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紫式部の弟惟規の最期の姿が『光る君へ』に取り入れられるとすれば
(2024-06-26 13:58:33 | 雑感)
紫式部はその生没年を確定できないが、少なくとも一〇一三年には生きていたことが藤... -
大河ドラマ『光る君へ』に採用してほしい『紫式部日記』のなかの一場面 ― 弁の宰相の昼寝姿
(2024-06-25 17:45:02 | 雑感)
大河ドラマ『光る君へ』には『源氏物語』から取られたエピソードや描写などが紫式部... -
都市の勃興・市民階級の成立と贖罪の場としての煉獄の誕生とダンテの「煉獄篇」
(2024-06-24 04:51:27 | 読游摘録)
「煉獄」という言葉は聖書にはない。煉獄という考え方は十二世紀半ばにカトリックの... -
「近代ヨーロッパ」の陰に隠された非キリスト教的ヨーロッパはどこに見出されるか
(2024-06-23 04:17:29 | 読游摘録)
煉獄の観念がキリスト教世界において成立する以前と以後の違いについて、阿部謹也の... -
西洋中世キリスト教世界における煉獄の公認の社会思想史的・哲学思想史的衝撃
(2024-06-22 13:19:21 | 読游摘録)
煉獄の思想の萌芽はアウグスティヌスに見られるが、キリスト教の教義のなかに本格的... -
おのれのほかに対象がない生への執着が地獄である ― シモーヌ・ヴェイユ『重力と恩寵』より
(2024-06-21 11:03:53 | 読游摘録)
フランス語に moignon という言葉がある。フランス語歴史辞典によれば、古... -
「われわれの生きる社会の構造そのものに内在する地獄」― 見田宗介『まなざしの地獄』より
(2024-06-20 07:48:31 | 読游摘録)
見田宗介の論文「まなざしの地獄」の初出は『展望』1973年5月号で、1979年... -
「地獄は一定すみかぞかし」―『歎異抄』より
(2024-06-19 13:13:10 | 読游摘録)
「地獄」という言葉を聞いて私がすぐに思い浮かべる日本の古典は『往生要集』と『歎... -
沈黙の中の心の叫び
(2024-06-18 23:59:59 | 雑感)
午前中、来年度のために新たに募集した講師のポストの最終面接に召喚する候補者の選... -
幸いにも出会うことができたなつかしき作品たちへの感謝の言葉
(2024-06-17 03:13:37 | 雑感)
私にもかつてあった青年期、と言いたくなるほど今では非現実的な過去の彼方にある昔... -
なつかしき『蜻蛉日記』再訪
(2024-06-16 12:53:39 | 読游摘録)
四日前から手元にある『蜻蛉日記』の注釈書(電子書籍版も含む)の再読に多くの時間... -
動物たちにも心的装置を認めた最晩年のフロイト
(2024-06-15 11:25:09 | 読游摘録)
フロイトは、昨日引用した『文明への不満』の三年前に刊行された『幻想の未来』(1... -
ロマン・ロランの「大洋感覚」への誘惑とそれに対するフロイトの懐疑の間で引き裂かれ、不安に打ち震えるだけの小さな自分
(2024-06-14 11:11:14 | 読游摘録)
ピエール・アドは、La philosophie comme mani... -
「宇宙的尺度」と「奇妙な絶対知」― サン=テグジュペリとメルロ=ポンティ
(2024-06-13 13:36:44 | 読游摘録)
サン=テグジュペリの『人間の大地』のなかで「宇宙的尺度」(l... -
「飛行機の登場とともに、私たちは直線を学んだ」― 過去の読書経験の新たな交叉をもたらす一文 サン=テグジュペリ『人間の大地』より
(2024-06-12 07:57:04 | 読游摘録)
フランス語の « à vol d’oiseau » という成句は... -
燦々と言葉が響き合う大伽藍の片隅で
(2024-06-11 11:54:39 | 読游摘録)
須賀敦子は、昨日の記事で引用した「星と地球のあいだ」のなかで、サン=テグジュペ... -
「人間はさまざまな関係の結び目だ。関係だけが人間にとって重要なのだ」― サン=テグジュペリ『戦う操縦士』より
(2024-06-10 14:10:41 | 読游摘録)
「稀代」とか「当代無比」とか称される読書家でもある作家や批評家などの書評集成や... -
神への愛と神の構想不可能性という「真正な矛盾」の確実性の経験 ― シモーヌ・ヴェイユ『重力と恩寵』より
(2024-06-09 14:15:22 | 哲学)
昨日の記事のなかに引用したシモーヌ・ヴェイユの『重力と恩寵』の一節は、「浄める... -
運河の片隅で午睡に微睡む白鳥の雛鳥たちは何羽いるでしょうか?
(2024-06-08 17:32:43 | 雑感)
今日の午後、ジョギング中に、自宅近... -
近隣の複数の教会で同時に鳴り始めた鐘のように
(2024-06-08 12:53:56 | 読游摘録)
教育・研究にとって重要だと判断した書籍と個人的な関心から味読したい書籍とは、紙...