二胡に使う木の名前を、なんとか統一できないものかといろいろ考えてみました。
結論として、不可能です。
特に紫檀。
これはもう、めちゃくちゃです。
ある会社は、インド鶏血紫檀と言い、小葉紫檀と言う会社もあり、インド紫檀という会社もあります。
古くからの家具を作っていた会社が名前を決めますし、ある材料が入手しにくくなれば、新しいアフリカ材に、なんとか紫檀と言う名前をつけます。
その新しいアフリカ材に、今までの名前をそのまま使ってしまう会社もあります。
これは、私ごときが留め立てできるようなものではありません。
ですから、光舜堂としては、古来から日本で呼び名わされてきた材料の名前で呼ぶようにしています。
これはその木を持ってどこの木材やさんに行っても、同じ名前で呼ばれますから日本の中では確立された名前です。
特に、コウキ紫檀。
これは、三味線の最高級の材料とされています。
物によっては三味線に作られると、400万500万するような材料です。
これはまだ比較的材料の名前としては中国でも統一されているようです。
小葉紫檀と呼ぶことが多いです。
英名、レッドサンダーと言われる材料は、既に伐採禁止になっていますし、ワシントン条約でも規制されています。
この木は、インドの南東部のに育つ木です。
同じ木は、インドの東側全体にも育成しています。
特にこの南部の物を日本ではコウキ紫檀と呼んできています。
それ以外の地方の物はインド紫檀と呼んできているようです。
これはギターや、ピアノ等を作る材料の、ブラジリアンローズにも同じことがあてはまります。
日本で言うジャカランダ、ハカランダと言うのは、ブラジリアンローズウッドの、ハカランダ地方で採れる物をそのように呼びます。
このハカランダももう伐採禁止になっています。
コウキ紫檀は伐採禁止ですが、インド紫檀は伐採禁止にはなっていないのです。
但しワシントン条約には掛かります。
コウキ紫檀とインド紫檀を、丸太の段階で見分けるのは大変難しいことです。
板になったとしても、材が古くなればなるほど見分けはつきにくくなります。
削ってみれば、導管の違いなど長年この木を見てきた人には見分けがつくと思います。
よく、ネットなどで、小葉紫檀、コウキ紫檀として販売されている端材も同じことが言えます。
画像で見ただけでは、解らないのです。
ましてや、二胡に作ったとしたら、ほとんど、この二つを見分けられる人はいないのではないでしょうか。
木は一本一本違いますから、
タダ楽器に作って弾いてみると良く解ります。
コウキ紫檀は遠鳴りがするのです。
音色も殆ど違いはありませんが、多分その育った土地の地質の違い、中に含まれている金属質の違いというのが、二胡或いはギターなどの音質に相当影響するようです。
ほとんど、見た目には変わらない、そして手元で弾いているのを聴いても音色の違いは無くとも、インド紫檀とコウキ紫檀、その遠鳴りがするというのがプロの演奏者に好まれて、楽器材として、最高級の金額になってしまうのでしょうか。
また、多少ですが、日本に入って来るコウキ紫檀は、その太さが、20センチを超えるようなものはありません。
中国の楽器屋さんに聞いても、同じような返事でした。
ところが、インド紫檀は、これは大きい物は、直径30センチくらいの物もあるようなのです。
それだけ成長が少しは速いのかもしれません、その速さの差が、木の密度の差になり遠鳴りがするのかもしれません。
また、木が大きい分材としては、効率良く取れますから、木の価格が安くなるというのは有ります。
コウキ紫檀、インド紫檀、いずれにせよ、いわゆるロウコウボクと言われるパドーク等の10倍から15倍しますし、当分コウキ紫檀の伐採禁止と言うのは、解かれる事は有りません、益々高額になって行くでしょうし、現実日本にももうそれほどは残っていないと思われます。
このような木は、大変残念なことですが、ある木材会社が、事業を取りやめる時に、木場の市場に、数年に一回出るかもしれないという感じです。
なるべく購入しようとは思っていますが、ベンツ一台より高い買い物になります、物によっては、小さな家一軒変える金額になってしまいます。
その上、開けてみないと、解らないことも多いですから、販売できるような金額にはならず、日本の財産として、二胡に作っておこうという感じになります。
時間を見て、ぽつぽつ作っていきますが、このコウキ紫檀の二胡は、店には置きません。
その点まだかすかながらも入って来る、インド紫檀は、これはシャム柿と同じくらいの金額で販売できると思います。
結論として、不可能です。
特に紫檀。
これはもう、めちゃくちゃです。
ある会社は、インド鶏血紫檀と言い、小葉紫檀と言う会社もあり、インド紫檀という会社もあります。
古くからの家具を作っていた会社が名前を決めますし、ある材料が入手しにくくなれば、新しいアフリカ材に、なんとか紫檀と言う名前をつけます。
その新しいアフリカ材に、今までの名前をそのまま使ってしまう会社もあります。
これは、私ごときが留め立てできるようなものではありません。
ですから、光舜堂としては、古来から日本で呼び名わされてきた材料の名前で呼ぶようにしています。
これはその木を持ってどこの木材やさんに行っても、同じ名前で呼ばれますから日本の中では確立された名前です。
特に、コウキ紫檀。
これは、三味線の最高級の材料とされています。
物によっては三味線に作られると、400万500万するような材料です。
これはまだ比較的材料の名前としては中国でも統一されているようです。
小葉紫檀と呼ぶことが多いです。
英名、レッドサンダーと言われる材料は、既に伐採禁止になっていますし、ワシントン条約でも規制されています。
この木は、インドの南東部のに育つ木です。
同じ木は、インドの東側全体にも育成しています。
特にこの南部の物を日本ではコウキ紫檀と呼んできています。
それ以外の地方の物はインド紫檀と呼んできているようです。
これはギターや、ピアノ等を作る材料の、ブラジリアンローズにも同じことがあてはまります。
日本で言うジャカランダ、ハカランダと言うのは、ブラジリアンローズウッドの、ハカランダ地方で採れる物をそのように呼びます。
このハカランダももう伐採禁止になっています。
コウキ紫檀は伐採禁止ですが、インド紫檀は伐採禁止にはなっていないのです。
但しワシントン条約には掛かります。
コウキ紫檀とインド紫檀を、丸太の段階で見分けるのは大変難しいことです。
板になったとしても、材が古くなればなるほど見分けはつきにくくなります。
削ってみれば、導管の違いなど長年この木を見てきた人には見分けがつくと思います。
よく、ネットなどで、小葉紫檀、コウキ紫檀として販売されている端材も同じことが言えます。
画像で見ただけでは、解らないのです。
ましてや、二胡に作ったとしたら、ほとんど、この二つを見分けられる人はいないのではないでしょうか。
木は一本一本違いますから、
タダ楽器に作って弾いてみると良く解ります。
コウキ紫檀は遠鳴りがするのです。
音色も殆ど違いはありませんが、多分その育った土地の地質の違い、中に含まれている金属質の違いというのが、二胡或いはギターなどの音質に相当影響するようです。
ほとんど、見た目には変わらない、そして手元で弾いているのを聴いても音色の違いは無くとも、インド紫檀とコウキ紫檀、その遠鳴りがするというのがプロの演奏者に好まれて、楽器材として、最高級の金額になってしまうのでしょうか。
また、多少ですが、日本に入って来るコウキ紫檀は、その太さが、20センチを超えるようなものはありません。
中国の楽器屋さんに聞いても、同じような返事でした。
ところが、インド紫檀は、これは大きい物は、直径30センチくらいの物もあるようなのです。
それだけ成長が少しは速いのかもしれません、その速さの差が、木の密度の差になり遠鳴りがするのかもしれません。
また、木が大きい分材としては、効率良く取れますから、木の価格が安くなるというのは有ります。
コウキ紫檀、インド紫檀、いずれにせよ、いわゆるロウコウボクと言われるパドーク等の10倍から15倍しますし、当分コウキ紫檀の伐採禁止と言うのは、解かれる事は有りません、益々高額になって行くでしょうし、現実日本にももうそれほどは残っていないと思われます。
このような木は、大変残念なことですが、ある木材会社が、事業を取りやめる時に、木場の市場に、数年に一回出るかもしれないという感じです。
なるべく購入しようとは思っていますが、ベンツ一台より高い買い物になります、物によっては、小さな家一軒変える金額になってしまいます。
その上、開けてみないと、解らないことも多いですから、販売できるような金額にはならず、日本の財産として、二胡に作っておこうという感じになります。
時間を見て、ぽつぽつ作っていきますが、このコウキ紫檀の二胡は、店には置きません。
その点まだかすかながらも入って来る、インド紫檀は、これはシャム柿と同じくらいの金額で販売できると思います。