こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2月27日 火曜日 迷う夜 悩む夜

2007-02-27 23:12:31 | 雑記帳
今夜は、実に個人的な吐露。



今日は、1日、仕事をしながらインターネットで家の近所の地図を調べていた。
すっかり、勢いで家を買ってしまったが、谷中や本郷といった自分の愛する街に、どれだけの距離に自分の家があるのか、それを調べていた。

思えば、自分には、この西尾久と接点は無い。
20分歩くと田端。

ここには、芥川龍之介や、多くのアーチストがいっとき、集まり、文士の村となった時期がある。
そういった空気が自分は、好きだが、それも自分には、余りリアリティがない。

戦後、自分らで作った、谷中の商店街のにぎわいや優しさ、それに、一葉が住んだり文化の匂い漂う本郷、そういった、自分をキュンとさせるものを、この地に見つけねばならない。

しかし、目が覚めると、まだそういうものをこの地に見出せないでいる。

唯一、チンチン電車くらいか。

***



夜、秋葉原に行った帰り、いつもと違ってJRで田端まで行き、そこから歩いて帰った。
多分、自分は、この地を、何年も歩かねばならないのだと思う。
そして、自分が好きになれるささいな風景や街のある場所を見つけなければ、この街を愛することは出来ない。
自分にウソを付くわけにはいかない。



帰って、テレビを着けると、フジテレビで「今週、妻が浮気します」という三文ドラマをやっていた。
夫婦に亀裂が生じてどうたらこうたら、浮気するだのしないだの・・・実にくだらない、そして、へたくそな芝居と、しょうも無いストーリーが展開。

自分には、現実のリアリティある瞬間というのを大事にしている。
というのも、多くの時間を、他人世界の幻想の中、もしくは「世間」という幻想に、気を取られているように思うからだ。

置かれた状況をごまかすために、自分はすぐ結論を急ぎ、身の回りのモノを美化する傾向があるような気が最近している。

まだ好きにはなれないこの家の存在も含めて、自分に正直にあるために、ごまかすことなく、見つめるリアルな時を持つ必要を、今夜は痛く感じる。
コメント
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