二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

誠に申し訳ありませんが、麗風音風の制作がさらに遅れます。

2020-10-31 09:14:52 | 二胡の救急箱に書かなかったこと
「甘えるな!」と一般的には言われるのでしょうね。

それも重々承知しております。

いわゆる世間の常識から行けば、仕事は仕事でしょう、個人的な健康など、「納期」を伸ばすことなど全く考えられないのではあります。

私もこの50年ほど、納期の厳しい内装や家具の制作の世界で仕事ををしていましたので、体調が悪かろうが、納期は守ってきています。

以前、友人が交通事故で亡くなり、残った仕事を、そこのお弟子さんと、周り中の工芸仲間たちを呼び集めて、仕事を完了させたことなどもありました。

ただ私としましては、この仕事、麗風音風作りは、ほぉさんの手と目が在って成り立ってきたものだと考えています。

確かに、教えたのは私ですから私がすべて、馬毛の選別からやって、弓に仕上げることもできます。

また時間をかけさえすれば周りには、クラフトマンもたくさんおり、また、美大の学生の中の器用な子に教えればできるとは思いはするのですが、

ほぉさんの様に、最終チェックで「はい。これはやり直して!}と非常にも突き返されるようなことはないでしょう。

勿論、私だけでも、出来はするのですが、病床にあっても、この弓つくりに気持ちをかけているほぉさんを、今は除外したくないのです。

病気と闘いながらも、少しづつ進めてきた弓つくりは、大切にしたいという私の気持ちです。

お待ちいただいている方には大変申し訳ないのですが、もうしばらくお待ちいただけますでしょうか。

またもしかしたら、「そんな勝手なことを言って、、待っていられない!」という、お客様もいらっしゃるでしょう。

勿論キャンセルしていただいて構いません。

それと、そのほかの弓に関して、

約6年前に作り始めた福音弓ですが、このところ、少しずつですが弓毛の張替えが出てきています。

毎日一時間以上弾く方はそろそろ、毛替えを検討してもよいかもしれませんね。

東風西風は、来月から、作り始めます。

大変人気の高い東風ですが、やっと依然と同じような質の毛が入りまして、制作ができるようになって来ています。

現在も、金沢のニコミュージックラボさんや、二胡姫さんを通じてご注文やお問い合わせなど来ていす、やっと、体制が整いましたので

来月末からは通販も始められるようになるかと考えております。

またその時には、このブログにも書かせていただきます。


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