二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

劉継紅先生に、再びお会いしたこと。?????

2010-10-02 13:53:12 | ■工房便り 総合 
これは、私なんかが書くことでは、ないかもしれないのですが、

「貴方も、もっと練習しなければ、毎日、」

と言われてしまいました、、、、、

その時、話しの中で、出てきたのが、

「弦を、弓で揺する」のだ、と言うことです。

「擦るのではなく、揺する。」

?????

劉先生の生徒さんは教わっているのでしょう?

私は、先生にまともについたことがないので、そのようなお話は、聞いたことがありませんでした。

揺する、ねぇぇぇぇ、、、

後でやってみよう。

それから、「弦の振動に就いて行く、」

???????

これも後で考えよう。

みなさんみたいにちゃんと、教わった方は、ご存知の言葉かも知れません。


大変興味深かったのは、300年?前ぐらいの二胡の写真見せてもらったことです。

何と、丸。

いまの6角形になったのは、劉天華師以後のことのようです。

材料は、写真ですから細かい事は、見えませんでしたが、

多分、楓、か、樺(さくらだったら、もう少し黒くなっているかも?)

皮はダイアモンドパイソンでした。

それから先生のお話の中に、中国の、インフレのこと、

楽器がかなり値上がりしているとのこと、

以前の倍くらいみたいですね。

そして中国の二胡のあり方もかなり変わるみたいです。

これはいずれ、日本にも伝わってくるでしょうから、皆さんも聞くことになるのではないでしょうか。

先生のお話の中で、一番嬉しかったのは、

二胡は、日本人の感性に合っているのではないか。

同じ曲でも、日本人の方が、水っぽい。(先生の言葉)

何となく理解したのは、情感を大切にするということだと思います。

「琴も三線ももとは中国から来たものだった、でも、それらをちゃんと日本人らしく改良している。いずれ二胡もそうなるのでしょう、」

と私の方をみて、ニッコリ笑います。

「もう一本これくらいのレベルの、物作ったら、今度北京であなたの作った二胡弾きます」

ありがたいお話です。


この項終わり

西野和宏
Comments (2)    この記事についてブログを書く
« 劉継紅先生に、再びお会いし... | TOP | 次の記事へ »
最新の画像もっと見る

2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
記憶にないです (Jimmy)
2010-10-03 23:08:32
不肖、ワタクシ知りません。。。

良い事を聞きました。今度教えてもらわねば。ありがとうございます。

大御所の技術は奥が深いです。この人どこまで出来るんだろうかといつも思います。

楽器も自分で作れると豪語するだけあって、悪いところは何故悪いかとかどうすれば良くなるとか、ある程度は示してくれるはずです。が、それが全てではないでしょうから、

大御所に限らず、いろいろな方のアドバイスを咀嚼して更に良い楽器を作っていただきたいです。
返信する
それでは (nishino)
2010-10-04 10:19:59
jimmyさん

がんばりますよ、

でも、これ以上は、何年か、掛るかもしれませんね、

とりあえず
返信する

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | ■工房便り 総合