この何年か、二胡屋をやって来まして、またブログも何とか書き続けてきています。
2000本の二胡を弾かせてもらってきてもいますし、
二胡系でお会いした方だけでも、約2000人、
光舜堂の会員さんももうすぐ200人になりそうです。
そんな中で、様々な質問を受ける事も多くなってきています。
意外と多いのが実は、
「二胡のプロになるには」という質問です。
かなり具体的な方もいらっしゃいますし、何となくいずれは二胡のプロになりたいな。
あるいは、プロと言われるほどではなくとも、沢山の人に聞いてほしいという方も。
そこで、二胡のプロと言うのをまたその成り立ち、あるいはなり方、少し書いてみます。
二胡のプロになるということがどういう事かと言いますと、
まずは演奏力でしょうね。
これは当然の事ですので言うまでもないのです。
いわゆる中国の10級程度のレベルまで行かなくとも、せいぜい7,8級の難しい曲が弾ければ、
たぶん、、、今の日本では、プロとして成り立つでしょうね。
せめて、劉天華師の曲全部弾けるなら全く問題は無いのではないでしょうかね。
これ以上難しい曲と言うと、新賽馬や、蒙風等、更に言うと、ヴァイオリン曲の、ロンドカプリチオーソ、
等、多少編曲や移調してあるとはいえ、これらの曲を弾きこなす、中国人の演奏家は多いです。
熊蜂の飛行などは中国人の二胡の学生たちの、練習曲になっていると言われています。
今書いたこれらの曲たちを弾く二胡の奏者というのは、私が実際に会った事のある人達の中では、数人でしょうね。
でもその人達が皆さん二胡のプロかと言うとそうでもないのです。
普通の主婦の方もいましたし、教室も持っていないという方もいました。
普通、何かの仕事のプロと言うのは二つあります。
物つくりの立場から行くと、展覧会だけで生活している、
次々と個展を開いて、作品の売り上げで食べている人。
そして、教室を持っていたり大きな美術学校の先生をしていたり、要するに教育に携わる人。
ゴルフなどでも、ツアープロ、そしてレッスンプロ両方いますね。
囲碁の世界でも、新聞などが主催する、名人戦等ビックタイトルのリーグ戦に参加している人達、あるいはそれに挑戦している人達。
それから碁会所など開いて教えている人達。
二胡の世界で行くと、極端な話、演奏だけで食べている人と言うのは、本当に、数人きりいないでしょうね。
二胡のプロの人のほとんどが、何らかの形で先生もしているという事です。
ではその先生の成り方、!
これはいくつかあります。
中国人の著名な先生について、数年、先生からその演奏力を認めてもらい、その先生のサブとして初心者の人や中級の人達を教えてくような形。
給料はどうなのでしょうね、この場合は全く外に情報は漏れてきません。
其々の大先生との関係でしょうね。
あるいは何らかの伝手をたどって、カルチャーセンターの先生になる人。
これ本当に、私だったらやっていけないというくらいの金額のようです。
ホント大変なんですよ!
でもカルチャーセンター側から考えると、常に生徒を募集していかなければいけないという事、
そして場所の維持管理費、電気代などなど、それに関わる経理業務の費用など。
ですから、どうしても一クラスが多くなってしまうことも多いのです。
中には人クラス25人などというところもあるのです。!
まあ、その経済性と言うのは置いておいて、
もしあなたがプロになりたくて、教えるのが本当に好きでと言う人は、ご自身で教室を開くというのもあります。
場所は、都会でしたら、公民館などを借りてやっている人も多いですね。
あるいはマンションの一室。多少、防音を施せば、何とかやれる賃貸マンションなどもあるようです。
私の住む東京の多摩地区には、音大などもあるせいで、音出し可と言う賃貸マンションもあったりしますが、
マンションでしたら、管理者に許可さえもらえれば、昼間の音出しはできるところも多いです、。
でもどうやって、人を集めるの?
これもいろいろあります。
やっていい事かどうか、あるいはどちらが正しいかは別にして。(これに関してはノーコメントです)
大先生のサブの先生をやっていて、その後独立する。
大先生とうまく話が付けばよいですが付かない時にはかなりのトラブルになりますが、
その方のお人柄次第では、生徒さんは付いてきてくれる場合もかなり多いです。
また私の知っているある先生は地道に努力して、その地域にチラシをご自身で3万枚配って歩いたそうです。
集まった生徒さん、数十人だそうです。
これはすごい努力ですし頭が下がります。
実は私も一番最初家具屋を始める時に、近くの地域にチラシを配ったのです。
それ以前は大道具をやっていまして、結婚を機に夜中ばかりの仕事を止めて、健全に食べていく事を考えたのです。
今まで持っていた大道具の会社は人に譲って、夏の暑い盛りに、自転車に乗って手書きのチラシ、1400枚くらい配りましたかね.
たまたま最初のお客様が、ある大手の新聞の地方判の記者でして、とても気に入ってもらえて、新聞に紹介してもらえ、
その後、、セゾンドノンノ、など当時としては最先端の記事になったりもして、その後は宣伝もせず何となく木工作家としてやってきています。
当然作品をコンペに出品して、賞金もいただきましたし、その後、色々な話も来たりもするようになりましたが、
二胡の業界では、このコンペ、コンクールの優勝と言うのが、ほとんど営業としては、何の役にも立たないと思ってよいと思います。
金賞だけでも数人いたりもします。これは中国の二胡系のコンクールみな同じなのでしょうか、楽器のコンクールも、金賞が10社もあります。
私も以前誘われました、100万出せば、銀賞ぐらいと言われて、断りました。
でもそんなコンクールでも出るのは絶対大事だと思うのです。
二胡の演奏は、です。
何故なら自分のレベルを知ることが出来るからですし、他の二胡演奏家に会うことも出来るからです。
また人前で緊張して弾くという事も、クリアーしていけるのではないでしょうか。
もしあなたが二胡先生をやりたいのなら、ご自身振り返ってみて教える事が大好きかどうか考えて見た方が良いと思います。
私の知っている先生方の中には教えるのが大好きだし、また教えるのがとても上手と言う人が多いです。
次にこの生徒さんが、レッスン受けに来たら、ここはこのように教えなければ、この方がこの生徒さんには良いのではないか、
等々考えられる方は先生に向いているでしょうし。
このような先生のいらっしゃる教室の生徒さんは、間違いなく伸びていきますしとても速く上達します
でもある中国人の先生はウチノ生徒はなかなか伸びないんだよと、言ったとか言わないとか、
先生がそんな事言ってはダメでしょう!(ほぉさん口調)
でもですよ。
私の知り合いの教室の生徒さんは、演奏力が伸びる伸びないは別にしても、とても先生大好きで、
本当に楽しそうにいろいろやっています。
特にとんでもない演奏力がある人でもないですが、とても御人柄の良い人ですし生徒さんの面倒見もとても良いのです。
これも一つのあり方です。
教室もいろいろあってよいと思うのです。
選ぶのは生徒さんですから。
ですからもし二胡のプロとして先生としてやっていきたいのでしたら、
まずはご自身がどんな教室にして行きたいかをしっかり見極め、
それが実現できるように様々条件を整えていけばよいのではないでしょうか。
そしてもう一つ、全国には教室と言うのはたくさんありますが。
中国人の先生お一人だけで教える、というところもかなりあります。
その先生がとても良く先生をしているなら問題は無いのですが、そうでない場合もあります。
二胡を習いたいけれどこの先生きりいないという地方ですね。
そのような地方で、貴方にできるだけの真摯な態度でしっかりと生徒さんと向き合っていったとしたら、
時間はかかっても必ず評判を呼びます。
まずはご自身がどんな教室をやりたいかをハッキリさせていくのが良いのではないでしょうか。
選ぶのは、生徒さんですから!
、
2000本の二胡を弾かせてもらってきてもいますし、
二胡系でお会いした方だけでも、約2000人、
光舜堂の会員さんももうすぐ200人になりそうです。
そんな中で、様々な質問を受ける事も多くなってきています。
意外と多いのが実は、
「二胡のプロになるには」という質問です。
かなり具体的な方もいらっしゃいますし、何となくいずれは二胡のプロになりたいな。
あるいは、プロと言われるほどではなくとも、沢山の人に聞いてほしいという方も。
そこで、二胡のプロと言うのをまたその成り立ち、あるいはなり方、少し書いてみます。
二胡のプロになるということがどういう事かと言いますと、
まずは演奏力でしょうね。
これは当然の事ですので言うまでもないのです。
いわゆる中国の10級程度のレベルまで行かなくとも、せいぜい7,8級の難しい曲が弾ければ、
たぶん、、、今の日本では、プロとして成り立つでしょうね。
せめて、劉天華師の曲全部弾けるなら全く問題は無いのではないでしょうかね。
これ以上難しい曲と言うと、新賽馬や、蒙風等、更に言うと、ヴァイオリン曲の、ロンドカプリチオーソ、
等、多少編曲や移調してあるとはいえ、これらの曲を弾きこなす、中国人の演奏家は多いです。
熊蜂の飛行などは中国人の二胡の学生たちの、練習曲になっていると言われています。
今書いたこれらの曲たちを弾く二胡の奏者というのは、私が実際に会った事のある人達の中では、数人でしょうね。
でもその人達が皆さん二胡のプロかと言うとそうでもないのです。
普通の主婦の方もいましたし、教室も持っていないという方もいました。
普通、何かの仕事のプロと言うのは二つあります。
物つくりの立場から行くと、展覧会だけで生活している、
次々と個展を開いて、作品の売り上げで食べている人。
そして、教室を持っていたり大きな美術学校の先生をしていたり、要するに教育に携わる人。
ゴルフなどでも、ツアープロ、そしてレッスンプロ両方いますね。
囲碁の世界でも、新聞などが主催する、名人戦等ビックタイトルのリーグ戦に参加している人達、あるいはそれに挑戦している人達。
それから碁会所など開いて教えている人達。
二胡の世界で行くと、極端な話、演奏だけで食べている人と言うのは、本当に、数人きりいないでしょうね。
二胡のプロの人のほとんどが、何らかの形で先生もしているという事です。
ではその先生の成り方、!
これはいくつかあります。
中国人の著名な先生について、数年、先生からその演奏力を認めてもらい、その先生のサブとして初心者の人や中級の人達を教えてくような形。
給料はどうなのでしょうね、この場合は全く外に情報は漏れてきません。
其々の大先生との関係でしょうね。
あるいは何らかの伝手をたどって、カルチャーセンターの先生になる人。
これ本当に、私だったらやっていけないというくらいの金額のようです。
ホント大変なんですよ!
でもカルチャーセンター側から考えると、常に生徒を募集していかなければいけないという事、
そして場所の維持管理費、電気代などなど、それに関わる経理業務の費用など。
ですから、どうしても一クラスが多くなってしまうことも多いのです。
中には人クラス25人などというところもあるのです。!
まあ、その経済性と言うのは置いておいて、
もしあなたがプロになりたくて、教えるのが本当に好きでと言う人は、ご自身で教室を開くというのもあります。
場所は、都会でしたら、公民館などを借りてやっている人も多いですね。
あるいはマンションの一室。多少、防音を施せば、何とかやれる賃貸マンションなどもあるようです。
私の住む東京の多摩地区には、音大などもあるせいで、音出し可と言う賃貸マンションもあったりしますが、
マンションでしたら、管理者に許可さえもらえれば、昼間の音出しはできるところも多いです、。
でもどうやって、人を集めるの?
これもいろいろあります。
やっていい事かどうか、あるいはどちらが正しいかは別にして。(これに関してはノーコメントです)
大先生のサブの先生をやっていて、その後独立する。
大先生とうまく話が付けばよいですが付かない時にはかなりのトラブルになりますが、
その方のお人柄次第では、生徒さんは付いてきてくれる場合もかなり多いです。
また私の知っているある先生は地道に努力して、その地域にチラシをご自身で3万枚配って歩いたそうです。
集まった生徒さん、数十人だそうです。
これはすごい努力ですし頭が下がります。
実は私も一番最初家具屋を始める時に、近くの地域にチラシを配ったのです。
それ以前は大道具をやっていまして、結婚を機に夜中ばかりの仕事を止めて、健全に食べていく事を考えたのです。
今まで持っていた大道具の会社は人に譲って、夏の暑い盛りに、自転車に乗って手書きのチラシ、1400枚くらい配りましたかね.
たまたま最初のお客様が、ある大手の新聞の地方判の記者でして、とても気に入ってもらえて、新聞に紹介してもらえ、
その後、、セゾンドノンノ、など当時としては最先端の記事になったりもして、その後は宣伝もせず何となく木工作家としてやってきています。
当然作品をコンペに出品して、賞金もいただきましたし、その後、色々な話も来たりもするようになりましたが、
二胡の業界では、このコンペ、コンクールの優勝と言うのが、ほとんど営業としては、何の役にも立たないと思ってよいと思います。
金賞だけでも数人いたりもします。これは中国の二胡系のコンクールみな同じなのでしょうか、楽器のコンクールも、金賞が10社もあります。
私も以前誘われました、100万出せば、銀賞ぐらいと言われて、断りました。
でもそんなコンクールでも出るのは絶対大事だと思うのです。
二胡の演奏は、です。
何故なら自分のレベルを知ることが出来るからですし、他の二胡演奏家に会うことも出来るからです。
また人前で緊張して弾くという事も、クリアーしていけるのではないでしょうか。
もしあなたが二胡先生をやりたいのなら、ご自身振り返ってみて教える事が大好きかどうか考えて見た方が良いと思います。
私の知っている先生方の中には教えるのが大好きだし、また教えるのがとても上手と言う人が多いです。
次にこの生徒さんが、レッスン受けに来たら、ここはこのように教えなければ、この方がこの生徒さんには良いのではないか、
等々考えられる方は先生に向いているでしょうし。
このような先生のいらっしゃる教室の生徒さんは、間違いなく伸びていきますしとても速く上達します
でもある中国人の先生はウチノ生徒はなかなか伸びないんだよと、言ったとか言わないとか、
先生がそんな事言ってはダメでしょう!(ほぉさん口調)
でもですよ。
私の知り合いの教室の生徒さんは、演奏力が伸びる伸びないは別にしても、とても先生大好きで、
本当に楽しそうにいろいろやっています。
特にとんでもない演奏力がある人でもないですが、とても御人柄の良い人ですし生徒さんの面倒見もとても良いのです。
これも一つのあり方です。
教室もいろいろあってよいと思うのです。
選ぶのは生徒さんですから。
ですからもし二胡のプロとして先生としてやっていきたいのでしたら、
まずはご自身がどんな教室にして行きたいかをしっかり見極め、
それが実現できるように様々条件を整えていけばよいのではないでしょうか。
そしてもう一つ、全国には教室と言うのはたくさんありますが。
中国人の先生お一人だけで教える、というところもかなりあります。
その先生がとても良く先生をしているなら問題は無いのですが、そうでない場合もあります。
二胡を習いたいけれどこの先生きりいないという地方ですね。
そのような地方で、貴方にできるだけの真摯な態度でしっかりと生徒さんと向き合っていったとしたら、
時間はかかっても必ず評判を呼びます。
まずはご自身がどんな教室をやりたいかをハッキリさせていくのが良いのではないでしょうか。
選ぶのは、生徒さんですから!
、