二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

二胡教育の理想の形は?

2015-08-12 09:23:03 | ■工房便り 総合 
現在ではまだ、二胡の演奏かになりたいと、二胡を始める人と言うのは、ほとんどいないのではないでしょうか。

それだけ一般化されていないのと、日本の中にまだ二胡の音楽というのが定着していないのでしょう。

それにしては二胡を習っている人と言うのはかなり多いです。

たぶん少なく見積もって、3万人ぐらい、

販売された二胡の数というのは27万台と言われています。

一時の二胡ブームのころには年間1万台売れたといわれています。

たぶんそれだけ、日本の中に二胡が眠っているのでしょうね。

東京などで私の知っている限りでは、平均してカルチャーセンターで二胡を習っている人の年数というのは4,5年くらいらしいです。

4年ぐらいならうと、やめてしまう方も多いのだそうです。

FBや、ミクシーなどのコミュニティーに入っている人などは比較的10年以上二胡を続けてきた人などが多いようですね。

もうそうなるとたぶん3000人ぐらいでしょう。

何が言いたいのかといいますと、二胡習い始めたはいいが目標が無いのです。

ヴァイオリン等は演奏家になりたい、先生になりたい、あるいはせめて市民オーケストラに入って音楽楽しみたいということどもが、

習い始めてしばらくするおt情報として入ってくるようになります。

良いですね、!そういうの。

最近でこそ、二胡も楽団が出てき始めていますが。

関西はともかくそれ以外は、とても閉鎖的で、ある教室の楽団でしかありません。

またある地方では、各先生かたの生徒の囲い込みがとてもすごくて、、、

また大きく見てもたったこれだけしかいない二胡人口を、大きく二つに分けてしまうような、二本二胡何とかという会が中国の人を中心としてすでに別れてしまっていたりもします。

教室を超えてというところまでいってはいません。

また、会を超えてというところまでも行っていません。

これは日本の中に二胡が広がってきて、広がっていくということでは、とても二胡愛好家の為にはなりにくいなというのは、

批判ではなく日本人としては、なんだか変な感じがします。

まあ、これは日本に稼ぎに来た人たちが始めたということもあるので致し方ないのかもしれません、

皆さんそれぞれの利益は守りたいでしょうから。

しかしここで問題は、教える人の利益だけ考えていても、結局はじり貧になっていてしまい、

最終的には、日本の二胡弾きの為にもならないし、結局は教える人の利益にもならないと思います。

まず必要なのは、二胡そのものの魅力をどんどん広げていかないとそれをたくさんの人たちに聞いてもらっていかないと、一時のブームの力を借りただけであり、後はじり貧になってしまうという事です。

教える側からいっても、二胡を教えるだけでは食べていけません、授業料がとても安いですから。

結局は楽器の販売に頼るような形になってきていましたし、それもとんでもない暴利をむさぼるという形でしかなかったですね。

まあ、それは置いておいて。

まず、考えなければならないのは、二胡の愛好家たちが目標を持てるようにシステムを作っていかなければいけないのではないかという事です。

二胡を習い始めて最初の内は、あの曲が弾けるようになりたいな。

少しは人前でも演奏できるようになりたい、

もっと高度な曲も弾けるようになりたい。

とココまででしょう。

弾けるようになってそれから??

よほど度胸と音楽センスがある人なら御自身でライヴを開いたりも出来るでしょうが。

それはそれぞれの性格と、二胡にかける思いの違いというのもあります。

やはりせめて市民楽団でもあれば。

あるいはいぇめて先生を始める道が開ければ。

今の各教室には、その先の目標というのが見えてきにくいのではないでしょうか。

等々、二胡を弾いていって上手になればなるほど音楽を聞かせていきたいという希望や二胡の魅力を伝えていきたいという希望などが湧いてくるような、教育システムというのはほしいですね。

このことは私一人で何とかなることでもないですね。

確かに日々二胡を弾いていれば楽しいからそんなことはどうでも良いと思える人も多いでしょうが、

不思議なことに習い事というのはやはり目標というのは必要なのだと思うのです。

せめて毎年の発表会が目標であったりもします、しかしその先は。

ということも考えなければいけない時期には来ているでしょう。

少しでも、先、に希望が見えるというのは、目標があるというのは、習い事をして行くためには必要なことではないでしょうか?

教える側にとっても、教わる側にとってもです。

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