という感じではあるのだが、本人は当然ひどくがっかりしていることだろう。
 先週は授業前に願書の準備の段階から世話になったお礼を言いに来た。感謝のしるしだといって、手編みの置物のようなものもくれた。大学公開日の今日は学生スタッフの一人として訪問者の質問に丁寧に答えていた。
 来年度は弊学科の修士に進学する。修士の間に交換留学制度の枠で一年間留学することもできるし、そのための奨学金も数種ある。それを視野に入れつつ前を向いて進んでいってほしい。