これは以前書いた黒檀の見分け方のブログです。
実はこの記事、私の描いたブログの中でも一番読まれていて、もう殆ど7千人近くの人が読んでいるようです。
真黒ですね!
これは今作りつつある真黒のCDM。
この真黒と呼ばれる黒檀は、日本中の銘木屋さんから消えています。
光舜堂にも後15台くらい、棹にするだけならもう少しあるかもしれません。
木場に聞いても、あるいは銘木を扱うほとんどの材木やさんに確認してみたのです。
無いですね。
希に、真黒黒檀販売と書いていても、実際には西アフリカの少し茶色い黒檀です。少しだけ使ってみたのですが、インドの真黒に比べると、鳴りは、いささか落ちるような気がします。
あるにはあるのですが、ほとんど、ヴァイオリン系の指板などの大きさに製材されたものが、入ってくるだけなのです。
ある大手の銘木屋さんに話を聞くと、ほとんどが、中国へ行ってしまう、そしてもちろん、ヨーロッパへ、それも、ほとんど製材されたものとしてインドから輸出されるとのことです。
後は日本の中でも、地方の古い銘木屋さんの中に隠れているのかもしれません。
私にしろ、もうこれは出せないですから、二胡とヴァイオリンの指板だけを作るために確保しておきます。
後、15台。
黒檀と同じくらいになる二胡の棹と言えば、小葉紫檀、そして、ブラジリアンローズ、その中でも厳選されたものということということになりますね。
まあ、私の後の人生の残り考えると良いところかもしれません。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ。