大殿様とワタクシが、108城に先生に来ていただいてバイオリンのレッスンを受けている、
というのは、ブログでお話ししたことありましたっけ。。。?
受けているのですよ、レッスン。
108城の敷地のすぐお隣にシュタイナー教育の学校がありまして、
そこで教える先生に、月にいっぺん城にもお立ち寄りいただいているのです。
事の始まりは、時折聴こえてくる、微笑ましい技術での かの弦楽器の音色。。。
ある日、髭のバイオリン製作者は、その音色に引かれるように校舎に入って行きました。
(不審者じゃありませんよ!
108城では、その学校の生徒達がこねて固めた謎のモノを焼く為に窯を使わせてあげたり、
年に1度、上級クラスの男の子が一人ずつ社会体験期間で疑似労働する時の受入れ先もしていますから、
髭男はそこの校長先生とは懇意です)
そして、音を頼りに先生の居る教室に辿り着いた髭男、
「学校の帰りがけにあと2人ほど見てはくれまいか」と直談判。
かくして我々二人組の珍レッスンは始まりました。
髭のバイオリン製作者の望みは唯ひとつ、
「とにかく自分が作るバイオリンの為に、良い音を鳴らしたい」
それだけ。
ワタクシはと言えば、
「工房に持ってきたが最後、最近すっかり自分所有のバイオリンを髭男に持っていかれ使えない。
どうやら髭男はレッスンを始めるらしいから、ここは便乗しよう。。。」
という思惑。
さて、髭男は熱心です。
毎日、毎日、実によく練習しています。
早朝、隙間時間、深夜。。。
音の近隣事情は全く問題が無い環境なので、時間が許す限り弾いています。
何をって?
ひたすら、ただ音階だけを。
時々仕事が忙しく、やむなくキャンセルさせていただいた月もありましたが、
レッスンを始めてから、もうかなりの月日が経ちました。
ですが、我々に際立った成長の変化はありません。
それは、
髭男は音階しか弾かないし、ワタクシはちっとも練習していないからです。
「ほぉさんダメじゃん、私みたいにもっと練習しなきゃ!」
ヒトのバイオリンを持って行きっぱなしなのに、得意そうに言うのが憎たらしい。
ワタクシ、城へはお仕事で来てますから、若武者達の手前、そうそう自由に練習出来ません。
それに、髭男は城の主ですから、どんな下手な音出し続けても若武者達は我慢します。
でも、×2、はキツイでしょう。。。
しかも、「仕事しないで何遊んどるんじゃ」となりますぜ、ダンナ。
おうちで練習したいなぁ、と思っても、
製作の研究材料として常に木工所で粉だらけになってますから、
取り上げて家に持ち帰ることも出来ず。。。
これ、言い訳でしょうか、皆さんっっっ?
さて、そんな訳で、
先生がいらっしゃると、二人して音階練習だけ毎回見ていただく次第。。。
ワタクシは毎回、前回のところに戻るだけなので進歩が無く、
店主は、音階以外の練習はヤル気が無いので身に入らず状態。。。
でも、良い先生なんです!
笑い上戸で、我々の珍レッスンはツボにハマりやすいらしく、
どんな珍プレイも いつもケラケラ笑い飛ばしてくれます。
(笑うしかない、って思われてるんでしょうか???)
「構えだけは一流奏者みたい(by先生)」な髭男の音色は、
「ぬめっとして(by先生)」、
「粘着質っぽくて(by先生)」、
「身体の大きさの割にヒヨヒヨな音(by先生)」。
「ああっ、どうしよう、フォローしようと言えば言うほど どんどんヒドい表現になっちゃう~!」
と困ったように笑い転げながら、先生言いたい放題(笑)。
だいたい、
レッスンの度に部屋の家具のレイアウトが変わって(製作物の保管場所だからです)、
毎回違う椅子に座らされたり、
生徒は全身木の粉だらけ、バイオリンも粉だらけ、なんてレッスン、
先生には前代未聞だし、今後も無いでしょう。
「あ、譜面台が壊れた」と、目の前でいきなり鉄のパイプを補強に、
ガムテープをグルグル巻きつけ始める生徒もいないでしょう。
手の厚みが尋常ではないので、演奏時バイオリンのくびれ部分に普通の人は引っかかったりしないのに、
分厚い手が引っかかる。
これまた、手の厚みが尋常ではないので、間違った手の構え方かと思ったら厚みの分でそう見えないだけで、
実は合ってた、とか。
先生、始終笑いっぱなしです。
「笑うことは健康に良い」と、どこかで聞きましたが、
だとすると、我々のレッスンで先生は相当健康になったはずです。
というのは、ブログでお話ししたことありましたっけ。。。?
受けているのですよ、レッスン。
108城の敷地のすぐお隣にシュタイナー教育の学校がありまして、
そこで教える先生に、月にいっぺん城にもお立ち寄りいただいているのです。
事の始まりは、時折聴こえてくる、微笑ましい技術での かの弦楽器の音色。。。
ある日、髭のバイオリン製作者は、その音色に引かれるように校舎に入って行きました。
(不審者じゃありませんよ!
108城では、その学校の生徒達がこねて固めた謎のモノを焼く為に窯を使わせてあげたり、
年に1度、上級クラスの男の子が一人ずつ社会体験期間で疑似労働する時の受入れ先もしていますから、
髭男はそこの校長先生とは懇意です)
そして、音を頼りに先生の居る教室に辿り着いた髭男、
「学校の帰りがけにあと2人ほど見てはくれまいか」と直談判。
かくして我々二人組の珍レッスンは始まりました。
髭のバイオリン製作者の望みは唯ひとつ、
「とにかく自分が作るバイオリンの為に、良い音を鳴らしたい」
それだけ。
ワタクシはと言えば、
「工房に持ってきたが最後、最近すっかり自分所有のバイオリンを髭男に持っていかれ使えない。
どうやら髭男はレッスンを始めるらしいから、ここは便乗しよう。。。」
という思惑。
さて、髭男は熱心です。
毎日、毎日、実によく練習しています。
早朝、隙間時間、深夜。。。
音の近隣事情は全く問題が無い環境なので、時間が許す限り弾いています。
何をって?
ひたすら、ただ音階だけを。
時々仕事が忙しく、やむなくキャンセルさせていただいた月もありましたが、
レッスンを始めてから、もうかなりの月日が経ちました。
ですが、我々に際立った成長の変化はありません。
それは、
髭男は音階しか弾かないし、ワタクシはちっとも練習していないからです。
「ほぉさんダメじゃん、私みたいにもっと練習しなきゃ!」
ヒトのバイオリンを持って行きっぱなしなのに、得意そうに言うのが憎たらしい。
ワタクシ、城へはお仕事で来てますから、若武者達の手前、そうそう自由に練習出来ません。
それに、髭男は城の主ですから、どんな下手な音出し続けても若武者達は我慢します。
でも、×2、はキツイでしょう。。。
しかも、「仕事しないで何遊んどるんじゃ」となりますぜ、ダンナ。
おうちで練習したいなぁ、と思っても、
製作の研究材料として常に木工所で粉だらけになってますから、
取り上げて家に持ち帰ることも出来ず。。。
これ、言い訳でしょうか、皆さんっっっ?
さて、そんな訳で、
先生がいらっしゃると、二人して音階練習だけ毎回見ていただく次第。。。
ワタクシは毎回、前回のところに戻るだけなので進歩が無く、
店主は、音階以外の練習はヤル気が無いので身に入らず状態。。。
でも、良い先生なんです!
笑い上戸で、我々の珍レッスンはツボにハマりやすいらしく、
どんな珍プレイも いつもケラケラ笑い飛ばしてくれます。
(笑うしかない、って思われてるんでしょうか???)
「構えだけは一流奏者みたい(by先生)」な髭男の音色は、
「ぬめっとして(by先生)」、
「粘着質っぽくて(by先生)」、
「身体の大きさの割にヒヨヒヨな音(by先生)」。
「ああっ、どうしよう、フォローしようと言えば言うほど どんどんヒドい表現になっちゃう~!」
と困ったように笑い転げながら、先生言いたい放題(笑)。
だいたい、
レッスンの度に部屋の家具のレイアウトが変わって(製作物の保管場所だからです)、
毎回違う椅子に座らされたり、
生徒は全身木の粉だらけ、バイオリンも粉だらけ、なんてレッスン、
先生には前代未聞だし、今後も無いでしょう。
「あ、譜面台が壊れた」と、目の前でいきなり鉄のパイプを補強に、
ガムテープをグルグル巻きつけ始める生徒もいないでしょう。
手の厚みが尋常ではないので、演奏時バイオリンのくびれ部分に普通の人は引っかかったりしないのに、
分厚い手が引っかかる。
これまた、手の厚みが尋常ではないので、間違った手の構え方かと思ったら厚みの分でそう見えないだけで、
実は合ってた、とか。
先生、始終笑いっぱなしです。
「笑うことは健康に良い」と、どこかで聞きましたが、
だとすると、我々のレッスンで先生は相当健康になったはずです。
あの辺にも、そんな学校があったのですね。さすが、中央線沿線・・・。芸術オタクには、ほんとに魅力的な地域で、うらやましいというか、すごくなつかしいです。
ところで、西野さんの体格は、ビオラにぴったり。ちびで、でかいビオラが弾けない私には、これまたうらやましい限りです。
このまえ、バッハのバイオリンの無伴奏の曲のビオラ編集版を買って見たのですが、私のビオラの先生にはなしたら、「あんた、あんな速いの、(素人の)ビオラ弾きには無理無理。弾きたいなら、バイオリンやんなさい。」とバイオリンを薦められてしまいました。(でも、バイオリンでも、無理ちゃう?・・)
西野さんのバイオリンの記事読むたびに、フラフラと誘惑にまけそうな今日この頃です・・・・
あ・・・二胡も、改良してもらいにいきたいなあ、いつになるやら・・・
まだ今のところ音が出るような状態ではないですよ。
ばらばら、いつの事やら、音出しは。