このところ、松脂をいろいろ造っています。
勿論、現在市場に出回っているものなども調べています。
ところが製造方法など、あるいは材料のことなど、ほとんど出てきません。
いわゆる噂程度なのです。
唯一・アルシェという会社が、その工程の一部の画像など載せているくらいです。
販売されているものの中には、金箔入りの物などもあります。とても強い音を出します。(その分難点もあります)
多少べたつきのあるもの、かなりべたつかないもの。弦に引っかかりの良いもの、さらっとしているもの。
どれを比べても、決定的に違うという感じが無い気がします。(そこへ行くと、天然の松脂は本当に違いが分かります)
まあ、その天然の松脂を目指して私は作っているのですが。
沢山の松脂を、試していて、(念のためそれぞれの松脂のために新しい弓を作っています)気が付いたのは。
いずれの松脂にしろ、塗りすぎ注意なのです。
塗すぎると、湿度の高いときどうしても水分を含み、さらにべたついた感じになる。
そして、40度くらいでは、半分溶けて、本来なら弓の上で松脂の細かい粒子になっているものが、くっついてしまいます。
そのまま冷めると、薄い板状態に、あるいは大きな塊状態になるのでしょう、弓を弾くとガサガサと不連続な音になってきてしまいます。
松脂を毎日のように塗る方もすごく多いです。確かに毛が傷んでくると松脂の乗りが悪くなるので仕方がないでしょうが、
そうなったら毛替えをした方が良いのではないでしょうか。
最近工房のスタッフの一人が、弓毛を張れるようになりました。
そして今日またもう一人の方に弦堂さんに教えました。さらに来年からはもうひと方に教えようと思います。
しばらくしたら、毛替えは十分できるようになると思います。
話が逸れました。
松脂を調べていて、どの製品にも、多少のオイル部分が含まれています。
そのオイルは必ず時間とともに酸化していきます。そうするとべたつき感が少しずつですが無くなってきます。
皆さん松脂をどのくらいの年月使っていますか?
二胡の方はとてもたくさん松脂を付ける方が多く、長く使っても、3,4年ではないでしょうか、ところがヴァイオリンの人たちは、ほとんと10日に一回、長い人は、月に一回くらい、それも、せいぜい毛の上を1,2回擦るくらいです。
多分、30グラムくらいの松脂でしたら、ほとんど、20年くらい使えるのではないでしょうか。
以前、知り合いのヴァイオリン弾きさんに10年以上使っている松脂を分けてもらいました。確かに同じメーカーの新しいものに比べると、べたつきは少なくなくなっています。熱してみると蒸気の出も同じメーカの新しいものより少ないです。(製品によってはとてもすごい煙が上がり、鼻水やら咳やら、家内r大変な子おtにないrますので皆さんまねしないでください)
その方の話によると、最初の頃よりべたつきが少なく、そして、一音一音がきれいに響くようになった、気がするとのとでした。
松脂は自然物です。いくら人工的に松の樹液から搾り取り、そして熱加工したとしても、気候や温度そして湿度などによって、変化していきます。長く使うとどうやら、熟成していくようなのです。余談ですが、その松脂が、土の中で温度や空気などで、変化していき数十年すると天然の松脂になり、更に数万年すると、琥珀になるのです。
一度塗りすぎないこと、試してみませんか、何か月か松脂を塗らないで弾いてみてください、意外と長持ちするものですよ。
勿論、現在市場に出回っているものなども調べています。
ところが製造方法など、あるいは材料のことなど、ほとんど出てきません。
いわゆる噂程度なのです。
唯一・アルシェという会社が、その工程の一部の画像など載せているくらいです。
販売されているものの中には、金箔入りの物などもあります。とても強い音を出します。(その分難点もあります)
多少べたつきのあるもの、かなりべたつかないもの。弦に引っかかりの良いもの、さらっとしているもの。
どれを比べても、決定的に違うという感じが無い気がします。(そこへ行くと、天然の松脂は本当に違いが分かります)
まあ、その天然の松脂を目指して私は作っているのですが。
沢山の松脂を、試していて、(念のためそれぞれの松脂のために新しい弓を作っています)気が付いたのは。
いずれの松脂にしろ、塗りすぎ注意なのです。
塗すぎると、湿度の高いときどうしても水分を含み、さらにべたついた感じになる。
そして、40度くらいでは、半分溶けて、本来なら弓の上で松脂の細かい粒子になっているものが、くっついてしまいます。
そのまま冷めると、薄い板状態に、あるいは大きな塊状態になるのでしょう、弓を弾くとガサガサと不連続な音になってきてしまいます。
松脂を毎日のように塗る方もすごく多いです。確かに毛が傷んでくると松脂の乗りが悪くなるので仕方がないでしょうが、
そうなったら毛替えをした方が良いのではないでしょうか。
最近工房のスタッフの一人が、弓毛を張れるようになりました。
そして今日またもう一人の方に弦堂さんに教えました。さらに来年からはもうひと方に教えようと思います。
しばらくしたら、毛替えは十分できるようになると思います。
話が逸れました。
松脂を調べていて、どの製品にも、多少のオイル部分が含まれています。
そのオイルは必ず時間とともに酸化していきます。そうするとべたつき感が少しずつですが無くなってきます。
皆さん松脂をどのくらいの年月使っていますか?
二胡の方はとてもたくさん松脂を付ける方が多く、長く使っても、3,4年ではないでしょうか、ところがヴァイオリンの人たちは、ほとんと10日に一回、長い人は、月に一回くらい、それも、せいぜい毛の上を1,2回擦るくらいです。
多分、30グラムくらいの松脂でしたら、ほとんど、20年くらい使えるのではないでしょうか。
以前、知り合いのヴァイオリン弾きさんに10年以上使っている松脂を分けてもらいました。確かに同じメーカーの新しいものに比べると、べたつきは少なくなくなっています。熱してみると蒸気の出も同じメーカの新しいものより少ないです。(製品によってはとてもすごい煙が上がり、鼻水やら咳やら、家内r大変な子おtにないrますので皆さんまねしないでください)
その方の話によると、最初の頃よりべたつきが少なく、そして、一音一音がきれいに響くようになった、気がするとのとでした。
松脂は自然物です。いくら人工的に松の樹液から搾り取り、そして熱加工したとしても、気候や温度そして湿度などによって、変化していきます。長く使うとどうやら、熟成していくようなのです。余談ですが、その松脂が、土の中で温度や空気などで、変化していき数十年すると天然の松脂になり、更に数万年すると、琥珀になるのです。
一度塗りすぎないこと、試してみませんか、何か月か松脂を塗らないで弾いてみてください、意外と長持ちするものですよ。