現状の二胡という楽器の中で弓ほどその、実情を反映しているものはないような気がします。
楽器そのものもそうですが、
弓は、製造されて、販売されて、お客様の手元に届くまで、
その製品の状態を管理しているものがいないのです。
二胡の弓は、弾いてみないとその良い悪しはわかりません。
最低でも、かなり経験年数のある方が、弓を手にもってそのバランスと、
竹の硬さ、撓り、粘り、を曲げたりして、確かめ、
毛の張り具合を眺め、毛質を手に取って調べて、何とかわかるそうですが、
これはかなり、様々な弓を弾いてきた経験がないと難しいかもしれません。
その方達にしても、本当の良し悪しは、弾いてみないとわからないそうです。
ところが現状、二胡の弓は、皆さんのところに届くときは、松脂が塗ってありません。
要するに、誰も弾いたことがないのです。
それから、同じメーカーの同じ金額の弓でも、そのレベルの差がかなりあるという事です。
光舜堂にご来店のお客様は、様々なメーカーの弓、を持っていらっしゃいます。
弓にメーカーの名前が書いてあり同じ金額のものでも、其の当たり外れは、かなりあります。
ある有名な弓の制作者の同じ金額のものを何本も弾きましたが、
バラバラ、どうしてこの弓がこの金額なのと、確かに、細部のデザインや仕様は同じではあるのですが。
二胡そのものは、いままできちんと調整さえすれば、まあ、何とか良い音になります。
ただし、最初から蛇皮が緩いものは別にして、
しかし、弓の悪いものは、演奏者の弾き方さえ悪くしてしまいます。
弓の悪い例。
竹が、細すぎて、柔らかすぎる。
軽く脱力して弓を弾くと、竹が胴の下側にまで曲がってしまうようなもの。
これとても多いです。
弓を動かすと、プルプル震えてしまい、自然に手で握りこんでその震えを抑え込んでしまう。
脱力して、手の重さをかけられない。
結果脱力など全くできない演奏になってしまいます。
また硬すぎて、手の動きになじんでくれないもの。
致し方なく、弓毛をゆるめて、手首やひじを過剰に動かさなければいけなくなります。
竹に反発力がなく、音の頭出しができにくく、無理やり弦に弓毛を押し付けるようにして、音の頭出しができます。
しなりがない場合、竹の先端を使っての演奏がしにくくなります。
竹は自然のものですから、これらの要素をすべてクリアーしてくれるものではないのですが、
それでも、ある程度制作の時の加工で、一定のレベルのものはできるのはわかってきました。
せめて、同じ金額なら、同じレベルのものをそろえてほしいものです。
あるいは販売者が、試してみて、ダメなものは廃棄し、
レベルをある程度、揃えてほしいですね。
楽器そのものもそうですが、
弓は、製造されて、販売されて、お客様の手元に届くまで、
その製品の状態を管理しているものがいないのです。
二胡の弓は、弾いてみないとその良い悪しはわかりません。
最低でも、かなり経験年数のある方が、弓を手にもってそのバランスと、
竹の硬さ、撓り、粘り、を曲げたりして、確かめ、
毛の張り具合を眺め、毛質を手に取って調べて、何とかわかるそうですが、
これはかなり、様々な弓を弾いてきた経験がないと難しいかもしれません。
その方達にしても、本当の良し悪しは、弾いてみないとわからないそうです。
ところが現状、二胡の弓は、皆さんのところに届くときは、松脂が塗ってありません。
要するに、誰も弾いたことがないのです。
それから、同じメーカーの同じ金額の弓でも、そのレベルの差がかなりあるという事です。
光舜堂にご来店のお客様は、様々なメーカーの弓、を持っていらっしゃいます。
弓にメーカーの名前が書いてあり同じ金額のものでも、其の当たり外れは、かなりあります。
ある有名な弓の制作者の同じ金額のものを何本も弾きましたが、
バラバラ、どうしてこの弓がこの金額なのと、確かに、細部のデザインや仕様は同じではあるのですが。
二胡そのものは、いままできちんと調整さえすれば、まあ、何とか良い音になります。
ただし、最初から蛇皮が緩いものは別にして、
しかし、弓の悪いものは、演奏者の弾き方さえ悪くしてしまいます。
弓の悪い例。
竹が、細すぎて、柔らかすぎる。
軽く脱力して弓を弾くと、竹が胴の下側にまで曲がってしまうようなもの。
これとても多いです。
弓を動かすと、プルプル震えてしまい、自然に手で握りこんでその震えを抑え込んでしまう。
脱力して、手の重さをかけられない。
結果脱力など全くできない演奏になってしまいます。
また硬すぎて、手の動きになじんでくれないもの。
致し方なく、弓毛をゆるめて、手首やひじを過剰に動かさなければいけなくなります。
竹に反発力がなく、音の頭出しができにくく、無理やり弦に弓毛を押し付けるようにして、音の頭出しができます。
しなりがない場合、竹の先端を使っての演奏がしにくくなります。
竹は自然のものですから、これらの要素をすべてクリアーしてくれるものではないのですが、
それでも、ある程度制作の時の加工で、一定のレベルのものはできるのはわかってきました。
せめて、同じ金額なら、同じレベルのものをそろえてほしいものです。
あるいは販売者が、試してみて、ダメなものは廃棄し、
レベルをある程度、揃えてほしいですね。