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年賀状に載せる写真を選んでいた。
今年撮った写真も枚数がぼう大。
そこで、途中から少し手抜きをしながら、めくっていった。
そのうち「どれだけ哀しく・汚くあっても、それでも、なんとこの世は美しいんだろうか」と思うに至った。
季節を巡りて咲く花・植物たち。
路地に住まうネコや鳥や生き物たち。
カオティックに入り組んだ街と市井の人とが織り成す光景。
写真を1月からめくり、その時間の長さ。
雨・風・嵐、暑さ・寒さを乗り越えて。
ふだんは視えない、上空から俯瞰するような感覚が芽生える。
この世に現れる悲しみの総量を、なんとか少しでも減らせないものだろうか。
たぶんあらゆる日々の取り組みは、すべてそれに向けてであるべきだろう。
年の瀬が、そんなことまで思わせてしまう。
平日日中に、激しい怒りやよどんだ想いに包まれる時がある。
昔と比較すれば、相当おだやかになり、周囲に惑わされて、感情の起伏に苦労することは少なくなったけど。
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昨日は仕事納めだった。
お酒を用意しては、ふだんはなかなか話すことがかなわない人と話せる機会。
「へえー」と”その人となり”に出会って、合わなかった人との気持ちのカベが溶けることが多い。
「そのように思って生きていたんだ」と知り、その後、その気持ちを抱き合って仲良くなったことがいくつもある。
根は”人間が一番ダメな生き物だ”と信じてやまない者だからこそだろうが・・・
逆にこんな対話を通じて、気持ちの底にある想いに出会っては唸り、その人を好きになってしまう。
(性的な意味ではなく)
今年もこの島で出会い、仲良くなれた人、お互いハッピーになれた時間がたくさんあった。
明日は知らねど(Tomorrow Never Knows)は、誰もがそうだけど・・・
視えない星たる良き同志たちの上に、そんな充実や安堵できる時間がいくつもいくつも舞い降りることを祈っている。
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お酒は人に幸せを運ぶ、良い道具の一つ。
でも、へたくそな「酒飲み」は、ロクでもない酒の飲み方をする。
しけたセクトを作っては、誰と誰がどうのこうのと、くだらない会話をぐちゃぐちゃ繰り返している者が、無様に見えて仕方がない。
昨夜も、くだらない説教を吹っ掛けられ、そういった者とつかみ合いになりそうになり、ビンで頭を割られそうになった。
なんでいがみあい・怒鳴り合わなきゃならんだろうか、と悲しい気持ちになる。
必死に、こちらの気持ちの底を言葉に替えて訴え、久々に泣くほどに激情が出てしまう。
それでも彼の気持ちはかたくなで、想いはなかわなかった。
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それでも絶望は抱かない。
そういうことは尽きぬほどあるんだから。
決してヘタることなく、
雨にも負けず風にも負けず、一緒に生きて行きましょう。
■Rolling Stones 「Waiting On A Friend」1981■
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