二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

奥様はスリムがお好き!

2019-03-12 11:53:19 | 二胡の救急箱・補習講座
ご存じだろうか?

かなりの二胡愛好家が細い竹の弓が好き。

理由はいろいろ。

手が小さいから、力がないから。

そしてまた、ご存じだろうか?

プロの演奏家は女性でも、かなり太目の竹の弓を使っているという事を。

弓の竹は細いものでも,6,5ミリ。

太いもので、8,5ミリくらいです。

中には、まれに9ミリくらいのものもありますが、これは中胡用の弓として販売されているものが多いです。

細いの太いのといってもその差は2ミリくらいですが、

竹の性質で、この差は大きいのです。

6ミリ代の弓は、相当柔らかく曲がります。

いくら力のない細身の方でも、本当に脱力して、手の重さを乗せて弾いた時には、

この細い竹ですと、かなり手元を握りこまないと、竹がふらふらします。

当然、手に力が入りますから、脱力しにくくなるのです。

脱力できない、脱力難しいといっても、

皆さんは日常、車に乗る時、ハンドルを力を込めて握ってはいないと思いますし、

重い買い物をぶら下げて、ご帰宅するときには、脱力しています。

力こぶを入れて持ち上げながらあるっていたら5分も持たないでしょうし。

そんなことを日常していたら、皆さんとんでもなく疲れます。

二胡の弓も同じです。

力を入れて持ち上げようとするから、少しでも、軽いものが良い、ということになるのではありませんか。

そして、太さのある竹で弓に作ったとしても、弓そのものの重さは,50グラム前後です。

細い竹ですと、35グラム前後のものも販売されています。

プロの方でも40グラムくらいの弓を使う方もいますが、

これらの竹は、かなり固く反発力の強いものです。

脱力して手の重さが乗っても竹がプルプル震えないのです。

まあ、なかなか、お目にかかれません。

竹の反発力や馬毛の量にもよりますが、45グラム前後を超えると、

二胡の弓は、重さだけでよい音が出ます。

あとは竹の反発力と硬さと、毛の量、それらが微妙に係わって気はしますが、

持つな、握るな、二胡の弓。

です。

良い弓に出会えるとよいですね。








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