二胡作り。

最近ＰＣが不調です。

紫檀の粉やら、胡桃の粉、時にはワックスなど付いた手でそのままキーボードに触りますから、粉だらけだし多分ハードも内部のディスクを見たら、鉄粉でハリネズミのようになっているのでしょう。

可哀そうなＰＣ．

時々ネットに繋がらなかったりして、コントロールパネルを開けて、色々接続やら直したりしながら使っているうちに、ネットでいろいろな物を見ます。

普段は、仕事以外では、ネットでいろいろ見たりしないのですが、いろいろ見てみました。

勿論二胡の事です、ブログが主な物ですが、気が付いたのは、案外二胡を作ったとか、作っているとか画像も出て来ますし、結構二胡作って見たという人多いですね。

ちょっと嬉しくなって、調べてみると、１０人ぐらいはおられます。

作らないまでも皮張り替えたとか、直したという方もおられます。

皆さん相当苦戦しています。

でも微笑ましい感じがします。

がんばれーーと伝えてあげたいのですが、うかつにコメント書くのもどうかなと言う気がして、書きません。

私なんかが二胡作りに参戦して、悪かったかなと、ちょっと気が引けます。

皆さん何が何やら分からにと言う感じでとにかく二胡を作るのを楽しんでおられます。

お一人だけですかね、本格的に中国で二胡の製作会社に入って二胡作りを覚えた方は、

今も中国で作っているのでしょうか、中国からの通販をしているみたいです。

他にも、黒檀を丸ごと刳りぬいて二胡を作った方とか、人工皮まで自分で製作しておられる方とか、私が実際に見せて頂いた物でも、何台か有ります。

みんなそれなりに形も工夫し、面白い物を作っておられます。

胴はどんなものでも、箱になっていれば鳴ります。

極端に言うと、竹の筒でも良いのですから。

或いはカンカラでも良いのです。

中にはペットボトルで作ったのも有りました、流石にこれはマイクで音を拾い出さないと大きな音はしませんでした。

棹は、何でも良いのです。

皆さんが作りやすいのは、ホームセンターで売っている、丸い棒でも良いと思うのです。

或いは、紙筒でも。

胴も紙筒でも問題ありません。

多少、柔らかいですから、塗料で固めても良いかもしれません。

或いは薄い紙を、提灯のように、張り合わせ、何重にも作って５ミリぐらいの厚みにまで厚くしたら、結構良い音になるかもしれません。

簡単なものなら、四角の木の箱でも鳴ります。

お菓子の木箱でも。

皮をどうするのよと言う方もおられるでしょう。

先日、ガラスの二胡のデザインと皮張を頼まれて、その時の依頼が人工皮でということで、私なりにいろいろな素材を試してみたのです。

流石に市販されている、人工皮は良く鳴ります。

三味線や沖縄の三線用の皮だったり、ドラムの皮だったり、色々有りますね。

これらを使うのも良いとは思うのですが、この時に問題は、パンと晴れないという事だと思うのです。

これは、難しいです。道具を作らないといけませんから。

でも皆さんご覧になったことがあると思うのですが、太鼓で皮を紐で引っ張って張力をつけている物があります。

生皮ですから、時々引っ張って張力を回復してやる必要があるからです。

人工皮を、紐で引っ張っても良いと思うのです。

日本の鼓が紐で引っ張っていますね。

もう一つの方法は、紙を使う事です。

紙を何重かに張っておいて、ぬらして在るうちに胴に張ります。

乾くと、紙は収縮しますから、パンと張ります。

蛇皮ほどではなくとも、叩けばパンパンとなるぐらいにはなります。

良く障子の張りたてが良い音をして鳴りますね、あれと同じです。

紙は木の繊維でできていますから沢山重ねると、木の板と同じようになるのですね。

これは試してみて下さい、乾けばそこそこ良い音になります。

何時か、こんな皆さんの周りに在る材料で二胡を作るというのはやってみたいですね。

多分、二胡作りも引退してから、皆さんとこんなのもあるよねと言うような教室、と言うか二胡作りお楽しみ会みたいなの出来たら面白いかもしれません。

多分、３０年後。