二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

応援のコメントへの御礼です。

2010-09-06 09:29:07 | ■工房便り 総合 
jimmyさん

るつさん

そして、もしかしたら、コメントなんかしたくない、でも応援をしているよ、

と言う、光舜二胡、西野二胡弾いていただいた事のある方々へ、

謹んで御礼申し上げます。

前職の、インテリアデザインの仕事で、300冊以上の雑誌に、取り上げられ、

私の作った、店舗や、庭、住宅、美術館など、かなり、写真が日本中へ出回ったことがあります。

その時にも、写真でさえ、かなりの御批判、受けた事あります。

反対に、30年以上仕事を続けられたのですから、私のデザイン好んでいただいた方も沢山いらっしゃいます。

しかし私の作った物は、空間です、人の周りを取り巻く、空間です。

空間は写真では、表現しきれません。

必ず、カメラマンの目線の、選択と言う物がありますから、

また、空間は、光の、渦です、

空気、香りと言う物が空間には含まれます。

残念なことに、そこまで表現されるカメラマンには、出会ったことはありません。

今の仕事二胡作りはどうでしょう?

もちろん皆さんご存知のように、今の、録音技術は、素晴らしい物があります。

デジタルですから、間違った音まで、治せるといいます。

みなさんも御経験あるとは思いますが、

二胡に限らず、どなたかの演奏聞きに行かれて、ライブの、生音の良さたっぷりと味わってきたときに、

この演奏良かったと、CD買って帰り、

えッ、こんな感じでは無かった、もっと良かったよ、しまった。

と言うことは無かったですか?

あるいは、反対の時も。

あくまで録音は録音なんだと思います。

技術を、云々するつもりはありません。

音の感動、振動の感動、ましてや、実際に自分で弾いた楽器の、体感。

これは、絶対、録音では伝わりません。

ですから、私としては、通販はしたくないのです。

いくらこんな音ですよと、ネットであげても、CD配ったとしても、

体感は伝わらないからです。

何故こんなことにこだわるの、?と、聞かれます。

私の作った二胡で、一番、皆さんが評価してくれているのが、

{弾いていて気持ち良い、}と言うことだからです。

気持ちいいね、と言いながら、この4カ月で、度々光舜堂にいらっしゃる方が増えています。

昨日も、これは、2ヶ月前に買った、黒檀の二胡持っていらした方が、

西野二泉ずーと弾かれていて、帰り際に、苦笑を浮かべられて、

また弾きに来て良いですか?  と言って帰られました。

どうぞどうぞ、

その帰り際のはにかみの笑顔が、とっても嬉しかったです。

二胡は体感であり、音色だと思います。

設備がいくら整った、録音で、かなりの、再生設備を持っていたとしても。

二胡は、ひざに抱えて、弾いた時の感動(どんな楽器でも)録音では伝えられません。

jimmyさんのおっしゃるお取りですし、

るつさんのおっしゃる通り、縁と言う物も、相性という物もあると思います。


だからこそ、我儘ではありますが、

自分の時間開けられる、日曜日だけの営業と言うのを続けたいと考えています。

本業?のHPです、見てください。西野和宏

http://maio108.com/
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7 Comments

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久しぶりに (Jimmy)
2010-09-06 23:06:48
いいお言葉を聞きました。
空間をデザインする、、、いいですね。

ワタクシの高校時代からの友人で大手住宅会社に勤める建築家がいるのですが、彼も言ってましたね。

オレは家を設計しているのではない。空間を設計しているんだよ

と。なんか、カッコいいっす。
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応援してます (yokki)
2010-09-07 07:47:45
二胡弾きの中では、かなり特異な存在なのではと思っているyokkiです。

独学で3年ほどギコギコやって今に至りますが、二胡の生音を間近に聞いたのは、
光舜堂を訪問したのが初めてです。音楽の素養がある訳でもなく、なんで自分がこんなにはまっているのか自分でも不思議です。

圧倒的に二胡に対する経験が少ないので二胡の良し悪しを判断することは出来ませんが、先日閉店間際まで西野二胡を弾かせてもらったときに、気持ち良さを体感しました。この感動ってやはり実際に弾いてみないとわからないよねえ。
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jimmyさん (nishino)
2010-09-07 11:05:29
ありがとうございます。

私はそこまでカッコ良くはございません、

只のもの作りです。

jimmyさんには色々教えられます。

音も空間も、単なる、概念でしかないですから、後は実体化されたものの、迫力と、雰囲気と、どれだけ人の気持ちを動かすかと言うことですかね。

演奏がえたなだけに悔やまれます、人任せですから。


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体感 (yokkiさん)
2010-09-07 11:11:45
やはり体感こそ楽器の良さですね、

ですからこれだけライブはやるのではないですかね、

気持ち良く弾いていただいてありがとうございます。

音色は、皆さんが其々弾きこんでいって、作り上げるものだと思っています。

その音色を作り上げるためにも、気持ち良く弾いてもらえるのが、楽器作りだと思っています。

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ブログの更新が楽しみです (fu-ri)
2010-09-07 14:25:13
初めてコメントをさせていただきます。

7月のセミナーに参加させていただいた者です。思い起こしても大変有意義なセミナーでした。西野さんの木材に対する深い知識、飽くなき探究心、そして日本の匠の技の結集ともいえる美しい二胡にすっかり感銘を受けました。

私が以前師事していた某有名二胡奏者の先生は口癖のように「家具屋が作った二胡にろくなものはない」と仰っておられ、私自身、そんなものかと思っていましたが、そんな固定観念はあっさり覆されました。

定説をただ鵜呑みにするのではなく、自ら試行錯誤のうえで導き出す西野さんの言葉には力があります。まだまだ進化する西野二胡の今後を大変楽しみにしております。ブログもずっと続けてくださると嬉しいです。リアルでもネットでも人見知りなので、あまりコメントはしないと思いますが、いつも心の中で応援しています。
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ありがとうございます (fu-riさん)
2010-09-07 18:42:59
このような形で、応援いただけるの、今の、このネット社会では、大変恵まれているのだと思います。

ありがとうございます。

元々文章書くと言うのは、好きだったように思います。

PCのおかげで、書くわずらわしさが無くなり、勢いがついてしまっていのも有ります。

只、技術と言うのは、形もそうですが、文章も一緒に残らないと、なかなか、伝わりにくい物です。

折角、代々伝わってきた木工、金工、焼き物、漆、染料等々、先祖が何も書き遺していないで、昔ながらの口伝と言う形しかありません。

これは、私が伝えられてきた物を、二胡を作ることに関わる部分を抜粋して書いているような状態です。

本来ならば、もっと詳しいデータと共に残さなければいけないのですが、、、

今、私としては、これは使命だと言う感じですかね。
ですから、今のうちにという気持ちが強く、書き続けています。

ブログと言うより、本の一部になるところを、書き写している感じです。

かなり、マニアックにならないようには、しています、たのしんでいただければ幸いです。
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大殿様ぁ~ (ほぉ)
2010-09-07 19:35:42
最近、よくやっちゃってますけど、
名前の欄には、ご自分の名前を入力するんですよ!!
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