これもたくさん質問を受ける項目ですね。
この4種類、実はみな同じ、『小葉紫檀』です。
と言うより同じ木から製材した物です。
木の下の方の元に近い部分、芯に近い部分。
割れなどがあって、大分酸化が進んだところのすぐそばの物。
等々、同じ木の中でも部分によって色も違いますし、
当然音色も違います。
また時間がたつと、一番上のような色合いに全ての『小葉紫檀』は進んでいきます。
これを、全て見分けろと言うのは、先生方にも中国の楽器屋さんにも出来ない事です。
たぶん作っている人達だけが分かることでしょうね。
それと演奏家達でしょう。
見ただけではわからなくても楽器として弾いてみると、音色としては、ある一定の幅の中に納まりますし、
明らかに他の材料とは音が違います。
正に二胡の音色実現するための材料と言ってよいでしょうね。
『小葉紫檀』の良い所は比較的動きにくい、但し1級材と言われる木の芯に近い部分は、後から割れが来る場合もあります。
私も気が付かなくて前の日に弾いていたのに、あくる日に亀裂が入っているなどという事もあり得ます、
なんだか傷物を売りつけられたという事では無くむしろ木の芯に近い部分を使った良い物だという風に考えた方が良いですし、このような傷や割れは比較的簡単に直ります。
『小葉紫檀』の特徴のもう一つは、比較的柔らかく、棹に作ると、曲がりやすいのです。
今までに何本も曲がっているのを直しています。
ですから私としては、と言うより中国でも一級の楽器は、棹を硬い芯のところを使っているものが多いです。
例え後からひびが入ったりしたとしても驚かないでください、簡単に直ります。
また、うちの『小葉紫檀』の楽器では、もっと硬い『黒檀』を使ったり、あるいは『ブラジリアンローズ』を使う事もよくあります。
むしろ棹が違う材料ですと複雑な良い音色になりますので、棹だけ違う材の楽器を使う中国の演奏家もいます。
それから。
これらも『紫檀』として販売されています。
上から、『手違い紫檀』。(チンチャン、青香)これ削っているとシナモンの香りがするのです。
『紫檀』にしては、甘さが無く、むしろ明るくて強い音がします。
なんだか、やたらに強い音のする『紫檀』と言われるのはこの『手違い紫檀』が多いです。
次のが、いわゆる『本紫檀』として、売られていたものです。
これは『マダガスカルローズウッド』と呼ばれますし、またの名を『パリサンダー』ともいわれ、マリンバによく使われる木です。
これも時間がたつと、『小葉紫檀』と間違えやすい物ですが、多少重さが軽いのですし導管が多いです。
ですから空気層が多くとても良く鳴ります。
『紫檀』にしては甘い音はするがなんだか『花梨』のように良く響くなと言うのはこの木が多いです。
3番目は、『インドローズウッド』、(いわゆる『インド紫檀』とは違います)
これはギターなどではかなりの銘品ですし、『小葉紫檀』より硬くて、強い材料です。
ただ甘さがあるという音色には聞こえませんが、遠くまでよく届く、独特の音がします。
これらが、全て、単に『紫檀』の二胡として、売られています。
これを見分けるというのは専門家以外にいないでしょうね、特に、時間がたつと全て、黒檀と見間違えるような黒さになります。
唯一見分けられるとしたら、
棹を抜いて、中の色を見るか、少し削ってにおいをかぐかですね。
これらの木は全てアロマに使えるぐらいに良いにおいがします。
そしてそれぞれ独特の匂いです。
後は、ここ10年ぐらいで始めた『アフリカ紫檀』、あるいは『大葉紫檀』、などでしょう。
このほかに、案外高級な楽器に多いのが、『ソノケリン』と言うインドネシアの材料です。
これは『インドの小葉紫檀』をインドネシアに移植した物です、
音色は『小葉紫檀』より強めの、『手違い紫檀』と『小葉紫檀』とが混ざったような音?と言うしかありません。
しかし重量感のあるとても良い響きです。
問題はこの木は動き易いです、ですから、胴割れを起こすものもまれにあります。
本当にたまにですが、中国でも『ブラジリアンローズウッド』を、二胡に作る場合もあります、
『ブラジリアンローズウッド』は、二胡の材料としては、『小葉紫檀』に次ぐくらい高級なものです。
たぶん、スリランカの、『真黒(黒檀)』、あるいは『シャム柿』などと同じくらいに、珍しいものではあります。
後最近は『アフリカ紫檀(パーッロッソ)』という木が使われ始めていますが、これに関しては別の項目で、
かなりラフな説明ではありますが今二胡に使われている『紫檀』系は以上のような状態です。
この4種類、実はみな同じ、『小葉紫檀』です。
と言うより同じ木から製材した物です。
木の下の方の元に近い部分、芯に近い部分。
割れなどがあって、大分酸化が進んだところのすぐそばの物。
等々、同じ木の中でも部分によって色も違いますし、
当然音色も違います。
また時間がたつと、一番上のような色合いに全ての『小葉紫檀』は進んでいきます。
これを、全て見分けろと言うのは、先生方にも中国の楽器屋さんにも出来ない事です。
たぶん作っている人達だけが分かることでしょうね。
それと演奏家達でしょう。
見ただけではわからなくても楽器として弾いてみると、音色としては、ある一定の幅の中に納まりますし、
明らかに他の材料とは音が違います。
正に二胡の音色実現するための材料と言ってよいでしょうね。
『小葉紫檀』の良い所は比較的動きにくい、但し1級材と言われる木の芯に近い部分は、後から割れが来る場合もあります。
私も気が付かなくて前の日に弾いていたのに、あくる日に亀裂が入っているなどという事もあり得ます、
なんだか傷物を売りつけられたという事では無くむしろ木の芯に近い部分を使った良い物だという風に考えた方が良いですし、このような傷や割れは比較的簡単に直ります。
『小葉紫檀』の特徴のもう一つは、比較的柔らかく、棹に作ると、曲がりやすいのです。
今までに何本も曲がっているのを直しています。
ですから私としては、と言うより中国でも一級の楽器は、棹を硬い芯のところを使っているものが多いです。
例え後からひびが入ったりしたとしても驚かないでください、簡単に直ります。
また、うちの『小葉紫檀』の楽器では、もっと硬い『黒檀』を使ったり、あるいは『ブラジリアンローズ』を使う事もよくあります。
むしろ棹が違う材料ですと複雑な良い音色になりますので、棹だけ違う材の楽器を使う中国の演奏家もいます。
それから。
これらも『紫檀』として販売されています。
上から、『手違い紫檀』。(チンチャン、青香)これ削っているとシナモンの香りがするのです。
『紫檀』にしては、甘さが無く、むしろ明るくて強い音がします。
なんだか、やたらに強い音のする『紫檀』と言われるのはこの『手違い紫檀』が多いです。
次のが、いわゆる『本紫檀』として、売られていたものです。
これは『マダガスカルローズウッド』と呼ばれますし、またの名を『パリサンダー』ともいわれ、マリンバによく使われる木です。
これも時間がたつと、『小葉紫檀』と間違えやすい物ですが、多少重さが軽いのですし導管が多いです。
ですから空気層が多くとても良く鳴ります。
『紫檀』にしては甘い音はするがなんだか『花梨』のように良く響くなと言うのはこの木が多いです。
3番目は、『インドローズウッド』、(いわゆる『インド紫檀』とは違います)
これはギターなどではかなりの銘品ですし、『小葉紫檀』より硬くて、強い材料です。
ただ甘さがあるという音色には聞こえませんが、遠くまでよく届く、独特の音がします。
これらが、全て、単に『紫檀』の二胡として、売られています。
これを見分けるというのは専門家以外にいないでしょうね、特に、時間がたつと全て、黒檀と見間違えるような黒さになります。
唯一見分けられるとしたら、
棹を抜いて、中の色を見るか、少し削ってにおいをかぐかですね。
これらの木は全てアロマに使えるぐらいに良いにおいがします。
そしてそれぞれ独特の匂いです。
後は、ここ10年ぐらいで始めた『アフリカ紫檀』、あるいは『大葉紫檀』、などでしょう。
このほかに、案外高級な楽器に多いのが、『ソノケリン』と言うインドネシアの材料です。
これは『インドの小葉紫檀』をインドネシアに移植した物です、
音色は『小葉紫檀』より強めの、『手違い紫檀』と『小葉紫檀』とが混ざったような音?と言うしかありません。
しかし重量感のあるとても良い響きです。
問題はこの木は動き易いです、ですから、胴割れを起こすものもまれにあります。
本当にたまにですが、中国でも『ブラジリアンローズウッド』を、二胡に作る場合もあります、
『ブラジリアンローズウッド』は、二胡の材料としては、『小葉紫檀』に次ぐくらい高級なものです。
たぶん、スリランカの、『真黒(黒檀)』、あるいは『シャム柿』などと同じくらいに、珍しいものではあります。
後最近は『アフリカ紫檀(パーッロッソ)』という木が使われ始めていますが、これに関しては別の項目で、
かなりラフな説明ではありますが今二胡に使われている『紫檀』系は以上のような状態です。