棹にはどうしても、松脂が付きます。
それも二胡の左側ですね。
これは、弓を木軸にかけて消すにしまう時に、弦と差をを布地などで保護しておかないと、
弓毛が当たって、棹に松脂が付きます。
まずこの松脂と取り方ですが。
カッターナイフの刃を立てて、
そうです棹に垂直に立てて、軽く松脂の上を滑らせると、次第に取れてきます。
軽くやれば、棹の表面についている松脂だけとれます。
しかし完全に取るには、この後、アルコールでふき取ってやれば木目の中に入ったものも取れます。
(もしかしたら最近アルコールあまり売っていないかもしれませんね、ほんとにコロナ、気を付けてください)
ちなみに、マニキュアの除光液でも取れますが、木の色が少し変わることもあります。
長年棹についてしまった松脂はかなり手ごわいです。
紙やすりで軽くこすったくらいではなかなかに取れません。
強く紙やすりで擦れば、とれはしますが、松脂以外の木も少しは削れてしまいます・
松脂をたくさん、それこそ毎日のように塗る人多いです。
これは馬毛が傷んでくるとどうしても、馬毛のキューティクルが傷んで松脂の付きが悪くなると、たくさんそして始終塗ることいなってきます。
毛をはじいてみると松脂の粉が,まるで煙幕の様に飛ぶくらい塗る方もいます。
松脂は、毎日塗りなさいとおしれる方も多いですからこれは致し方ないのかもしれません。
松脂は、粒子が細かいですから、木目の中に食い込んでしまうことが多いです。
弓の毛に着いた松脂は、ケースの中でも、広がります。
長井い間同じケースを使用していると、ケースをはたいてみると、松脂の粉が飛ぶことも多いです。
あるお客さまが、
楽器をしまう時に、弓を取り外して、しまっていました。
この方はネクタイの中に差し込んでいたのですが、これは大変良いアイデアでしたね。
棹も汚れず、楽器も、ケースも松脂の粉で汚れずに済んでいます。
弦と棹を保護する布地というのはネットのショップなどでも販売されていますが、
この弓を外して、布地で弓をくるむというのはなかなか、めんどくさそうですが、3分もあれば、早い人なら1分もあればできることですし・
もう一つ良いことは、弓に松脂を塗る時に、弓の毛全体に大変塗りやすくなることです。
弓を楽器につけたまま、松脂を塗りますと、どうしても楽器を保護するため、左腕で抱えるために、
弓全体にきれいに松脂を塗るのが難しくなりますね。
そうすると手元か先端化松脂が足らずに音になりにくい部分も出てきます。
音のためにも楽器のためケースのためにも、松脂を塗る時には、楽器から、外して塗るようにした方が良いとは思います。
その上この時に楽器を落とす人もかなりいらっしゃいます。
様々な意味で、演奏が終わったら、弓を取り外して、
弓の方を布地でくるんだらどうでしょうか。
ほんとに、3分あれば、出来るのです。