二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

11月10日(日)『彪駒』&『黒彪駒』普及活動中!!10:00~17:00

2013-11-16 17:27:12 | ○営業日の報告日記
二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
最近、店主のことをダンディだとおっしゃって下さる二胡女子が急増しておりまして、
先日も二胡姫のエリィさんがブログに「ステキでダンディなおじさま」と!!
舞い上がって喜んでいる店主の横で大爆笑したら、デコピンが飛んできました。。。

さて、二胡姫さんがブログで話題に取り上げて下さったのにはワケが有りまして、
このほど、正式に『彪駒』と『黒彪駒』を二胡姫さんが通販で扱って下さる事になったのです!
今月中にも発売開始予定ですので、準備が整い次第このブログでもまた告知しますね!


では、日曜日の話。

週が開けても暫くの間怒りがおさまらなかった出来事は、前回の『ほぉ舜堂』に書いた通り。
ですが、他に楽しい出来事もたくさん有りました。

直前にキャンセルが3件も続いたので、ヴァイオリンを持ってくればよかったと悔やむ店主。
実は、毎週、店主は空き時間にヴァイオリンの練習をする為にワタクシ所有のを持って来ては、
忙しくて結局そんな時間は無し、という繰り返しをしていたのですが、
「毎週そんな時間は結局無いから、もう、持って行くのは止めましょう」
と言うワタクシに、今週はオトナシク素直に従っていたのです。 

しかし、キャンセル3件分。

「あーーーーーー、言うこと聞くんじゃ無かった!!」
「練習時間出来たのに」
「もう二度とおまえさんの言う事は聞かないっ!」
と、ねちねち。
「ハイハイ、ワタクシが悪うぅございました」
と言いつつ、(誰の楽器よ。。。)とワタクシもブチブチ。。。
けれど結局、電話が沢山、飛び入りが沢山で、やはりヴァイオリンどころではなくなりました。
そう、
この日は問合せのお電話も実に多い日でした。
また、中古を出品したいという方も、お2人も続きました!
(近日#0043と#0044としてアップしますね)
「電話と中古の日だねー」 なんて言っていたら、お客様も次々に。


それから、二胡以外の楽器もやって来ました。
海外にいらっしゃる息子さんの代理で持っていらした若奥様とご友人。
取り出したのは、素敵な奥様達によくお似合いな、見るからに高級そうな品。

美しい象牙の付いた、棹と、糸巻き。
しっとりとした高級材を使った本体。
丁寧な、手作業でしか作れないであろう作りと、精緻な彫刻。
楽器というより美術工芸品の様なこの美しい楽器の名前は、『トロ・ウー』。
カンボジアの2弦の擦弦楽器です。

『トロ・ウー』は、二胡の原型と言われるセイロンの『ラヴァナストロン』によく似ています。
面白い事に、糸軸が斜めに装着している構造ですが、
それが良く出来ていて、その斜め故に、弦を張った時に抜けないようになっているのです。
夕方、再度取りにいらっしゃるまでにお預かりしてのお直しだったのですが、
店主は、この新しいオモチャ(←お客様の大事な大事な楽器ですが。。。)に興味深々。
楽器製作者として、新しい構造や、違う楽器からも、常に二胡の進化のヒントを得続けているのです。

ところで、せっかくお客様が撮影とブログ掲載を許可して下さったこの『トロ・ウー』、
すっかり撮るのを忘れておりまして、画像でご紹介が出来ません。
今回お預かりした物は、とてもシンプルで洗練された形で非常に美しかったです。
いろいろ彫りや棹のデザインに1台1台違いがあるようですが、良かったら検索してみて下さいね。


また、今週も『彪駒』と『黒彪駒』は威力を発揮!
本当に、このコ達の実力は凄くて、自信を持って二胡姫さんに販売を委ねることが出来ます。
鮮やかに音色が変わりますから、装着した二胡の持ち主さんはビックリです!

「この胡、本当にウチの胡?!」

『彪駒』を着けると皆さんが驚き、そうおっしゃいます。
『彪駒』を着けると10万円分はランクアップした楽器に感じるそうなんです!
弾いている本人も大感動ですが、傍で聴いている人の方が顕著に判る音色の違い。。。
しかも、この駒はプロや上級者よりも、一般の二胡愛好家に向けて作りましたから、
特別な腕を持たずとも、中級者のみならず初心者をも、音色の変化で感激させることが出来ます。
また、今までが嘘のように、弾き始めの音が軽く出るようになります。
(※ 八角形の二胡は、皮が薄い為ボリュームという点では効果が薄くなりますが、
弾きやすくなるという点では六角形の二胡と同じく、大変な効果があります)

というより、

これが今後の駒のスタンダードな形になっていくと信じています。
初心者が最初に二胡を手にした時、
楽器として、基本の音が『彪駒』で出る音くらいは出ていて欲しい。
二胡の基準として、『彪駒』で出て来る音が特別でも何でも無く、
二胡から当然出る音色であって欲しいです。
皆さんのお手持ちの楽器はこんな小さい物一つで進化します。
この小さなたった一つの駒の分、皆さんのお手持ちの楽器はまだ完成形ではなかったとも言えます。
皆さんの出す音が、新たに買い替えたりしなくても楽器の基準スタート時点からレベルが変わるのです。

この日いらした数名のお客様は、このちょっと高価な駒の効果に半信半疑でしたが、
実際試して、完全に納得されました。
このブログで騒ぎ過ぎているだけじゃないかと疑っていた方も、
決して大袈裟では無いことを判って下さいました。
「これで¥5000は、安い!」
と断言して下さったお客様もいらっしゃいました。
ですから皆さんも、
ダマされたと思って、一度は是非お試しくださいね!


そんなわけで、今週も忙しく、
店主はもう日曜日にヴァイオリンを持って来る気持ちは無くなったようです。
ご来店の皆様、今週もありがとうございました。

次週は営業時間が短いですのでお気を付け下さいね。
では♪


Comment    この記事についてブログを書く
« 関西方面在住でとりわけ急ぎ... | TOP | 次の記事へ »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | ○営業日の報告日記