皮を張り替えると、音色は変わるのですか?
答えは、
変わりません。
音色そのものは、胴と、棹が作り上げるものです。
二胡の場合、皮は、単なる振動板と考えてよいと思います。
皮が振動して、木の胴と棹を鳴らします。
もちろん、皮の厚みが十分にあれば、皮でつくられる振動に、十分な厚みも出ます。
幅の広い、振動が有るということになります。
みなさんも、何か叩いてみた時、薄い物の方が、単純な音がしやすいというのが、解ると思います。
皮を変えて変わるものは、響きの厚みと言うことが出来ます。
それから、もし、雑音等、の問題が有る時にも、
又、あるいは、音のボリュームダウン等の時にも、有効な結果が出ることが多いのです。
皮は、幾ら養殖とはいえ、蛇は、野外で、木や草のありだで暮らしています。
その時に、まったく傷つかない蛇と言う物は無いと、考えてください。
ですからどんなに小さな傷でも、どこかしらに持っていることが多いのです。
もちろん、皮を張る前に、目に見えるような傷が有れば、その部分は、廃棄しますが、
胴に皮を張った時に、ピーンと張らなければ解らない傷も、有るのです。
これらの傷は、出来上がった二胡、裏からすかして見ると、大変明るい点や、
線として、見えます。
むしろ線として見えるほどのものであれば、商品としては、出せないでしょうが、
まま、その傷が、気がつかずに、出荷されることも有ります。
傷がついているのですから、当然その部分の張力に、斑ができます。
そうでなくとも、二胡の皮は、均一に張られていないと、雑音の原因になってしまいます。
この点、お買い上げの時に、良く見てみるのことを、勧めます。
又、直った傷が、その部分だけ、厚みが変わるということも有ります。
これも、雑音の原因にもなります。
これは、光を透かして見たとしても、解りません。
手で、厚みを調べるしかないことも有ります。
このような時、何が起きるかと言いますと、
一度均一に張って叩いてみたとしても、問題無く、弾き始めても、問題の出ない事もあるのです。
只、時間が立ち、弾きこまれていくに従って、その過っての傷が伸びてきて、雑音の原因になったりすることも、有ります。
これは、作る方でも、解りません。
時間がたたないと出てこないからです。
とにかく、1まい1枚が、違う物ですし、一概に人的なミスとは言えない事も多い物です。
皮による雑音の発生と言うのは、以上のようなことに依っておきやすい物です。
現状の二胡の生産と言うのは、中国では、高胡、京胡、中胡含めて、100万台と言われます。
7000社を超える二胡関連の企業が有ると、言われます。
当然量産体制で作られるものの方が多く、検品ラインが確立していないとすれば、このようなことも、あり得ます。
もちろん、数人体制の、二胡作家の工房も有ります。
このような所の検品体制と言うのは、
日本、中国問わず比較的堅実なことが多いというのは、二胡に限らないでしょう。
光舜堂では、このようなことを、解決するため、皮の張り替えと言うのを、
みなさんにお勧めします。
もちろん、光舜堂の作ったものであれば、5年以内は、無料で張り替えいたします。
二胡の皮と言うのは、いずれは、張り替えなければならないものです。
ですから、お気軽に、張り替えお勧めいたします。
西野和宏
答えは、
変わりません。
音色そのものは、胴と、棹が作り上げるものです。
二胡の場合、皮は、単なる振動板と考えてよいと思います。
皮が振動して、木の胴と棹を鳴らします。
もちろん、皮の厚みが十分にあれば、皮でつくられる振動に、十分な厚みも出ます。
幅の広い、振動が有るということになります。
みなさんも、何か叩いてみた時、薄い物の方が、単純な音がしやすいというのが、解ると思います。
皮を変えて変わるものは、響きの厚みと言うことが出来ます。
それから、もし、雑音等、の問題が有る時にも、
又、あるいは、音のボリュームダウン等の時にも、有効な結果が出ることが多いのです。
皮は、幾ら養殖とはいえ、蛇は、野外で、木や草のありだで暮らしています。
その時に、まったく傷つかない蛇と言う物は無いと、考えてください。
ですからどんなに小さな傷でも、どこかしらに持っていることが多いのです。
もちろん、皮を張る前に、目に見えるような傷が有れば、その部分は、廃棄しますが、
胴に皮を張った時に、ピーンと張らなければ解らない傷も、有るのです。
これらの傷は、出来上がった二胡、裏からすかして見ると、大変明るい点や、
線として、見えます。
むしろ線として見えるほどのものであれば、商品としては、出せないでしょうが、
まま、その傷が、気がつかずに、出荷されることも有ります。
傷がついているのですから、当然その部分の張力に、斑ができます。
そうでなくとも、二胡の皮は、均一に張られていないと、雑音の原因になってしまいます。
この点、お買い上げの時に、良く見てみるのことを、勧めます。
又、直った傷が、その部分だけ、厚みが変わるということも有ります。
これも、雑音の原因にもなります。
これは、光を透かして見たとしても、解りません。
手で、厚みを調べるしかないことも有ります。
このような時、何が起きるかと言いますと、
一度均一に張って叩いてみたとしても、問題無く、弾き始めても、問題の出ない事もあるのです。
只、時間が立ち、弾きこまれていくに従って、その過っての傷が伸びてきて、雑音の原因になったりすることも、有ります。
これは、作る方でも、解りません。
時間がたたないと出てこないからです。
とにかく、1まい1枚が、違う物ですし、一概に人的なミスとは言えない事も多い物です。
皮による雑音の発生と言うのは、以上のようなことに依っておきやすい物です。
現状の二胡の生産と言うのは、中国では、高胡、京胡、中胡含めて、100万台と言われます。
7000社を超える二胡関連の企業が有ると、言われます。
当然量産体制で作られるものの方が多く、検品ラインが確立していないとすれば、このようなことも、あり得ます。
もちろん、数人体制の、二胡作家の工房も有ります。
このような所の検品体制と言うのは、
日本、中国問わず比較的堅実なことが多いというのは、二胡に限らないでしょう。
光舜堂では、このようなことを、解決するため、皮の張り替えと言うのを、
みなさんにお勧めします。
もちろん、光舜堂の作ったものであれば、5年以内は、無料で張り替えいたします。
二胡の皮と言うのは、いずれは、張り替えなければならないものです。
ですから、お気軽に、張り替えお勧めいたします。
西野和宏
これはこれで意外と悲しいものです(笑
で、皮が音色に影響するのかという大命題。。。あれはなかなか素朴で良い質問でしたね。
確かに二胡の音質は木の材料で大きく変わるのは疑いの無いことですね。昔からなんとなく言われてきましたが、西野さんの二胡がそれを証明しているように思います。
では皮はどうか。
その厚み(≒重さ)、面積、張る張力で振動の固有値が変わってきます。(かなり高い張力で皮を張っていると自負している某楽器店のものはどれも金属的余韻が聞こえてくるくらいです。)
太鼓で考えると大太鼓の音がドンなら小太鼓はトンみたいな差がでます。
このドンとかトンみたいな差は楽器自体の音のベースにはなるのでしょう。これは高胡、二胡、中胡みたいな差ですね。
二胡の場合、振動面積はほぼ同じ。皮の厚み、微妙に異なる張力、基本ナマモノである不均一性、皮の張り方、、、これがどれだけ音色に差を与えるか。。。
同じ製作者が皮を張る場合、それほど大きな差が出るのかどうか。
つまり、ナマモノの差以外はほぼ共通化される。→皮での音に大きな差が出にくいのかも。
しかし、通常修理で皮の張替えをお願いすると、、、
皮を含め、張り方など変わる要素が増えた結果として音色が変わると感じることもあるかもしれません。
でも一番は西野さんが調整した結果、音がそれまでとは大きく変わるということは、いかにその楽器のポテンシャルを殺しているかが大きいような気がしてます。
そういう意味でも皮が決定的ということではないのかもしれませんね。
楽器は奥が深いです。。。
おっしゃる通りです。
皮張り替えた時に、やはり少しは変わります。
当然、胴の皮張る部分の振動が、張り方にもより、ボンドの種類にもより、振動が変わります。
いま、世の中に出回っている二胡の、その90%は量産品と考えてよいと思います。
要するに、機械で、皮は均一な物と考えて張っている方法です。
二胡の作家たちが、それぞれの皮の張力考えながら、張っている者はそれほど多くは無いのではないでしょうか。
それら、を供給している楽器屋さんも少ないですし、先生方でも、限られた方のみが、二胡師と言われる方の二胡販売しているのだと思います。
皮は、もちろん厚いいに越したことはありません、理由の一つは、パンと張りきれるからです。均一になりやすいからです。
それと、音色、と言うか音の振動として、沢山の種類を含みやすいというのも有ります。
ですから、北京系のようにひたすら音色より、
ボリュームを追及する場合、敢えて薄いのを使うことも有ります。
等々、皮は、奥が深いです。
おっしゃる通りです。
皮張り替えた時に、やはり少しは変わります。
当然、胴の皮張る部分の振動が、張り方にもより、ボンドの種類にもより、振動が変わります。
いま、世の中に出回っている二胡の、その90%は量産品と考えてよいと思います。
要するに、機械で、皮は均一な物と考えて張っている方法です。
二胡の作家たちが、それぞれの皮の張力考えながら、張っている者はそれほど多くは無いのではないでしょうか。
それら、を供給している楽器屋さんも少ないですし、先生方でも、限られた方のみが、二胡師と言われる方の二胡販売しているのだと思います。
皮は、もちろん厚いいに越したことはありません、理由の一つは、パンと張りきれるからです。均一になりやすいからです。
それと、音色、と言うか音の振動として、沢山の種類を含みやすいというのも有ります。
ですから、北京系のようにひたすら音色より、
ボリュームを追及する場合、敢えて薄いのを使うことも有ります。
等々、皮は、奥が深いです。