これ綺麗ですよね。
これは光舜松脂で作った塗料なのです。溶剤にオイル使います。
ストラディバリウスやガルネリなどオールドと言われる、ヴァイオリンのほとんどがこのこの塗料を使っていました。しかし現在ではこの塗料を使うヴァイオリン制作家は殆どいなくなったようなのです（もちろん中にはこの塗料が良いと言って使う人もいます）理由はこの塗料の溶剤がオイルですから、状態によっては一回塗って乾くのに数日かかってしまいました。
ですから塗装だけでも、何回か重ねて塗りますので仕上がるのに半月くらいかかってしまうのです。
ところが、光舜松脂で作り上げたオイルの塗料は半日あれば乾きます。
その上コンパウンドなどで磨き込まなくても、塗りっぱなしでもこの光沢を保つのです、もちろん塗装の環境や塗り方はありますが。
これも光舜松脂の効果の一つですが、電子レンジで光舜松脂を熱して出てくる煙の元はこれなのです。
ですから、電子レンジの中がこの松脂の塗料でべったりと塗られの同じようになってしまいます。松脂の匂いがなかなか抜けないですし、綺麗に拭き取るにはアルコールやシンナーで拭き取るしかありませんが、かなり硬くなっていますので、今朝はこの拭き取りに1時間以上かかりました。
ヴァイオリンにこの塗料を塗るとなかなかに良い響きになります。粒子が細かいですから、漆のような光沢になるのです。でも電子レンジの中を塗装してもしょうがないですね，匂いも残ります。
昨日、りんごさんにコメントをいただいて、思わぬことでしたので実際にやってみて、このような結果です。コメントありがたかったです気が付きませ\でしたから。
普通の松脂と違い低音で溶けませんので、電子レンジやお体にも、この凄い煙は良いことは無いと思います。
因みに、普通の松脂でも、溶ける以上の高温にまで長い間電子レンジで加熱すると、多少煙は出てきますし、内部にまでのちのち松脂が残るようです。
ですから普通の松脂を電子レンジで溶かして再生するときにはまずは1分そして1分づつ溶ける様子を見ながらやってください。（これは以前には気が付かない事でした）普通の松脂が壊れた時に再生するのでしたら。湯煎の方がいろいろ影響が出にくいと思います。光舜松脂は湯煎では溶けません。
工房光舜堂西野和宏＆ほぉ・ネオ
