ネ「光舜堂の物って色々古い物の真似ですよね」
ニ「真似っちゃア真似だけど!」
ネ「だって、この間の純毛のコントロールマット、あれは昔はスポンジも無いし合成繊維もなかったでしょ。それに松脂も昔の物真似て作ったんですよね」
二「そうだよ。楽器もね昔の90年くらい前の物の構造を真似たんだけれど、、真似っと言っては身も蓋もないよ!!!」
ネ「そうですね!松脂作り出すの大変だったですものね」
二「そうそう!昔は天然の物の中から選んで使っていただけだから、その中の良いものを安定して作れるようにしたんだよ」
ネ「随分沢山無駄作りましたものね。あれどうしましょうかね?」
ニ「あれはね取っておいて、塗料作るのヴァイオリンの」
ネ「塗料ですか?」
ニ「昔はね、ストラデヴァリもみな自分で塗料を作っていたんだよ。松脂原料にして。」
ネ「それも真似ですか」
ニ「真似と言っても、今はなくなったっ物だからね、新たに作り出すのと変わらないよ、松脂大変だったでしょ」
ネ「ほんとにーー、今でも大変ですけれどね」
ニ「こういうのを温故知新というんだよ?うーん!少し違うかな?オンコソリョウ」
ネ「??????」
ニ「温故知新ではなく、温故甦良。古い物を調べてその良さを復活する」
ネ「そういえばこのコートお祖母さんが若いころ来ていたカシミヤなんですよ。古くても良いものは手触りも良いですね。ふわふわ」
ある日の会話でした。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ