二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

変形二胡の頭!

2022-10-24 12:12:26 | 二胡の救急箱に書かなかったこと
これなんだか少し変わっていませんか?
でも、キリっとしてカッコ良いですよね、と思っています。
もとの形は
この二胡は10年ほど前まだ渋谷に光舜堂があったころ、皮の張替えをさせていただいたものです。
10年経ってとても良い音に育っています。
この頭に黒檀の木を乗せたのは、当時二胡の頭は何故小さいのか考えていた時に、いろいろ試してみて、もっと二胡の頭は大きい方が棹の鳴りがよく鳴ると考えたのです。
これ以後ですね西野二胡の頭も大きくなったのです。
馬頭琴にしろ三味線にしろ、三線、琵琶みな頭は大きいです、単にデザインだけの問題では無いと思うのです。
ヴァイオリンなども多少とも頭の大きさで楽器全体の音が変わります。
小さくて良いのならもっと違ったデザインもあったはずなのですし、初期のヴァイオリンには様々な形もあったのです。
そんな西野二胡の制作のデザインのきっかけになった二胡に10年ぶりに出会えた光舜堂工房の営業日でしたが、他にも縞黒檀や桑の二胡。
この二胡高音の鳴りの凄さはピカ一でした。
お客さんが空山鳥語弾いてくださってその小鳥の声にネオちゃんもビックリでした。
そうそう、桑の二胡もう一台あるのですが、この桑の二胡棹の油分がすごくて、木全体の色もとても良くは鳴るのですが、棹の木軸の穴に油分がたまることもあるくらいに油分の多い木です。この様に油分の多い木の場合ワックイもそのままでは効果が半減します、少し滑るようになります、その時には一度木軸と棹の穴の中をアルコールでよくふいて油分を拭き取ってください。
希に、本当に高級な小葉紫檀などでもそのようなことがあります。
本当に希ですが。
その他今週は、営業日では無かったですが、お客さまがCDMの張替え低音二胡を取りに来られたり、またご一緒にいらしたお友達も新たにCDMの低音二胡化に来られたりもしていますね。
皆さん、まだまだ建築の足場の階段を恐れげもなくさらさらと上ってこられています。
また、沢山のお菓子やお花の差し入れ大変ありがたいことです。

本当にありがとうございます。ほぉさんがとても喜びますし、ネオちゃんもお花大好きです。ありがたいことです。
こんな、先週の営業日でした。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ。



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