4日も休みを取ったため、寝・起きがズレてしまう。(安心して休めない)昔の日本人的だ、というより、元来は不精な性格なので、そうなってしまう。
朝の寝起きは想定通りしんどかったが、好天の差し込む陽射しが気持ちを救ってくれたような気もする。
都内にて仕事、昼食の後、午後地方に向かう。
室内で熱心に語るうち、外に出れば宵の空。
帰路を辿るガラガラの電車に座って、パブリック・イメージ・リミテッドの近作「ディス・イズ・PIL」を聴いていたが、気が付いたら、眠りに堕ちていた。
車内で眠るなどは、近時無いことである。
どうやら、休んだ分、疲れが溜まるという逆現象と捉える。
暮らすためだけの買い物をしながら、ふらふらと家路を歩く。
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すぐエネルギーが枯渇して、次の日に影響する性分は理解しているので、平日のお掃除はほどほどに、ということは理解していた。
しかし、本当のゴミ屋敷は「あかん」とはわかっても自堕落だった。
最初は単純に「今日は、真っ黒になったオナベをキレイにだけしよう」と思っていたのが、それが済むと洗い場をキレイにし、買ってきた電球を取り替えると久しぶりの灯り。
「おお、イイじゃないの」という一方、灯りが照らし出したは、ゆかの汚さ。
そこから、雑巾がけ。。。
結局、1時間半も掃除に費やしてしまった。
夕ご飯を作る気力は、そのお陰で無くなってしまった。
掃除をする間、持ち歩いているミニ録音プレイヤーから流れる、ピンク・フロイドの「アニマルズ」、「原子心母」を聴き切ってしまった。
やはり、自分は「狂気」「炎」「鬱」がしっくり来る。
「アニマルズ」。ヒプノシスのジャケットは、とてもとても素晴らしいが、デイヴ・ギルモアのギターのみで乗り切った、という感覚で、未だにしっくり来ない。「シープ」のイントロ部分は好きですが。。。
「原子心母」も似ており(好きな曲はありますが)歴史的だとは思えど、やはり組曲の大仰さを愛せるのは、本当のプログレッシヴ・ロック時代を体現し得た世代の方。
一歩遅れて、追体験の形で知った自分には、十分な理解が及ばない。
音楽が心底好きな人ならば、それぞれの想いで良いと思っているが、自分には、今聴く「原子心母」組曲はかなり古いものを感じさせてしまう。
「狂気」「炎」が永遠にすたれないのとは距離がある。